ダメな会社ほど会議が多いのはガチ
私はこれまで四つの会社を経験し、その後業務委託で実際以上の会社にコンサルティングの手伝いをしてきました。
その経験をもとに言うと、ダメな会社ほど会議が多いというのは本当です。
「話し合って何かを決める」がゴールにない会議はする必要がない
そもそもの話をすると、本来話し合って何かを最後に決めるというゴールがない場合、その会議はする必要がありません。
ですが、ダメな会社というのは最終的に何かを決めるという目標がなかったとしても、無意味な会議をひたすら開いているというケースが非常に多いです。
例えばよくあるのが定例報告会議等ですね。
週一とかならまだ良いんですが、かなり頻繁に報告をする会社もあり、毎朝30分掛けて今日一日の仕事を上司に報告するみたいな場を設けるところもありました。
これってそもそも最後に何かを決めるわけではないので、みんなで集まって一斉にやるという必要は本来無いはずなんですよね。
普通に考えれば、今日やること一覧を社内システムに書き込んでおき、上司がそれに目を通すといったやり方で効率化することも充分できるはずです。
しかし、なぜか形式的な会議を頻繁にやりたがる会社というのは実は結構多いです
会議をすることが目的になっている
そういった会社は、会議をすることが目的となっています。
何かを決めるために会議をするといった手段ではなく、会議をするために会議をするといった感じで、本末転倒になっているパターンです。
こうなってくると単純に時間の無駄です。
一日30分の会議があったとして、それが毎日続けば一ヶ月で20時間ぐらいの無駄な時間を過ごしていることになりますからね。
20時間といったら結構残業でそれぐらい働いてる人もいるのではないでしょうか。
要するに、無駄な会議のせいで毎日残業しているというわけです。
コスト意識の欠如
無駄な会議をひたすらやる会社というのは、物事を効率的に進めようという発想がそもそもありません。
冷静に考えて、社員を例えば十人集めて30分の会議をすれば、それだけ人件費がかかっているわけですよね。
その人件費をかけて最終的に何か売上に繋げる行動方針なり戦略なりを最後に決められればいいんですが、何もないまま雑談で終わったりするといった会議をする組織もありますね。
こういった組織は、根本的にコスト意識がないと言えます。
会議が多いのは誰のせい?
大手は慣習
では、無駄な会議が多いのは誰のせいなのかというところですが、大手企業の場合はそれはもう慣習ですね。
古くからのしきたりといった感じで、会議をするという一つの仕事がもうすでに組み込まれているわけです。
そしてその仕事が長年当たり前のように存在しているわけなので、今更例えばITツールがいくら便利になろうが、それをがらりと変えるということはまあなかなかありません。
また、大手企業で人員が増えれば増えるほど、タスクの管理というのが難しくなるので、どうしても人を管理するための進捗会議、定例会議といったものをするようになってしまうんですね。
もちろん、人が多すぎるから管理の為に会議をするというのはまあわからなくはないんですが、それでも回数が多ければそれだけ無駄だと言えます。
中小は「会議好きの人」のせい
大手企業以外で、普通の会社でもダメな会社ほど会議がめちゃくちゃ多いことがあります。
この原因は何かなと思っていろいろ観察してみたんですが、どうも会議が好きな上司というのがいるんですよね。
作業報告一つとってもスプレッドシートにまとめるのではなく、きちんと話しながら報告してほしいといった感じのコミュニケーションを異常に求めるタイプの人ですね。
あとは、みんなで集まって何かをしている空間っていうのが意外と好きな人っていうのがいて、そういう人が会議を取り仕切ると、本題に入る前にめちゃくちゃ雑談があったり、話が脇道に逸れたり、脱線したり、常に無駄な時間を過ごす事になります。
本来十分位で決まるはずのことが一時間かかるなんてことはざらにありますね。
会議好きな人が上司になった場合、効率的に仕事をしたい人にとってはすごくやりづらいと思います。
いずれにせよ、会議が多い状況を変えるのは難しい
原因がどうであれ、会議が多い状況というのを社員の意向で変えるというのはほとんど不可能と思っておいた方がいいです。
大手だとまず無理ですね。
中小企業の場合はまあやり方によってはできなくもないかもしれませんが、それでもやはり会議を好む上司のもとについてしまった場合は難しいと考えておいた方がいいでしょう。
「郷に入っては郷に従え」というように、まあその環境に慣れるしかないですね。
ただ、やはり無駄な会議というのは本来無い方がいいです。
目安としては、自分がまったく発言しない会議、いや何かが決まらない会議というのは本来参加する必要のないところに無駄な時間を過ごしているというわけなので、会社にとってもあなたにとってもメリットはありません。
まあ楽でいいんですけどね、座って話を聞いてたら時間が過ぎるの。
ただその分、やらなきゃいけない仕事が後回しになってしまって、残業になるみたいなしわ寄せも起こるので最悪ではあります。
一番懸念すべきなのが、無駄な会議が多い環境に慣れてしまうことですね。
議事録を作るのがいくらうまくなったとしても、他の環境に移ったときに対して役に立ちません。
それどころか、IT業界、ウェブ業界など比較的進んだ会社に行くと、無駄な会議というのは結構少ないので、そういった環境に馴染めなかったりする可能性もありますので、慣れ過ぎないように気を付けましょう。
情報収集のすすめ
ここ3ヶ月以内に、一瞬でも「会社辞めようかな…」とリアルに頭をよぎったことはありませんか?
