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ハローワークにまともな求人がない理由。ろくな求人がないのも納得

「ハローワークで仕事を探しているけど、まともな求人が一つもない」

これは当たり前の話です。というか、そんなの一般常識的な話でして、「仕事というのは、ハローワークで探すもの」という前提は実は誤りです。

というのも、僕は20代前半で新卒の会社を早期退職したんですが、無職期間を過ごしていた時は、100%ハローワークで求人を探していました。

早く次の仕事を見つけないと、と意気込んで毎日パソコンからハローワークのサイトをチェックしていたのですが、結論からいうと、半年間毎日探し続けても、まともな求人なんて一つもありませんでした。

当時の僕は「仕事探し=ハローワークでするもの」という先入観というか固定観念があったので、自分の住むエリアにはいい求人なんて一つもないんだ、と相当悲観的になりましたね。

それが間違いだと気づくのは数年後の話。紆余曲折あって人材業界で働くようになって、色んな人に話を聞く機会が増えたんですが、転職に成功する人は、本当に誰もハローワークなんか使ってないんですよね。

そして、ハローワークの仕組みを紐解いてみると、まともな求人がないのは当然だよなと納得しました。

この記事では、なぜハローワークにまともな求人がないのか、ハローワークの裏側を明かしながら解説していきます。

そして後半では、いい会社に入って充実した毎日を送っている人は、どこで求人を見つけたのかといったところまで解説しますので、ぜひ最後までお読みください。

目次

「仕事探し=ハローワーク」←いつの時代の話?

仕事探しはハローワークでする。確かに、そんな時代もありました。しかし、そんなのはとうに昔の話です。

ハローワークが設立されたのは1947年。今よりだいたい80年くらい前です。そこから職業紹介という流れが生まれ、しばらくはハローワークで仕事を探すのが当たり前でした。

なので既に定年退職をしたような世代の人は、仕事探し=ハローワークと認識している人が多いですね。

ですが、よく考えてみてください。80年前の仕組みが今の正しく機能すると思いますか?

太平洋戦争とかそのくらいの時代ですよ。

ハローワークというものは、一言で言うと、とにかく古いです。

例えば、ハローワークには紹介状という謎の仕組みがあります。これはハローワーク経由で仕事に応募するときに、一緒に添えて提出する書類(ハローワークから発行される)なんですが、これ、何の意味もありません。選考に影響するわけでもないです。

これだけITが発達した時代に、ハローワークから発行される意味不明な紙を送るという、謎の風習が未だにあります。

求人探しで言うと、感覚としては新聞広告で求人を募集していた時代がありますが、おおよそそのくらいの時代感と捉えていただけるといいと思います。

相当時代遅れ感があると感じていただけると思います。

ハローワークは失業保険を貰う手続きをする場所

ハローワークには2つの役割があります。1つはとりあえずの求人紹介。もう1つは、失業保険の手続きです。

失業保険の手続きは、絶対にハローワークでなければできません。

なので失業保険をもらう人はハローワークに行くことになるのですが、その流れでそのままハローワークで仕事探しをするもの、と考えている人も多いんですよね。

結論として、ハローワークは失業保険手続きをする場所であって、仕事を探す場ではありません。

ハローワークにまともな求人がないと断言できる根拠【まともな会社ならハローワークを使わないから】

なぜここまでハローワークでの求人探しをおすすめしないかというと、まともな求人が集まらない仕組みだからです。

①ハローワークに求人を出す会社は、人にお金をかけない

一般的に、企業が求人募集を出す際は、お金がかかります。企業はお金をかけて、自社の求人を広く知ってもらい、良い人材を集めるわけです。

しかし、なんと企業がハローワークに求人を出すのは無料でできます。ハローワークは国が運営する機関ですので、営利目的の組織ではないので、お金がかからないんですよね。

だから企業は気軽に求人を出せます。

さて、普通に生活している分には自覚しづらいですが、今の世の中はどこを見渡しても「人手不足」です。働き手(若者)の数が減っているので当然ですね。

優れた企業ほど良い人材を確保し、定着してもらおう、という感じで「人材に投資」という感覚を持っています。

人材に投資というのは、お金をかけて人材を集める(後述する民間サービスなどを使う)というのもそうですし、それ以外にも、人が集まるように給料を上げたり、社員が辞めないように福利厚生を手厚くしたりといった感じです。

