ビズリーチはフリーランス・副業の仕事探しに使える?口コミ・求人を調査

ビズリーチはフリーランス(業務委託)や副業探しに使えるの?という疑問に回答していきます。

要約
  • フリーランス→なくはないが相当非効率
  • 副業→ほぼ不可

ビズリーチは大前提として正社員雇用向け。かなり高度なスキルがあればスカウトに対して「正社員ではなく業務委託ではどうか」と提案し、受けてもらえる可能性はあるが、あまり期待はできない。

フリーランスならフリーランススタートのようなスカウトありの求人サイト、副業ならシュウマツワーカーなどの副業特化サイトで探した方が効率的。

目次

ビズリーチでフリーランスの仕事探しは不可能ではないが、かなり非効率

前提として、ビズリーチは正社員に限らず、業務委託契約可能な求人も掲載されています。

雇用形態にこだわらない求人の例

ビズリーチ公式の採用担当者向けページでも、以下のように記述があります。

ビズリーチは、正社員の採用を目的として活用されるケースが多いですが、顧問・業務委託・副業など「報酬が発生するポジション」であれば求人掲載は可能です。

https://bizreach.biz/service/bizreach/faq/

しかしながら、業務委託先を探す手段として活用するにはいくつか注意点があり、結論かなり非効率です。また上記引用箇所では「業務委託・副業など」とありますが、実際のところ副業案件はほとんど掲載されていません。

業務委託契約可能な求人のほとんどは週5のフルコミットが求められる

業務委託契約案件のほとんどに共通して言えるのは、週5のコミットが求められることです。要するに、契約形態は違えど社員のような働き方が要求されます。したがって、週2~3日の業務委託案件探しには使えません。

他には、「正社員雇用前提で、最初の数か月だけトライアル入社(その際だけ業務委託契約」といった求人も多く、いわゆるフリーランスの仕事という感じではない求人もかなり見受けられます。

業務委託求人を絞り込み検索することはできない

ビズリーチは大前提が正社員を採用する媒体です。したがって、検索の絞り込み条件に雇用形態がありません。

一応フリーワード検索は可能ですが、「業務委託」と検索すると「業務委託メンバーもいます」のような会社説明文を拾っただけの求人ばかり表示されます。

なので、業務委託案件を絞り込んで探すということができず、相当非効率です。(ちなみに「副業」と検索すると、”社内制度的に他社で副業可能な正社員求人”ばかり出てきます)

スカウトは、ほとんどが正社員雇用前提なので、その都度交渉する必要がある

ビズリーチの仕事探しは、①自分で求人を探して応募、②スカウト経由で応募の2パターンがありますが、前述の通り①は効率が悪いです。

では②のスカウトはというと、こちらも正社員前提のものがほとんどなので、「業務委託案件のスカウト」は期待できません。

しかし、企業から「どうしてもウチに来てほしい」と言われるレベルの経験・スキルがある方なら、交渉次第では契約形態の変更を受け入れてもらえる可能性はあります。例えば以下の口コミのような流れです。

ビズリーチでお声掛け頂いた企業さんには、「業務委託なら…」という返信をしているのだけど、大抵は「正社員の募集なんで…」という形で終わってしまう。が、今回「もともとは考えていなかったけど、フリーランスでもありかも」という企業さんから返信頂けて嬉しいhttps://twitter.com/freeds_nagashee/status/1381190605464727557

技術職のオファー・スカウトが絶え間なく届くほどの高度なスキルがあれば、柔軟に対応してくれるかもしれません。

<登録後、職務経歴の入力でスカウトが届くようになります>

自治体や行政法人との取り組みで「副業人材の公募」をしていることはある

ちなみにビズリーチは、転職サービスの中でも自治体との連携に積極的で、様々な活動を行っています。その一環で、行政・自治体などの副業人材を募集するといった取り組みを行っていることもあります。(いずれも募集は終了済み)

▼さいたま市の事例

Visionalグループの株式会社ビズリーチ(所在地: 東京都渋谷区/代表取締役社長: 多田洋祐 以下、ビズリーチ)が運営する、即戦力人材と企業をつなぐ転職サイト「ビズリーチ」は、文部科学省が掲げる「GIGAスクール構想」(注1)の早期実現に向けた施策の第1弾としてさいたま市教育委員会で教育のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するプロフェッショナル人材を、副業・兼業限定で2020年7月8日から8月4日まで公募します。

https://www.visional.inc/ja/news/pressrelease/pressrelease-1137065545343398991.html