なければ読み飛ばしていただいて構いませんが、もし「正直、環境を変えることも視野に入れている」という方は、この機会に小さな一歩で良いので何か準備を進めてみるのもおすすめです。
とはいえ、いきなり履歴書を書いたりなんてする必要はありません。おすすめの転職準備についてまとめておくので、チェックしてみてください。
転職サイトに登録しておいて、暇な時に求人を探す&スカウトを待つ
別に今すぐ転職はしないけど、良い所があれば考える、という方向け
別に今すぐ転職はしないけど、良い所があれば考えるという方は、転職サイト(求人サイト)がおすすめです。
イチ推しサイトは「Green」
Greenは、企業から直接スカウトが届く転職サイトです。営業やカスタマーサポート、ITエンジニア、マネージャーなど多様な求人を扱っています。
▼取り扱い業界
・IT/WEB、通信、インターネット系
・マスコミ、エンターテイメント、メディア系
・サービス系
・製造、メーカー系
・コンサルティング、リサーチ
・商社(卸売)、流通、小売り系
・金融、保険系
・不動産、建設系
▼取り扱い職種
・エンジニア、技術職(システム/ネットワーク)
・クリエイティブ職(Web)
・クリエイティブ職(ゲーム/マルチメディア)
・企画、マーケティング職
・営業職
・経営、CxO職
・経理、管理、バックオフィス職
・アシスタント、事務職、オフィスワーク
・サービス職
・専門職
・エンジニア、技術職(電気/電子/機械/半導体)
・建築建設、土木、プラント職
転職エージェントとは違うので、面倒な電話がかかってくることはありません。
Greenは企業の採用担当者から直接スカウトが届くのが魅力的で、利用者の6割以上がスカウト経由で転職しているようです。
「応募まではいかないけど気になる」という企業には「気になるボタン」で興味を伝えられ、企業側もあなたが気になるとなった場合は、カジュアル面談に進むこともできます。
このように、気軽に利用できる点がGreenの強みです。
また、写真が豊富に使われているのが特徴で、会社の様子をリアルにチェックできるのもポイントです
ちなみにGreenは転職お祝い金制度を設けており、Green経由の応募で採用が決まるとAmazonギフト券1万円分がもらえます。
登録から応募まで、利用は全て無料なので、ぜひ活用してみてください。
診断アプリで働き方や向いてる仕事を分析
「転職は考えてないけど、10年間も今の職場にいるのは流石に…」な方向け
注目のキャリア診断アプリ「ASSIGN(アサイン)」
転職は特に考えていないものの、漠然と「自分にはどんな職種や業界が向いているんだろう」という気持ちがある方は、キャリア診断アプリASSIGN(アサイン)を使ってみるのも面白いですよ。
ASSINはあなたの価値観や考えをもとに、向いている仕事・業界をAIが診断してくれるアプリです。
20~35歳向け求人サイトと連動しており、20,000人以上のキャリアデータをもとにAIが適正のある仕事や業界を提案してくれます。
筆者(アラサー・地方大学卒)が診断してみた結果は、こんな感じでした。
診断精度が高いなと感じたのは、性格や価値観をもとに分析すると「WEBメディアや広告代理店がおすすめ」と結果が出ている点。というのも、筆者自身、20代半ばくらいにWEBメディア運営にキャリアチェンジした経歴があるからです。
そういった情報は入力していないのですが、的確に診断されたので単純に凄いなと思いましたね。
診断系のアプリは意外と回答数が多くて面倒になりがちですが、ASSIGNは3~5分くらいで終わるので気軽です。
「どんな仕事が合っているのか」と視野を広げて知る機会になると思いますので、ぜひ試してみてください。