地方で転職エージェントは使えないは嘘!よほど田舎じゃない限り使えます

要約

目安として人口10万人以上のエリアなら転職エージェントは地方でも使える。転職サイトやハローワークにない非公開求人を紹介してもらえるので、選択肢が増え、転職活動が長引かない。ただあまりにも田舎過ぎると使えない。(例えば買い物に出るのに街まで車で30分以上かかるなど)

たいていの地方で使える転職エージェントは、リクルートエージェントdodaエージェントの2つ(求人数No1とNo2)。まずはこの2つを併用するところから始めるのがおすすめ。

目次

【結論】人口10万人以上の「地方の街」なら転職エージェントは使える

私独自の表現です恐縮ですが、地方の街とは「県庁所在地がある」「大型商業施設がある」といった要素を満たす地方の中でも街のエリアを指しています。このエリアでの求人を探しているなら、転職エージェントは充分使えます。

具体的に、人口10万人以上のエリアは次の通りです。

人口10万人以上のエリア(タップして開く)

愛知県 豊田市
愛知県 岡崎市
愛知県 一宮市
愛知県 豊橋市
愛知県 春日井市
愛知県 安城市
愛知県 豊川市
愛知県 西尾市
愛知県 刈谷市
愛知県 小牧市
愛知県 稲沢市
愛知県 瀬戸市
愛知県 半田市
愛知県 東海市
愛媛県 松山市
愛媛県 今治市
愛媛県 新居浜市
愛媛県 西条市
茨城県 水戸市
茨城県 つくば市
茨城県 日立市
茨城県 ひたちなか市
茨城県 土浦市
茨城県 古河市
茨城県 取手市
岡山県 岡山市
岡山県 倉敷市
沖縄県 那覇市
沖縄県 沖縄市
沖縄県 うるま市
沖縄県 浦添市
沖縄県 宜野湾市
岩手県 盛岡市
岩手県 奥州市
岩手県 一関市
岐阜県 岐阜市
岐阜県 大垣市
岐阜県 各務原市
岐阜県 多治見市
宮崎県 宮崎市
宮崎県 都城市
宮崎県 延岡市
宮城県 仙台市
宮城県 石巻市
宮城県 大崎市
京都府 京都市
京都府 宇治市
熊本県 熊本市
熊本県 八代市
群馬県 高崎市
群馬県 前橋市
群馬県 太田市
群馬県 伊勢崎市
群馬県 桐生市
広島県 広島市
広島県 福山市
広島県 呉市
広島県 東広島市
広島県 尾道市
広島県 廿日市市
香川県 高松市
香川県 丸亀市
高知県 高知市
佐賀県 佐賀市
佐賀県 唐津市
三重県 四日市市
三重県 津市
三重県 鈴鹿市
三重県 松阪市
三重県 桑名市
三重県 伊勢市
山形県 山形市
山形県 鶴岡市
山口県 下関市
山口県 山口市
山口県 宇部市
山口県 周南市
山口県 岩国市
山口県 防府市
山梨県 甲府市
滋賀県 大津市
滋賀県 草津市
滋賀県 彦根市
滋賀県 長浜市
滋賀県 東近江市
鹿児島県 鹿児島市
鹿児島県 霧島市
秋田県 秋田市
新潟県 新潟市
新潟県 長岡市
新潟県 上越市
青森県 青森市
青森県 八戸市
青森県 弘前市
静岡県 浜松市
静岡県 静岡市
静岡県 富士市
静岡県 沼津市
静岡県 磐田市
静岡県 藤枝市
静岡県 焼津市
静岡県 富士宮市
静岡県 掛川市
静岡県 三島市
石川県 金沢市
石川県 白山市
石川県 小松市
大分県 大分市
大分県 別府市
長崎県 長崎市
長崎県 佐世保市
長崎県 諫早市
長野県 長野市
長野県 松本市
長野県 上田市
鳥取県 鳥取市
鳥取県 米子市
島根県 松江市
島根県 出雲市
徳島県 徳島市
栃木県 宇都宮市
栃木県 小山市
栃木県 栃木市
栃木県 足利市
栃木県 那須塩原市
栃木県 佐野市
奈良県 奈良市
奈良県 橿原市
奈良県 生駒市
富山県 富山市
富山県 高岡市
福井県 福井市
福岡県 福岡市
福岡県 北九州市
福岡県 久留米市
福岡県 飯塚市
福岡県 春日市
福岡県 大牟田市
福岡県 筑紫野市
福岡県 大野城市
福島県 いわき市
福島県 郡山市
福島県 福島市
福島県 会津若松市
兵庫県 神戸市
兵庫県 姫路市
兵庫県 西宮市
兵庫県 尼崎市
兵庫県 明石市
兵庫県 加古川市
兵庫県 宝塚市
兵庫県 伊丹市
兵庫県 川西市
兵庫県 三田市
北海道 札幌市
北海道 旭川市
北海道 函館市
北海道 苫小牧市
北海道 帯広市
北海道 釧路市
北海道 江別市
北海道 北見市
北海道 小樽市
和歌山県 和歌山市