▼行政法人の事例

Visionalグループの株式会社ビズリーチ(所在地:東京都渋谷区/代表取締役社長:多田洋祐)が運営する、即戦力人材と企業をつなぐ転職サイト「ビズリーチ」と、独立行政法人国立高等専門学校機構(所在地:東京都八王子市/理事長:谷口功 以下、高専機構)は、国立高専で唯一サイバーセキュリティ専門のコースを設置する高知工業高等専門学校(所在地:高知県南国市/学校長:井瀬潔 以下、高知高専)の「副業先生※1」をビズリーチ上で公募※2しました。その結果、首都圏等在住のITプロ人材4名が副業先生として着任することが決定し、本日、就任式を開催しました。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000276.000034075.html

行政の副業求人は稀にあるが、民間企業の副業はほとんどない、という不思議な状況です。

フリーランス・副業向けのスカウト型サイト一覧

フリーランスや副業探しであれば、正社員採用前提のビズリーチは不向きです。代わりにフリーランス・副業に特化したスカウト型サイトの利用をおすすめします。

フリーランススタート|IT・WEB職種専門の求人サイト(スカウトも届く)

フリーランススタートは、100社以上のフリーランスエージェントが保有する求人を一括検索できる求人サイトです。

IT・WEB職種に特化しており、62万件もの求人を横断的に検索できます。開発言語・環境や単価から絞り込みが可能。

スキルや希望条件を入力しておくと、エージェントから直接スカウトを受け取ることができます。

エージェントからスカウトが届く(ビズリーチと仕組みは同じ)

エージェント経由での契約にはなりますが、業務委託先の開拓にはおすすめできます。

Wantedly|副業・業務委託案件もあり

フリーランスや副業であれば、ビズリーチよりもWantedlyの方が探しやすいと思います。WantedlyはITベンチャーの採用で用いられることの多い転職サイトです。求人検索では「フリーランス」「副業」といった項目もあり、スキルに合った案件が探しやすい特徴があります。

採用面接の前にチャットでやり取りしたり、選考ではなく話を聞くだけの「カジュアル面談」といった文化が根付いていたりと、他の転職サイトよりも気軽なのがメリットです。こちらもスカウト機能があり、スキル次第では企業側からアプローチが来ることもあります。

AKKODiSフリーランス|エージェントを介さず直接やり取り&スカウト

AKKODiSフリーランスは、ITエンジニア専門のフリーランス案件サイトです。フリーランスエージェントのような仲介業者はおらず、エンジニアが企業に直接応募する形でやり取りを進める「マッチングプラットフォーム」形式のサイトとなります。

また、スカウト機能もあり、自己紹介やスキル、経験、希望条件などのプロフィールを登録すると、企業から直接オファーが届きます。3万件以上の案件が掲載されており、毎月1万件以上のスカウトが企業から送られているようです。

シュウマツワーカー|週10時間程度の副業探しにおすすめ

シュウマツワーカーは、スキマ時間でできる副業案件に特化したサイトです。

案件の90%以上がリモートワークで、職種はエンジニア・デザイナー・マーケター・バックオフィスなど幅広く扱っています。

IT技術者向けだと、時給3,000円~4,000円の高時給案件も数多く掲載されています。平日の就業後や土日にできる仕事を探している方におすすめです。

よくある質問(ビズリーチ転職)

ビズリーチ活用についての質問

ビズリーチの料金は?

ビズリーチは転職サイトの中で唯一、一部の機能でお金がかかる仕組みとなっています。

有料プラン(プレミアムステージ)の料金は以下の通りです。

  • タレント会員(年収750万円未満。ほとんどこれ):3,278円(税込み)
  • ハイクラス会員(年収750万円以上):5,478円(税込み)

ハイクラス会員は現時点の年収が750万円以上の人を指します。お金に余裕がある人は、有料プランの料金が高くなり、その分ハイクラス会員専用の求人スカウトが届くようになります。

有料と無料の違いは?

無料有料
プラチナスカウト
通常スカウト×
(返信不可)
求人検索・応募×
(企業名は非表示。応募不可)

無料会員だと、通常スカウトへの返信と求人検索・応募ができません。機能がかなり制限される形となります。

全機能を無料で使う方法は?

