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薬キャリは電話しつこい?→登録先を間違えなければ心配なし

薬キャリは、薬剤師転職サイトの中でも「しつこい」という口コミがほとんどありません。

しかしネット上には「しつこい」という口コミがちらほらあるようなので、実態を検証しました。

この記事の要約

■実は「(1)薬キャリ」「(2)薬キャリエージェント」という2種類のサービスがある

  • 薬キャリのエージェントサービスを使うなら(2)。これはしつこくない
  • (1)は総合情報サイトだが、複数の転職サイトと連携するケースがあり、そうなると連絡が相当面倒
  • これを勘違いしていると思わしき人(よく分かってない人)から、「薬キャリはしつこい」という口コミがある

■薬キャリエージェントに登録すると…

  • 連絡手段を選べるので(メール・LINE)、基本的にしつこい電話はない

■とはいえ

  • 仕事できない担当者に当たってしまうと、しつこい連絡が来る可能性あり
  • おすすめは薬キャリエージェントと、高評価サイト(ファルマスタッフお仕事ラボ)に登録し、「この担当者合わないな」と思ったサイトから切っていくこと。
  • ちょっと面倒ではあるが、転職は人生を左右するものなので、サイトと担当者も慎重に選びたいところ
  • 全部無料なので少なくとも損はない

【公式】https://agent.m3career.com/

薬キャリがしつこいという口コミ

薬キャリがしつこいという口コミは1件だけ見つかりました。

薬キャリの電話連絡があまりにしつこいので着信拒否した…(笑) 薬キャリは他の転職エージェントと違って、複数の人材会社と提携しているらしい。(Twitter

この時点で相当少ないと判断して良いのですが、着信拒否するくらいしつこいと感じた人がいるのは事実。なので、その背景を解明していきたいと思います。

薬キャリが「しつこい」と言っている人は、「薬キャリ」と「薬キャリエージェント」の違いを理解していない

かなりややこしいですが、薬剤師転職サービスは「(1)薬キャリ」と「(2)薬キャリエージェント」という2種類が存在します。

薬剤師さんが「薬キャリ(エムスリー)に求人紹介をしてもらいたい!」という場合、登録すべきは(2)薬キャリエージェントです。

この(2)薬キャリエージェントは、しつこいという口コミがほとんどないので、まずご安心ください。

そして、(1)薬キャリですが、これは仕組み上「最低でも複数回の電話が来る」ものになります。

詳しく説明します。

「(1)薬キャリ」とは

薬キャリは、転職総合サイトという位置づけですが、実際は「様々な転職サイト(人材紹介エージェント)の求人が、ひとまとめになっている巨大なサイト」です。

薬キャリには4.8万件近くの求人が載っていますが、それらは薬キャリが扱っているものではありません。

転職サイト(人材紹介エージェント)A、B、C、D…とたくさんの紹介会社の求人が集約されているだけです。

様々な転職サイトと提携している情報サイト

なので、たとえば薬キャリで気になる求人3つに応募する場合、A社、B社、C社の3つの転職サイト(人材紹介エージェント)に登録することになります。

そうすれば当然、3社とのやり取りが発生し、連絡に疲弊することは容易に想像できるでしょう。それ以上増えれば、もはやどの転職サイト(人材紹介エージェント)とやり取りしているかの把握も難しくなってくると思います。

また薬キャリに会員登録するとm3.com情報メールサービスも自動登録されますので、メールがしつこいというケースもあります。

薬キャリエージェントとは

医療業界大手エムスリーが運営する、薬剤師特化の転職サイト(人材紹介エージェント)です。

登録すると、エムスリーのキャリアアドバイザーが担当につき、薬剤師求人を紹介してくれます。扱う求人は34,000件と、その他有名な転職サイトと遜色ありません。

薬キャリエージェントならではの特徴
  • ハイクラス求人が多い
  • 年収アップしやすい
  • 求人の種類が豊富
    (マネジメント、専門·スペシャリスト、ラウンダー、採用担当、営業担当、店舗開発など)

