「どの仕事もきついし大変」という人ほど視野が狭い。現に、色んな仕事を経験をしてきた人ほど「仕事によってキツイのもあれば楽なのもある。性格によって何を大変と感じるかも違う」という本質的な結論にたどり着く。「どの仕事も大変」と他人に押し付ける人ほど、そんなに転職したことない。
「自分にはどんな仕事が向いているんだろう」という方は、キャリア診断アプリASSIGN(アサイン)を活用して、あなたの価値観・性格に合った仕事を客観的に診断してみるのがおすすめ。
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ぶっちゃけ「どの仕事も大変」と他人に押し付ける人ほど、そんなに転職したことない
世の中には「どの仕事も大変だ」といった価値観を押し付けてくる人が割といます。
あなたが仕事の大変さを口に出したときに、「私も辛い」というようなニュアンスで「どの仕事も大変」と言ってきたり、あとは年齢層が上の人ほど言う傾向にありますね。
どの仕事も大変なんだから、「そんな甘えたこと言うんじゃない」と言う人います。
しかし、私の周りのそういうことを言う人を見て気づいたのですが、どの仕事も大変という価値観を他人に押し付ける人ほど、そんなにいろんな所で仕事をしたことがないです。
そもそも転職をたくさんして、いろんな挑戦をして、いろんな環境であらゆる仕事をした経験を踏まえて、「どの仕事も大変だった」と言うならまだわかります。
しかし、そういう人ほど意外と全く転職してなかったり、あるいはしていたとしても1回程度と言うような人がほとんどでした。
要は、視野が狭いわけですね。
やったことがないのに断言できるというのは変な話で、例えば、大学に行ったことがないのに、「大学に行く意味はない」と言っているようなものです。
「どの仕事も大変」と他人に押し付ける人は、環境を変えることを諦めた人【酸っぱいぶどう理論】
「どの仕事も大変」と言う価値観を他人に押し付ける人は、環境を変えることを諦めた人だと思います。
すっぱいぶどうと言うグリム童話をご存知でしょうか。
狐が気になっているぶどうを見つけて美味しそうと思うのですが、あまり人気が高いため手が届かず、最終的には「あのぶどうは酸っぱいんだ」と自分を納得させて去っていくと言うお話です。
これは、手に入らないものが対して自己正当化するという例で使われます。
「どの仕事も大変」と周りに言うような人と言うのは、まさにこれと同じでもないでしょうか。
要するに、本当は他の仕事につきたいなぁとか、今この大変な状況を抜け出したいなぁと言う思いがあったのにもかかわらず、行動に移すことができず、ズルズルと時間が経ってしまい、もはや転職なんてできる状況ではなくなってしまった。
でも、それを認めてしまうのは嫌なので、「転職しても意味がない」「他の職場で行っても意味がない。
どこも大変だから」というような正当化させて、自分を納得させている。
そして、それを他人にも押し付けることで、さらに自分が納得できるといった具合になっているのではないでしょうか。
結論:仕事の大変さは「性格との相性」による
では、どの仕事も大変なのかどうかという結論になりますが、仕事の大変さは「性格との相性」によります。
相性が最適であれば、正直超楽な働き方ができる仕事もあります。
というのも、これは私が実際に体験したからこそ言える話です。
個人的な経験談を挟ませてください
私はもともと新規開拓の営業をやっていたのですが、もともとそんなにコミュニケーション力に優れていたわけではなかったので、物凄く大変な思いをしていました。
なにせ、初対面の人と雑談して会話して、最終的にサービスを売らなければならないわけで、これが非常にハードルが高かったんですよね。
ところが、私の同僚では、この新規開拓の営業が楽しいと思っている人がいました。
はじめての人と喋るのが楽しい、売り上げが上がったら、ゲーム感覚で楽しいと言ってましたね。
性格が根本的に違うんだなと思いました。
で、私はその後、転職して事務の仕事についたんですが、これめちゃくちゃ楽でした。
だって、ノルマもないですし、細かい作業を淡々とやっていけば、仕事は終わるわけですから。
こんな楽な仕事があるのかと思いましたね。
ところがですね、ここがさらに重要なんですか、その事務の仕事を「大変、辛い、辞めたい」と言っていた人がいたんですね。
その人は、細かい作業がとにかく苦手で、数字の桁を間違えたり、パソコンの入力が遅かったりと、ミスが多く、作業スピードも遅かったんです。
スピードが遅いと、当然、仕事はどんどんどんどん積み重なっていきます。
私の感覚では、サクサクと定時に終わる仕事だなと思っていたんですが、細かいことが苦手な性格の人からすると、どんどん仕事が膨れ上がっていく大変な仕事だったようなんです。
このように、性格との相性によって、全く同じ仕事でも、人によって感覚が異なります。
これと一緒で、どの仕事も大変なんて事はあり得ません。
自分の性格と業務内容がぴったり噛み合っていれば、少なくともストレスを感じる事は少なくなるでしょう。
ただし、要領の良くない人は「どの仕事も大変」と思ってしまうかも
ただし、注意が必要なのは、要領の良くない人というのはどの仕事も大変と思ってしまうかもしれないということです。
残念ながら、これは現実的にあり得る話です。
例えば、仕事を教わってきっちりメモしているはずなのに、同じミスを繰り返してしまったり、1つ指示されてもう1つ指示されたら最初の内容を忘れてしまうといった要領の悪さを持っている人は、どの職場に行ってもかなり仕事を覚えるのに苦労するからです。
また、人間関係の築き方の要領が悪い人も同様です。
例えば、どの職場に行っても合わない人がいるという場合は、最初の職場のなじみ方があまりうまくない可能性もあります。
自分でも愛想よくしてるつもりなのに、周りからそう見えていなかったり、雑談が苦手だったりといった感じですね。
この場合は、どこに行っても毎回辛い思いをしてしまいますから、「どの仕事も大変なんだ」というように考えが偏っていくこともあります。
しかしながら、これらも結局のところ、職場環境や雰囲気によって、その仕事がストレスだらけになるか、ストレスフリーになるかは変わってきます。
例えば、ささいなミス1つを許さないような厳格な上司がいる職場では、当然ながら、ささいなミスをする人は働きづらいと思います。
しかし、わりと時間に余裕があって、職場の人たちも落ち着いた雰囲気で、ある程度のミスが許されるような職場であれば、最初のほうは多少ミスしたとしても、だんだん心理的に余裕が出てきて、気づいたら慣れているという状態になるでしょう。
また、職場の人間関係を築くのが苦手な人も、そもそもドライな人たちが多く職場で、必要最低限のコミュニケーションしか必要ないというような社風の職場に行くことができれば、無理に雑談をしたりとか、そういうことも考えずに済みます。
結局のところ、自分の性格と職種があっているか、そして自分の性格と環境に合っているかというマッチングで、仕事の大変さっていうのは変わります。
これが、どの仕事も大変だということはあり得ないと言える根拠です。
まとめに入る前に
ここ3ヶ月以内に、一瞬でも「会社辞めようかな…」とリアルに頭をよぎったことはありませんか?
なければ読み飛ばしていただいて構いませんが、もし「正直、環境を変えることも視野に入れている」という方は、この機会に小さな一歩で良いので何か準備を進めてみるのもおすすめです。
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