プレミアムステージは、最大で3か月無料利用できます。

  • 登録後、基本情報を入力するとプレミアムステージが無料で30日適用される
  • 詳細情報まで全て入力すると、さらに30日分無料
  • ヘッドハンター5人に返信すると、さらに30日分無料
  • プレミアムステージに切り替える際、7日間は無料

短期間で本格的に転職活動するなら、全て無料で利用可能です。

審査に落ちる人は?

明確な審査基準は開示されていませんが、以下に該当する場合、審査に落ちる可能性があります。

  • プロフィールが未記入
  • 職歴の空白期間が長い
  • 45歳以上で年収750万円以下

20~30代で、普通に会社勤めをしてきた場合、審査落ちする人はあまりいません。

ビズリーチの口コミ評判は?

かなり二極化しています。ハイクラス層向けの転職サイトの中で最も大規模なので、既に高年収を稼いでいて更なるステップアップを目指している人からは評判が良いです。

反対に、実質的に利用対象(せめて年収500万円はほしいところ)から外れる人は、登録できてもスカウトは全く届きません。※スカウトと見せかけた人材紹介会社の営業メールだけ届く

なので、あなたがどちらに属するかによって満足度はかなり変わってくると思われます。

ヘッドハンターとは?

人材紹介会社のキャリアアドバイザーのことです。ヘッドハンターというとカッコよく聞こえますが、実態は「転職エージェントの会社の人」という感じです。

人材紹介会社は、自社が保有している求人を紹介できそうな人材を常に探しています。その探す場所として、ビズリーチを活用しているので、ビズリーチに登録すると人材紹介会社からもスカウトが届く仕組みとなっています。

プラチナスカウトとは?

企業から送られてくるプラチナスカウトは、面接確約のスカウトです。送信数に制限があり、経歴をしっかり見た上で送ってくれるものなので、選考通過率も高いです。

ヘッドハンターからのプラチナスカウトは、面接確約ではありません。が、通常スカウトよりも特別感があり、採用支援に積極的なスカウトとなります。

嘘の年収を記入して良い?

登録自体はできますが、意味がありません。もしそれで選考に進んで採用が決まっても、源泉徴収票の提出時にいずれ嘘はバレるからです。

転職する気はないけど登録だけはOK?

もちろんOKです。自分の市場価値を図るためだけに登録する人も多いです。

登録してスカウトがたくさん届くようなら、市場価値が高いと判断できるので、そこから本格的に転職を検討してみるのも良いでしょう。

ビズリーチは第二新卒で使える?

ほぼ使えません。せめて20代後半くらいでないと、登録はできても選考に進むのは難しいでしょう。

ビズリーチのメインの年齢層は30~40代で、年収が平均を上回る人です。

ビズリーチの問い合わせ電話番号は?

ユーザー向けの電話問い合わせ窓口はありません。専用フォームからテキストで問い合わせる必要があります。

ビズリーチのヘッドハンターランクとは?

かつてヘッドハンターはS~Dまでランク付けされていましたが、2023年現在そのシステムは廃止されています。

ビズリーチは中卒・高卒でも使える?

高卒であれば可能です。ビズリーチは学歴よりも「職歴」が重視されますので、高卒でも特筆すべき経歴をお持ちであれば、スカウトも届くと思われます。

審査基準に学歴があるかどうかは開示されていませんが、中卒の場合は、残念ながらかなり厳しいでしょう。

ビズリーチの面談とは?

面談は、ヘッドハンターから届いたスカウトに返信すると行われます。シンプルに「ヘッドハンターに相談する」のようなイメージです。面接ではないので、選考には関係ありません。

ビズリーチに登録すると今の会社にバレる?

企業ブロック機能があるので、先にブロックしておけばバレません。登録時に忘れないようにしましょう。

また企業側も個人を特定する情報は閲覧できないので、仮に忘れたとしても、よほど珍しい経歴でない限りバレません。

企業スカウト・プラチナスカウトの内定率は?

おおよそ10~30%と言われています。企業側も色んな人にスカウトを送っており、あくまで「会ってみたい」という意思表示に過ぎません。

スカウトが来たからと言って過度な期待は持たない方が良いでしょう。

ビズリーチは未経験転職に使える?

完全に未経験の職種への転職には使えません。あくまで「これまでのキャリアから更なるステップアップする人向け」であり、キャリアチェンジには適していません。

しかし職種は変えずに、業界を変える=未経験業界に挑戦、であれば充分可能です。

ビズリーチのお祝い金とは?

