転職する勇気がない=ただ「情報」が足りてないだけ
「転職したい気持ちはあるけど、なかなか勇気が出ない」
このように考えている看護師さんのお悩みをよく耳にします。勢いで転職して「前の職場の方が良かった」なんてことになったら最悪ですよね。
転職には確かにリスクがあります
転職したら残業が増えた / 人間関係が微妙だった / 他施設に移ったら、思っていた業務内容と違った
人は変化を避ける生き物ですから、なかなか一歩踏み出せないのは当然です。
ですが、「転職する勇気が出ない」という看護師さんによくよく話を聞いてみると、ある共通点を持っていることが分かりました。それは「必要な情報が足りていないこと」です。
例えば、そもそも具体的な求人の候補がない状態だったり、あっても求人票以上の情報を持っていなかったり。転職活動のやり方を漠然としか知らない(どうやって求人を探すかも知らない)という人もいたりします。
「箱の中身はなんだろな?」みたいなもの
情報がない状態で行動を起こせないのは当然。それはたとえるならバラエティ番組でよくみる「箱の中身はなんだろな?」のようなものです。

箱の中身が何か分からない状態で手を入れるのは、容易ではありません。
中身は爬虫類かもしれませんし、もっと嫌な生き物かも。人間が入っているパターンなんかもありますね。いずれにせよ、これで「勇気を出して箱に手を入れる」というのは無理な話です。
ですがもし、この企画で「箱には”ぬいぐるみが入っている”」とあらかじめ分かっていたら、手を入れるのは怖くないはずです。(企画倒れですが)

そしてこの違いは、「箱の中身は何か」の情報を得ただけです。勇気が湧いたからではありません。
転職するかどうかは情報をもとに判断するだけ。勇気なんて必要ない
転職するかどうかは結局のところ、どれだけ情報を集められるか次第です。そして、今の職場と比較して「転職して後悔しないか」を検討していきます。未来のことなので、「100%後悔しない」とまでは判断できませんが、それでも後悔する確率を70%、60%…と下げていくことはできます。
先ほど、転職にはリスクがあるとお伝えしましたが、情報収集次第でそのリスクを軽減することは可能です。
- 転職したら残業が増えた
→リアルな残業時間を把握する - 人間関係が微妙だった
→働いたことがある人の意見を見つける - 他施設に移ったら、思っていた業務内容と違った
→まずは求人の目星をつけて、選考時に業務内容などの認識の齟齬がなくなるまで質問する
では上記のような「外側から分からない情報」を収集する方法を次章で紹介します。
では看護師転職の情報収集ってどうやるの?
看護師転職に踏み出すカギはどうやって情報収集するか、もっと言うと「入ってみなければ分からない情報を、どうやって手に入れるか」です。
というわけで、看護師転職の情報収集の手段をまとめて紹介していきます。
①看護師転職サイト
看護師さんが転職を少しでも考えた時、まずおすすめは転職サイトへの登録です。転職サイトは、希望する条件に合った求人を紹介してくれるものですが、「漠然としか考えていない」「まずは情報収集に使いたい」といった段階でも利用できます。
- (1).登録しておけば、良い求人が出た時にいち早く教えてくれる
- (2).LINE対応可のサイトなら、メルマガ感覚で新着求人を受け取れる
- (3).「病院がどういう背景で人材を募集しているのか」などの情報も分かる
- (4).病院のリアルな情報も分かる
どんなサイトでも良いわけではなく、情報収集という観点でいうと、「入職者アンケート制度」のある転職サイトを使うことをおすすめしています。大手だとアンケートに注力しているのがレバウェル看護です。
入職者アンケート制度とは、A病院からB病院に転職した看護師に対して、「ぶっちゃけ、今のB病院は人間関係とかどんな感じですか?A病院と比べてどうですか?」とヒアリングすることで、A病院とB病院の「入ってみないと分からない情報」を集めているのです。(平たく言うと、ちょっとした内定調査みたいなものですね)
そして、この情報をこれからA病院・B病院で働きたいと考えている看護師さんに共有することで、「入ってみないと分からない情報が事前に分かる」という仕組みを構築しているわけです。
▼「実際に働いたことある人しか知らない情報を知っていた」という旨の口コミ
レバウェル看護に登録したら、病院の内部情報教えてくれるんだけど、前の職場の評判悪すぎて笑った。やっぱりあの最悪な職場は辞めて正解
https://twitter.com/gyhhfnej/status/1315540028337004545
補足:レバウェル看護とは