働きたいエリアが上記にあるなら、転職エージェントは使えると考えてOKです。

例えば人口が最も少ない都道府県である鳥取県の求人を、大手リクルートエージェントで検索してみると次の通りになります。(2023年4月調査時点)

公開求人:1,069件
非公開求人:476件
※転職サイトやハローワークには載っていない求人のこと

募集職種(一例)
転勤なしのシステムエンジニア、WEB面接OKの設計技師、未経験歓迎の一般事務、年収600万円のAI開発エンジニアetc.

1,500件近くも求人があれば、よほど珍しい職種でない限りあなたの経歴を活かせる求人はあると思いますし、人口が最も少ない県でこれくらいはあるので、選択肢はまだ広がるはずです。

一般的な求人サイトやハローワークではなかなか目にしない条件の求人も扱っており、さらに登録者のみが応募できる非公開求人にもアクセスできます。

ちなみに転職エージェントか転職サイトか迷われる方もいると思いますが、結論から言うと転職エージェントの方が圧倒的に有利になります。

  • 理由①.求人数が全く違い、エージェントを使った方が選択肢が増えるから
    エージェントは転職サイトやハローワークには載らない非公開求人を持っている
  • 理由②.転職活動が楽になるから
    窓口の担当者が面接日程や入社日の調整などを代行してくれる(エージェントは担当者とやり取りが面倒と思われるかもしれませんが、一人で転職活動をして自分で企業とやり取りする方が負担が大きいです)

転職エージェントは多くの企業が利用しているので求人数が多い特徴があります。もちろん地方でも同様です。

例えばリクルート社のサービスで言うと、リクルートエージェントリクナビNEXT(転職サイト)はおおよそ3倍近くの差があります。

余程の理由がなければ(窓口担当者とやり取りするのが嫌、など)転職エージェントを使いましょう。

補足:人口10万人「未満」のエリアでは転職エージェントが使えない理由

転職エージェントはまだまだ都会的なサービスで、田舎の企業には「転職エージェントに募集を依頼する」概念がないことも多いからです。※社員募集の手段=ハローワークという経営者もまだまだ多い

また、企業目線に立つと両者は人材獲得コストがまるで違い※、採用に潤沢な予算がない田舎の企業ほどエージェントは活用しないので、結果的にエージェントには求人がほとんどありません。

※採用用途の違い【企業目線】

転職エージェント:
1人採用するたびに100万円近くの費用がかかるが、その分良い人材を確保できる
優秀な(あるいはポテンシャルの高い)ビジネスパーソンを探す企業が使う

求人広告サイト:
地方だと10万円台/月で求人を掲載でき、何人採用しても追加費用なし。コスパ良く採用できる
働き手(労働力)を確保したい企業や、小規模な事業所が使う

単純化すると、ビジネス人材が欲しいか働き手(労働力)が欲しいかの違いがあり、前者の企業ほど転職エージェントで求人を募集しています。

「地方は転職エージェント使えない」と言っている人は、地方だからが原因ではない

ネット上には「地方は求人を全然紹介してくれなかった。転職エージェント使えない」と言っている人もいますが、地方だから使えないのではなく、その求職者の職歴や希望条件が原因です。