優れた会社、というかまともな会社ほど、人を集めるために、身銭を切っているわけです。

そんな中、無料で求人を掲載できるハローワークで働き手を募集している企業というのは、言い換えると「人材にお金をかけない」企業です。

人を集める段階でお金をかける気すらないわけなので、採用後の給料や福利厚生がまともなわけないですよね。

②ハローワークに求人を出す以外に選択肢がない、古い会社

先ほどお伝えしたように、ハローワークは一言で言えば、今時ではありません。

ではそんな今時でない場所で人材を集めている会社が、時代に適応した会社かというと、疑問が残りますよね。

一概には言えませんが、何かしらの文化や風習、環境が「古い」会社の可能性は充分考えられます。

例えば、給与水準、IT環境、社風…。少なくとも「進んだ会社」がハローワークに求人を載せているのを見たことがありません。

後述しますが、人材を集めるなら(お金をかける気があるなら)、求人媒体はハローワーク以外にも山ほどあります。

しかしそういった中で、ハローワーク以外の選択肢を使わない(思い浮かばない)会社が、なんの非の打ちどころもない、とは考えにくいですね。

③ハローワークは、求人票の情報があまりにも少なすぎるし探しにくすぎる

ハローワークが求人探しに使えないのは、端的に情報の少なさも原因です。

一般的な民間の転職サービスなら、業務内容の詳細、初年度年収、会社の雰囲気の写真が載っているサイトも珍しくありません。

しかしハローワークはそういった情報がほとんどなく、あったとしても相当見づらいです。

またハローワークのネット検索は、フィルタリング機能は相当乏しく、好みの条件で検索をかけるといったことができません。

転職サイトなら「残業時間20時間以内」「職種未経験歓迎」といった条件で調べられますが、ハローワークではできません。

なので、万が一まともな求人があったとしても、そこにたどり着けない不親切な設計になっているというわけです。

公式サイトも2000年代初頭のようなサイトデザインで、直感的に使えないという印象でした。

④ハローワークに求人を出す企業の3割が零細企業

ある程度規模の大きい会社ほどしっかりと制度が整っていて、反対に従業員が数人しかいなかったり家族経営だったりする会社は、経営者の一存でルールが一方的な決められることも多いです。

ではハローワークの求人企業はというと、全体の3割が5~29人規模の零細企業となっています。

ちなみに従業員数300人以上の企業は全体の4%しかありません。(出典:ハローワークと民間職業紹介事業者の役割分担

求人情報も信用ならない

ハローワークの求人情報は一応掲載前に審査があるらしいですが、形式的なものなのでザルです。

厳格な審査などもおこなわれておらず、条件が嘘のまま掲載されていることもあります。

実際に、「求人票の記載内容と労働条件が違った」という報告は、令和3年度でおよそ4,000件近くあったそうです。

正直、全く信用できないと思います。

実際にハローワークで求人検索してみたら唖然とした

実際に地方のハローワーク検索サイトで求人を見てみましたが、未だにやっぱりひどいままですね。

  • 施設管理職などで月収23万
    (しかも手当含む)
  • 年間休日105日がざら
    (105日は平均を下回る日数で、相当きついです。まともな企業なら120日はあります)
  • 正社員はほぼ介護職などの専門職で一般的な会社員求人がそもそも少ない
  • 正社員求人が少ない
    (地元で調べたら、たった30件でした…)

悪い点を挙げればキリがありませんが、まともな求人がないというあなたの感覚は100%正しいということだけ断言しておきます。

ハローワークは担当者も非正規雇用の素人なので全く信用できない

ちなみに、ハローワークの窓口担当者は転職事情に詳しい人でもなんでもありません。非正規雇用の臨時職員で、ただ窓口業務をしているだけです。

なので、窓口の人に転職の相談をしても、基本的には何も参考になりません。

それどころかハローワークの窓口担当は相当評判が悪く、「上から目線で説教された」「経歴を馬鹿にされた」という不満も噴出するほどです。

窓口担当の人も信用できないというのが正直なところです。

本当にいい会社はハローワークに求人を出さない【当然の理由】

結論、本当にいい会社の求人がハローワークにあるはずがありません。

嫌な言い方になりますが、ハローワークを使う層は、あまりリテラシーが高くないからですね。なのでいい企業が欲しがる人材がいないということです。
というのも、20代前半の自分がまさにそうだったからです。
「仕事探し=ハローワーク」で考えが止まっていて、しかも「良い仕事がない」と言っている僕のような人、今の僕なら採用したいと思わないですね。

結局のところ、まともな求人に出会いたかったら、まともな会社が求人を載せている民間サービスを使うのが現実的です。

まともな会社で働きたいなら、きちんとした転職サービスを使うべき【どうせハローワークと同様に無料ですし】

ではどうすればまともな求人があるの?という部分ですが、民間の転職支援サービスを使うのがおすすめです。いずれも無料です。

ハローワークのように窓口担当者がいる転職エージェントが良いかと思います。

転職エージェントは無料で使える求人紹介サービスで、条件に合った求人の紹介から、履歴書の添削、応募先企業との日程調整の代行などを無料でしてもらえます。

ハローワークは履歴書のアドバイスも素人ですが、転職エージェントは人材支援のプロです。

個人的には応募先企業との日程調整の代行をしてもらえるのがすごく便利と思っていて、これのおかげで面接がスムーズに進みます。
(ハローワークはこんなことしてくれません)

ちなみに転職エージェントで紹介してくれる求人は、「そのエージェントに登録しないとみることができない」という求人が多いです。

本当に良い企業の求人ほど、人目につかないところで募集されているというわけですね。

情報収集におすすめの転職サイト

「最近、転職を考え始めた」という方は、転職サイトを使って情報収集から始めてみるのがおすすめです。早めに準備だけでもしておくと、いざ転職活動を始める際、スタートダッシュが切れます。

転職サイトはさまざまな種類がありますが、一番おすすめは「Green」。IT業界を中心としたあらゆる業界・職種の求人を扱っています。おすすめな理由としては、①エージェントではないので面倒な電話など無し(マイペース転に情報収集できる)、②スカウト機能があるので、放置していても良い企業側からアプローチが来ることがある、③お祝い金といった特典があるなど他サイトと比較してメリットが多いです。

「今どんな求人が出てるんだろう?」と興味があれば、ぜひGreenを活用してみてください。

まとめ

というわけで、ハローワークにまともな求人がない理由と、代わりに使うべきサービスについて解説しました。

いつまでもハローワークで仕事を探して疲弊するのではなく、民間の転職サービスを使って賢く仕事を見つけましょう。

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