薬キャリエージェントは、登録後確認の電話は来るものの、その後はLINEやメールで求人紹介を行っています。

このことを踏まえて最初の口コミを見ると…

薬キャリの電話連絡があまりにしつこいので着信拒否した…(笑) 薬キャリは他の転職エージェントと違って、複数の人材会社と提携しているらしい。Twitter

「複数の人材会社と提携しているらしい」と述べているので、(1)薬キャリの方に登録してしまったようですね。

このように誤解している方もいるので、薬キャリのエージェントサービスを使う方は、(2)薬キャリエージェントに登録しましょう。

【公式】https://agent.m3career.com/

では、薬キャリエージェントからのしつこい電話は本当にないのか

原則ありません。ただし例外として、「転職活動に必要なリアクションを無視し続けた人」には電話がかかってくることがあります。

「転職活動に必要なリアクションを無視し続ける」とは?

例えば
  • 「この薬局はどうですか?」と紹介された求人(LINE・メールで届く)を、ひたすらスルー
  • 「応募書類の添削をするので、この日までに履歴書を見せてください」と言われたのに無視

このように、何かしらリアクションを求められているのを無視した場合は、薬キャリエージェントから催促の連絡が来ることがあります。

途中で転職する気が失せた、という人にたまにありますね。

転職する気が失せた場合、退会すればいいんですが、それすら面倒になって放置してしまう薬剤師さんも少なくありません。

しかし、薬キャリエージェントからすると「まだ退会していない=転職する気がある」というわけなので、何度も求人紹介して音沙汰なしだと「送っている情報見てますか…?」と連絡が来る、というわけです。

なので、「途中で転職しないことにしたら、サクッと退会する」。「転職するつもりだけど求人が微妙なら、”求人見ましたが、微妙なので見送ります”」と、LINE・メールで何らかの反応をするようにしましょう。(一言だけでも構いません)

ちなみに求人紹介と必要な連絡は、LINE・メールで行う

求人紹介や担当アドバイザーとのやり取りは、LINE・メールで行います。

よくネット上の記事で「電話で求人を紹介してくるのだが、それがしつこい」と解説されていることがありますが、求人を電話で紹介されることはありません。

考えてみれば当然の話で、給与や福利厚生、勤務時間、病院の住所などの細かい情報を電話口で伝えるわけありませんよね。

「この求人どうですか?」「興味あるので応募します」というやり取りは、原則LINEかメールで行われます。

ごくまれに、「最初に電話して、それから求人をLINEする」や「求人をLINEして、”送りました”と電話してくる」という二度手間なことをする担当アドバイザーもいるのですが(仕事できなそうですね…)、その場合は「電話はしないでください。求人紹介はLINE(メール)でお願いします」と意思表示しておけば、電話は来ません。

電話はNGと意思表示すれば、よほどでない限り連絡はこない

薬キャリエージェントは、「緊急時以外は電話しないでほしい」と伝えれば、基本的にはしてきません。

求職者満足度が何より重要な転職サイトで、薬剤師の要望を無視するメリットがないですからね。

初回面談の際に連絡方法の案内があるので、一応念のために意思表示しておくと確実でしょう。

【結論】以下の3つを押さえておけば、しつこい連絡はこない

ポイント
  • 薬キャリではなく、薬キャリエージェントに登録する
  • 求人紹介は無視せず、一言で良いので反応する
  • 念のため、電話での連絡はNGと伝えておく

この3つを徹底すれば、しつこい電話が来る理由は、もう他にありません。

というわけで、この記事の終わりとさせていただきます。薬キャリエージェントの利用を考えている方は、間違えないように以下のボタンから登録しましょう。

【公式】https://agent.m3career.com/

よくある質問

薬剤師転職サイトに関する質問

転職サイトとは?

人材を採用したい薬局・企業と求職者をマッチングさせる人材紹介サービスです。以下のことをしてくれます。

  • 非公開求人の紹介
  • 薬局・企業への推薦(プッシュ)
  • 選考対策(書類添削や面接回答のアドバイス)
  • 給与交渉
  • 面接日時の取り決め代行(便利!!)

求職者側に費用は一切かかりません。情報収集のために使うのもアリです。

転職サイトはなぜ無料?