要するに、本人は「地方だから転職エージェント使えない」と思っているけど、実は「本人の市場価値が低くて、まともな求人を紹介してもらえなかった。しかしその現実を直視せず(気づかず)、地方は求人がないから転職エージェント使えないと思っている」というわけです。

例:正社員歴が3ヶ月しかない。なのに未経験の仕事に挑戦しようとしている
→中途採用は基本的に即戦力を求めているので、都会か地方関係なく紹介してもらえないです…

地方・田舎であっても、人口10万人以上のエリアなら転職エージェント(全国対応の大手に限るが)は十分な求人を保有していますが、上記のような明らかに転職が難しい属性であれば、仮に登録しても良い求人の紹介は期待できません。

というわけで、ここまでのまとめは以下の通りです。

  • 転職エージェントは地方でも使える
  • 紹介されないのは地方だからが理由ではなく、登録者の経歴が微妙だから

とはいえ、転職エージェントなら何でも良いわけではありません。

先ほどから「大手の」と何度か記載しているように、地方の転職なら大手のエージェントを選ぶのが大前提です。その上で、地方の地元企業が運営している転職エージェントを使うというやり方もあります。

次章では地方の転職エージェントの選び方を解説していきます。

地方で使える転職エージェントの選び方

地方で使える転職エージェントは「大手」と「地域密着型」の2種類あり、結論このどちらかから選びましょう。

どっちつかずな中堅エージェントや新しくできたばかりの首都圏中心エージェントを選んでしまうと、あまり上手くいきません。

①まずは大手(=ウェブCMでよく目にするエージェント)を選ぶ

(括弧内は出演タレント)

規模が大きい転職エージェントは、扱う求人数も多くなるので、地方の転職でも十分活用できます。

サービス規模は宣伝費とある程度比例するため、TverやYoutube、地方のテレビCMで目にする転職エージェントは大手と判断して構いません。選択肢を増やすためにも、まずはこちらを候補に入れましょう。

補足:大手転職サイト(求人広告サイト※エージェント担当なし)

②地方エリアの転職支援に特化したエージェント

大手エージェントの弱点は、一人ひとりのサポートに手が回らないことと、保有求人が多すぎてそれぞれの企業についてエージェント側もあまり深く把握していないことです。

求人紹介だけをしてほしい(あとは自分でやるから、企業との連絡調整のような面倒なことだけ代行してほしい)なら大手だけでOKですが、「転職活動のことが何も分からない」なら、大手だけはややリスクがあります。転職エージェントはサービス内容に「応募書類の添削など」が含まれていますが、大手だとさらっとアドバイスしてくれる程度で、実質無いに等しいことが多いです。

ですが、熊本を含む地方エリアの転職支援に特化したエージェントは、大手との差別化を図るためサポートに特に力を入れており、利用者が少ない分あなたに時間をかけて向き合ってくれます。

また大手エージェントがその知名度を看板にローラー作戦的に企業との契約を取っているのに対し、地域密着型エージェントは地道な営業で地元企業としっかり関係作りを行っていることが多いので「実はホワイトな地元企業」「成長が期待される地元ベンチャー」など、求人票には出てこない魅力がある企業情報や「あの企業はこういう特徴があって」のようなリアルな情報を知っていることが多いです。

一見地域密着型の方が良心的で良さげですが、とはいえ求人は大手の方が2~3桁違うくらい多いです。求人数とサポートの手厚さはトレードオフなので、結論としてはまずは大手エージェントで求人を探し、サポートがほしいなと思ったら地域密着型も併用して、両方の良い所取りをするのがおすすめです。

地方の求人を多く扱う転職エージェント3選

リクルートエージェント(大手)|どれだけ田舎でも求人が見つかるレベルの大手

リクルートエージェントの特徴
  • 求人数が最も多く、希望条件を色々追加してもそれに合った仕事が見つかる
  • 20代からハイクラス層まで全ての年齢層を対象としている
  • 営業力が強く、企業への年収交渉で頼りになる