ビズリーチ経由で採用が決まり、アンケートに回答すると、Amazonギフト券5,000円分が贈呈されます。

ビズリーチの登録者数は?

2023年1月時点で、190万人以上が利用しており、毎月3.3万人が登録しているようです。

現時点の利用者数なので、累計会員を足すとさらに増えるでしょう。最近は広告に相当力をいれているので、今後もさらに登録者は増加すると思われます。

事務職の転職で使える?

人事総務系の求人であれば、募集はあります。一般事務はあまりないので、使っても意味がないでしょう。

ビズリーチ仕事観診断とは?

質問に回答すると(およそ20分ほど)、キャリアタイプや価値観を診断してくれる機能です。

▼キャリアタイプ(以下のどれに該当する性格かを診断)

  • 冒険タイプ
    • 理想を追い続ける冒険家
    • 合理的な野心家
    • 仕事に没頭する開拓者
    • 逆算型のチャレンジャー
  • 統率タイプ
    • 使命感あふれる理想家
    • 親切で利他的なリーダー
    • 大きな志を持つ指揮者
    • 誠意ある人気者
  • 探求タイプ
    • 諦める心を知らない追求者
    • 我を貫くリアリスト
    • 心身ともに没頭する研究者
    • 連携を重視するプロフェッショナル
  • 支援タイプ
    • 専門性を生かした相談役
    • 客観的な視点で物言う支援家
    • 献身的な縁の下の力持ち
    • 聡明な支持者

▼仕事へのやりがいを診断

  • 仕事を選択する上で何を重視するか
  • 仕事内容で何を重視するか
  • 職場環境で何を重視するか

▼ワークスタイルを診断

  • 仕事とプライベート分ける派か
  • 理想主義か現実主義か
  • こだわりの強さ、柔軟性の有無
  • プレイヤー向きかマネジメント向きか

▼行動特性を診断

  • 課題解決力
  • コミュニケーション力
  • 決断力や責任感

ビズリーチで年収1,000万円は目指せる?

現時点の年収が750万円以上であれば、可能性はあるでしょう。750万円以上だとハイクラス会員としての登録となり、一般会員では受け取れないスカウトが届くチャンスがあります。

ビズリーチに年齢制限はある?

年齢制限は設定されていませんが、26~55歳くらいが利用対象です。年齢が高くなるほど、それ相応のキャリアが求められるようになります。例えば、45歳以降で年収750万円に満たない場合、スカウトなどは期待できません。

逆に年齢が若い方がビズリーチに向いています。20代後半でもキャリアアップ転職に活用している人は少なくありません。

海外の転職に使える?

使えます。検索でも海外求人をフィルタリングできる項目があり、外資系企業も採用に活用しています。

ビズリーチから電話がかかってくることはある?

ビズリーチからはありません。しかしビズリーチ内でやり取りしているヘッドハンターから電話がくることはあります。

ビズリーチの求人数は?

サイト上には、20万件の求人が掲載されています。

ただし、複数のヘッドハンターが同じ求人を持っていて、それぞれがビズリーチ上に求人を載せていることが多く、実質水増し状態になっています。なので求人数を正確に計ることはできません。

ビズリーチ登録の名前を非公開にしたい

メッセージ送信画面に「名前を表示」「連絡先を表示」というチェック項目があります。ここからチェックを外すと、完全匿名でやり取りが可能です。

そもそも登録した時点でも、名前や生年月日などの個人情報は誰にも見られないようになっています。

ビズリーチは無職でも使える?

無職の状態によります。例えば「長く会社勤めしてきて一旦退職し、一時的な無職期間を過ごしている」なら充分使えます。

しかし、就労経験がないという意味での無職であれば、おそらく審査に通りません。万が一通過しても、選考に至ることも難しいと思います。

ビズリーチはマネジメント経験なしでも使える?

使えます。マネジメント経験者だけに限定されているわけではありません。

プロフィールに必須項目としてありますが、「5人以下」を選択しておけばOKです。

ビズリーチは60歳以上でも使える?

かなり厳しいと思われます。企業側も仮にエグゼクティブを採用する場合であっても、ビズリーチを使わずにリファラルで採用するケースがほとんどでしょう。(あるいは転職エージェントを使う)

ビズリーチの既読は相手にわかる?

わかります。既読やログイン歴などは、採用側で確認できる仕様になっています。

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