- 公開求人だけで14万件超え、業界トップレベル
- 地方でも豊富な選択肢が手に入る
レバウェル看護(旧・看護のお仕事)は、14万件以上の求人数を誇る看護師転職サイトです。
求人数はここで紹介するサイトの中でトップクラス。求人数が10万を超えるサイトはレバウェル看護以外になく、まさに桁が一つ違います。病院/クリニック/施設/企業など、あらゆる職場に対応しています。
サポートエリア全国なので、地方の看護師さんでも利用可能です。これだけ多くの求人を扱っていますので、地方であってもよほど難しい条件を指定しない限り、「求人がない」とはなりにくいです。
レバウェル看護は、オリコン満足度調査(2022)において、担当者の対応・紹介案件の質・交渉力の3部門で1位を獲得した実績もあります。求人数だけではなく、その内容や担当者の対応も高く評価されている転職サイトです。また、LINEでやり取りできる点も便利です。
看護師転職サイトはそれぞれ強みがありますが、求人・担当者の対応ともに高水準のサービス品質のサイトで、どれか1つ選ぶとすれば、まずレバウェル看護をおすすめします。
口コミを確認(ここをタップ)
前回の転職も含めて計4社使ってきたんですが、レバウェル看護が1番丁寧で求人数も多くて、私には合ってました!
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前回の転職の時、レバウェル看護の担当さんめちゃくちゃ親身になって下さって、履歴書や面接対策も電話やメールでしっかりみてくれました。満足度1位なのは納得でした!
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レバウェル看護→昔の同僚がここで一般企業に転職したという話を聞き、即登録。結果一番使った転職サイト。対企業面接対策をしっかりしてもらえたのがありがたい。治験コーディネーターの内定もらえたし、一般企業の内定ももらえた。何よりLINEでやり取りできるのが本当に楽。
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レバウェル看護ってとこに登録したけど、初回に電話で聞き取りして、あとはLINEで送ってきてくれるから気が向いたときに見れるよ。
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私電話嫌いなんですけどレバウェル看護は電話無理って言ったらLINEでやりとりしてくれましたよ
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【公式】https://kango-oshigoto.jp/
おすすめ年代 | 20~50代 |
エリア | 全国 |
LINEで連絡 | ◎ |
②看護師口コミ情報サイト
看護師口コミ情報サイトとは、実際にその病院で働いた経験のある看護師が、リアルな情報を投稿しているサイトです。例えば「リアルな残業時間」や「人間関係(お局がいる等)」が投稿されていて、「入ってみなければ分からない情報」を把握できます。
どのサイトも、まずは自分が就業経験のある病院の口コミを投稿する必要がある(ポイントが付与され、それを消費しながら見る)のでやや面倒ですが、それでもリアルな情報を得られるというのはかなりメリットが大きいです。
ただポイントには限りがあるので、まずは転職サイトで求人候補の見当をつけて、その病院の口コミを見る、というやり方がおすすめです。
③eナースセンター
eナースセンターは、日本看護協会が運営している公的機関です。ハローワークの看護師版のようなもので、各都道府県に設置されていて求人の紹介を受けることができます。その他にも、復職支援向けの研修やキャリア相談などを行っています。
求人数自体はかなり少ないので期待できませんが、潜在看護師が復職する際の情報収集にはかなり使えます。
また、eナースセンターはスタッフのほとんどが看護資格保有者なのが特徴です。医療現場を熟知した人に相談したいというキャリア浅めの看護師もおすすめです。
転職を伝える(辞めますと言う)勇気がない時は?
看護師さんの中には、上司に辞めますという勇気が出ないという方もいます。こればかりは流石に情報云々ではどうしようもありません。
おすすめは「先に次の職場を決めておき、その後で辞めますと言う」ことです。要するに事後報告ですね。「辞めますと言うしかない」状況を無理にでも作りだせば、勇気が出る出ないの話ではなくなります。
そもそも転職活動は「働きながら次の職場を探して、決まったら辞める」のがベターです。先に辞めてしまうとしばらく無収入が続きますし(失業保険も3ヶ月経たないと受け取れません)、なかなか次が決まらないと徐々に焦ってきて冷静な判断ができなくなる恐れがあるからです。
働きながらの転職活動は、一人だと難しいですが、転職サイトを使えば以下の工程は代行してもらえるので、相当楽になります。
- 希望に合った求人を探してきてくれる
- 面接の日程調整を代行してくれる
- 残業時間など直接聞きにくいことを代わりに聞いてくれる
- 入職手続きなども代わりに進めてくれる
- 最後の最後で、年収交渉などを代わりにしてくれる
ぜひ活用してみてください。
まとめ
看護師転職に必要なのは「情報」であるという話をしました。無理に勇気を出す必要はありませんし、勇気と無謀は紙一重なので、何も情報がない状態なのに勢いで転職に踏み切るのは逆効果です。
まずは転職サイトや口コミ情報サイトで情報を集めるところから始めましょう。極端な話、求人を集めて「今の職場よりも良い所がないな」と思ったら、転職しなければ良いだけですからね。
おすすめの転職サイトについては以下の記事でも解説しているので、ぜひ活用してください。