リクルートエージェントは、転職系サービスで求人数が最も多いエージェントです。

非公開求人を含めると65万件もの求人を扱っており、全ての業界・職種を網羅しています。利用者の属性・年齢問わず、誰が使っても満足できるサービスです。

地方企業の求人までカバーしていますし、人気企業の人材募集ではリクルート系列のサービスを使うのが一般的です。またリクルート社は営業力が強いことで有名で、企業への年収交渉で非常に頼りになると好評です。

転職が成功するかどうかは突き詰めれば「いかに自分の希望に合った求人を得られるか」次第であり、エージェントの扱う求人数が多いほどその確率は高くなります。

募集され始めたばかりの新着求人情報を逃さないためにも、転職を考え始めたらまず最初に登録すべきエージェントです。

【公式】https://www.r-agent.com/

dodaエージェント(大手)|選択肢を増やすなら登録もアリ

dodaエージェントの特徴
  • 求人数とサポートのバランスがちょうどいい
  • 対応のスピード感が抜群
  • 求人の年収が全体的に高め

dodaエージェントは、リクルートエージェントに次いで勢いのある大手エージェントです。

サポート力にも定評があります。特に連絡のスピード感が圧倒的で、とにかく早く転職を決めたいという方にとってはかなり役立つに違いありません。実際に筆者が利用した際も、問い合わせの翌日には即座に返信が来ていました。

リクルートエージェントよりは求人が少なく、マイナビエージェントよりは親身ではないものの、両者の良いところをちょうどバランスよく兼ね備えたサービスといったところでしょうか。ただ求人の年収は全体的に高めで、年収600万円以上の公開求人数はリクルートエージェントよりも多いです。

まとめると、早く転職先を決めたい人・年収アップを目指している人におすすめのエージェントです。

【公式】https://doda.jp/

ビズリーチ(大手)|年収アップを狙う転職におすすめのスカウト型

ビズリーチの特徴
  • 年収600万円以上を目指す30代以降におすすめ
  • ITやベンチャー企業求人が多い
  • 職務経歴書(レジュメ)を登録すれば、スカウトが届く

ビズリーチは転職サイトとエージェントのハイブリッドのようなサービスです。登録すると掲載されている求人に応募できる他、転職エージェントや企業からのスカウトが届くようになります。

「同世代の平均年収を大きく上回りたい」という上昇志向が強い方向けのサービスですが、積極的に活動しなくてもスカウトが届くので、「良い求人があれば転職したい」という待ちの姿勢でも利用できるのがポイントです。

【公式】https://www.bizreach.jp/

ヒューレックス(地域密着型)|UIターン転職の相談も可能

ヒューレックスの特徴
  • 大手にはない「地元の本当に良い企業」求人を扱う
  • Uターン転職向けの相談会も実施

ヒューレックスは地方の求人を専門に扱う転職エージェントです。独自ネットワークを活用してまだ知られていない優良企業や好条件の仕事情報を多数所有しており、転職希望者のニーズに合った求人を紹介してくれます。

U・Iターン転職を希望するものの他のエリアに住んでいて転職活動が進められない方のために、Web相談会も随時実施しています。また、U・Iターン転職が決定した後には、提携不動産会社を通じた転居先の案内などもサポートしてくれる点も、大手エージェントにはない強みです。

【公式】https://www.hurex.jp/

地方の転職でよくある質問

転職エージェントとは

人材を採用したい企業と求職者をマッチングさせる人材紹介サービスです。以下のことをしてくれます。

  • 非公開求人の紹介
  • 企業への推薦(プッシュ)
  • 選考対策(書類添削や面接回答のアドバイス)
  • 給与交渉
  • 面接日時の取り決め代行(便利!!)

求職者側に費用は一切かかりません。情報収集のために使うのもアリです。

転職エージェントはなぜ無料なのか

転職エージェントは企業からお金をもらうビジネスモデルだからです(人材を紹介し、手数料を収益とする)。またそもそも人材紹介事業では、一般の求職者からお金をもらうのが禁止されています。

転職エージェントは何社利用すべきか

2~3つが平均です。地方の転職でも同様で、掛け持ちするほど選択肢が増えて、転職期間が短くなる傾向にあります。

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