転職サイトは薬局・企業からお金をもらうビジネスモデルだからです。

薬局・企業に人材を紹介し、薬局・企業からの手数料を収益としています。なので求職者は完全無料で利用できるのです。

またそもそも人材紹介事業では、一般の求職者からお金をもらうのが禁止されています。

転職サイトを使う流れは?

以下の流れで進んでいきます。

  • 会員登録
  • 登録確認の電話と初回面談の日程調整
  • 初回電話面談(ここで希望条件を伝える)
  • 求人紹介が届く
  • 気になる求人にエントリー
  • 選考を受ける

気になることや疑問点があれば適宜質問できます。また、書類作成のアドバイスなどももらえます。

転職サイトは使わない方がいいと言われるのはなぜ?

転職サイト経由での採用を渋る薬局・企業もあり、結果的に選考で不利になるケースがあるからです。転職サイトを経由すると紹介料が発生し、薬局側は金銭的な負担が生じます。人材採用にかけるお金がない、というお財布が危ない薬局では、転職サイトというサービス自体に嫌悪感を持っている採用担当者もいます。

とはいえ、転職サイトを利用しないと選択肢がかなり絞られるのも事実。もはや転職サイトを使わずして求人を探すのは難しいと思います。

転職サイトは何社利用すべき?

2~3つ併用するのがおすすめです。求人の選択肢が増えるうえに、アドバイスがより客観的になるからです。

とはいえ、掛け持ちするかどうかは性格によります。例えば、

  • 日常的にLINEのやり取りを溜めがち
  • 決められない性格(例えば居酒屋のメニューは誰かに任せがち)

に該当する方は、掛け持ちは逆効果になることも。まずは高評価サイト1つに絞ってスタートしてみるのがおすすめです。

転職サイトを使っていることは薬局・企業にバレる?

バレることはまずありません。薬局・企業側は応募していない求職者情報を見れませんし、信用が命の人材紹介業は何より個人情報の扱いを徹底しているためです。

転職サイトではなく、スカウト型求人サイトであっても、ブロック機能がついているので、しっかりと対策していればバレることはないでしょう。

LINEでやり取りできますか?

できます。というより、大手サイトはLINEでのやり取りが主流です。

LINEを知られるのが嫌な場合は、メール・SMSメールでも問題ありません。

薬剤師転職サイトの断り方は?

転職サイトからの連絡が面倒になり、利用を断りたい場合は、以下のような文面で一報入れましょう。

いつもお世話になっております。〇〇です。

諸般の事情につき、転職活動を一時休止することとなりました。今後の求人紹介は不要で、転職活動を再開する際には、改めてこちらから連絡させていただければと存じます。よろしくお願いいたします。

転職サイトを使うデメリットは?

転職サイトは求職者の内定が決まって収益が出る仕組みなので、一部の悪質な担当者に当たってしまうと、とにかく応募しましょう、と急かされることがあります。

転職の希望や軸が明確ならきっぱりと意思表示できると思いますが、押しに弱い人や担当者が正しいと思いこんでしまう人は、本当は希望していない薬局・企業に応募してしまうこともあります。

転職サイトを利用する際には、希望条件や譲れない条件、NG条件などを明確にしておき、希望に沿わない求人は応募しないことが重要です。

薬剤師転職サイトを使うメリットは?

以下のようなメリットがあります。

  • 「何から初めて良いか分からない状態」からスタートして、転職成功までたどり着ける
  • 腕の良い担当者なら、良い求人を見繕ってくれる
  • 主体的に動かなくても、転職活動が半自動的に進む
  • 選考落ちの理由が分かるので、薬剤師としての市場価値と改善点が分かる
  • 採用担当者にプッシュしてくれる(転職成功すれば収益になるため)
  • 選考の日程調整を代行してくれる

正しく選べば、デメリットよりもメリットの方が大きいです。

転職サイトを使う際の注意点は?

以下の点は必ず意識してください。

  • 担当アドバイザーに頼りきりになりすぎない
  • 複数のサイトから同じ薬局・企業に応募しない
  • 求人情報は自分で目でしっかり確かめる

特に担当アドバイザーを全面的に信用してしまう人も多いのですが、あくまで「求人を紹介してくれる人」に過ぎません。アドバイスも客観的に見えて、自社経由での採用につながりそうなバイアスがかかっていることがあるので、あくまでアドバイスは参考程度に聞き、最後は自分で判断する姿勢が欠かせません。

転職サイトに断られることはある?

利用対象外の場合は、断られることがあります。例えば、地方に住んでいて紹介できる求人がほとんどないケースです。

また、あまりに短期離職を繰り返していたり、ブランク期間が長すぎたり(20年以上など)する場合は、「紹介できる求人はありません」とやんわり断られることもあります。

転職サイトの選び方は?

複数まとめて登録し、最初のキャリア面談で「信頼できそう」と感じたところをメインで使うのが賢いやり方です。

転職サイトのサービス内容は、どれも求人紹介・選考対策・日程調整代行・年収交渉代行の部分は同じです。(利用無料でサービス内容に差がないので、エージェントは差別化が難しい業態)

そこで転職サイトは、「どのサービスか」よりも「誰に担当してもらうか(担当エージェント)」が重要なので、まずは比較検討してみることをおすすめします。

薬剤師転職サイトのトラブル事例は?

以下のようなトラブルが想定されます。

  • 情報のズレ(転職サイトの情報伝達ミス)
  • 重複で応募が進んでしまう
  • 担当者との相性が最悪
  • 担当者の業界知識が不足している

また、悪質な転職サイトでは以下のようなケースも報告されています。

  • 連絡があまりにしつこい
  • 着信拒否しても別の番号からかかってくる
  • いざ働いてみると聞いていた話と違う(嘘・騙された)
  • 退会したのに連絡が来る(個人情報が削除されていない)
  • 勝手にエントリーされた

薬剤師転職サイトで内定が決まった後に辞退しても良い?

もちろん構いません。以下のような連絡を担当者にしておけば大丈夫です。

先日内定をいただきました○○薬局ですが、内定を辞退させていただきたく存じます。
せっかくサポートしていただいたのにも関わらず、このような結論となってしまい、大変申し訳ございませんが、何卒よろしくお願い申し上げます。

薬剤師転職サイトはしつこい電話がくる?

薬剤師転職サイトは登録すると確認の電話がくるのですが、そのことを知らずに無視すると、何度かしつこめに電話がきます。

なぜなら確認の電話に出ない限り「仮登録」の状態が続いてしまうからです。

その電話に出れば、あとは連絡手段をLINEやメールに設定できるので、しつこい電話がくることはありません。

転職サイトは新人薬剤師でも使って良い?

全く問題ありません。新人となると紹介できる求人の幅は狭まりますが、それでも今後のキャリアを見据えた職場を提案してくれます。

新人だからといって利用を断られることはありません。

薬剤師転職サイトの非公開求人とは?

転職サイトの求人検索欄に掲載されていない求人のことです。

会員登録すると紹介してもらえるようになります。

薬剤師転職サイトの紹介料はどれくらい?

採用が決まった薬剤師の年収の30%ほどが相場です。

なので例えば年収500万円の薬剤師を採用すると、薬局・企業は転職サイトに150万円ほど支払います。

会員登録不要の薬剤師転職サイトは?

求人をとりあえず見てみる、くらいならどのサイトでもできます。

しかし、会員登録不要で応募まで可能なサイトはありません。また、多くのサイトでは求人詳細を見る際も会員登録が必要になります。

転職サイトとハローワークはどちらを使うべき?

選択肢を広げるために、理想をいうと両方使った方が良いです。(どちらも無料ですし)

面倒であれば転職サイトの利用をおすすめします。なぜなら、ハローワークは粗悪な求人が多く、また制度も古いため求人が探しづらいからです。ハローワークで仕事を探す人はだんだん減っています。

転職サイトに登録するのは退職してからの方がいい?

在職中からで構いません。というより、働きながらの転職活動を効率的に進めるためにこそ、転職サイトは使った方が良いです。

求人を探す手間が省けて、薬局・企業とのやり取りを全て代行してくれるからです。極端に言うと、決められた日に面接に行くだけで済みます。

薬剤師転職サイトで「情報だけ教えてもらう」はアリ?

可能です。転職サイトは「少し気になる」くらいの温度感でも利用できます。

情報だけ聞いて応募は直接する、というのもできなくはありませんが、後々のトラブルを考えると避けたいところ

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