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プロジェクト途中退職・転職はアリ?辞めるのは無責任?炎上中に抜ける言い方

プロジェクトの途中で退職するのって、どうですかね…?

私自身、プロジェクトの途中で退職した経験がありますが、結論から言うと、全く問題ありません。 私が経験したのは、ソフトウェアエンジニアの開発の仕事で、プロジェクトが炎上していて、残業時間が非常に多かった会社でした。 そのため、転職活動をしていたところ、運良く転職先が見つかりましたが、そのタイミングとプロジェクトの進捗がかみ合わず、中途半端なタイミングで辞めざるを得なくなりました。 当時は周りに対して申し訳なく思い、辞めるまで気まずかったのですが、今となっては退職して良かったと心から思っています。

プロジェクトの途中で退職した時のメール
退職時に送ったメールの一部です…

この記事では、その経験をもとに、プロジェクトの質で退職しても問題ない理由や、プロジェクトの途中で退職する場合の心得、そして退職までの期間をどう過ごすべきかについて解説していきます。

ちなみに私はかなり早い段階で転職サイト「Green」で情報収集を始めておいたおかげで、スムーズに転職ができました。Greenは企業からスカウトが届く求人サイトで、好きなタイミングで求人検索・応募・情報収集ができます。(Green経由の転職成功でAmazonギフト券1万円分のお祝い金あり)

「プロジェクトの途中で退職するのは、法律上まったく問題がない」と言われても、そういうことじゃないですよね

日本の法律によると、プロジェクトの途中で退職することは違法ではありません。 労働者は、民法第627条により退職の自由が保障されており、最低でも2週間前に退職の意思表示をすれば退職できます。

とはいえ、「法律上は問題ないならやーめよ」とはならないですよね。

退職までの期間が気まずい

プロジェクトの途中で退職する場合、退職日までの期間は相当気まずいものです。 私自身が経験したことからも、断言できます。 そのため、その気まずさから退職を先延ばしにしようかと思ってしまうかもしれませんが、プロジェクトというのは落ち着いた頃にまた始まるものです。 私の場合は、辞めたいと思ったタイミングで止めるのが一番良いと思いました。

迷惑をかけているのは確かなので、周りに申し訳ない

プロジェクトを途中で辞めると、周りの人たちに迷惑をかけることになります。 これは避けられませんが、特に自分の担当していた業務を周りに引き継いでもらうことになるため、プロジェクトの進行に影響を与え、他の人の業務量を増やしてしまうことになります。 残業時間が多かった職場で働いていた私は、周りも同じくらい残業していたため、自分が退職することによってさらに周りの業務負担が増えることになりました。 これはかなり申し訳ないなと思った記憶が鮮明に残っています。

でもどうしてもこのタイミングで辞めなければならない事情がありますよね

気まずさや申し訳なさは、できることなら避けたいものです。 しかしそれでもなお、止めなければならない理由があなたにはあるのではないでしょうか?私の場合は、転職で入社日が決まったことです。 それ以外にも、もう精神的に限界が来ている、炎上プロジェクトにもうこれ以上関わりたくない、上司に対しての我慢が限界になったなど、様々な理由があるかもしれません。 私の経験から言えるのは、もう退職をするかどうかと悩み始めている時点で、それはすべきタイミングだと思います。

実際にプロジェクトの途中で退職してみて思ったのですが、最初に想像していたよりもかなり気が楽でした。 周りの人も同じ位疲弊しているので、「まぁやめるよね」といったある種の理解を示してくれる人もいました。 また、いざ1人自分がいなくなったところでプロジェクトは回ります。 世の中の仕事は誰が担当してもちゃんとうまくいくようになっているものです。 最初は自分がいなくなったら他の人に迷惑がかかると考えていましたが、それはある意味では自分のことを一生に評価しすぎていたのかもしれません。 退職が決まって引継ぎなどを進めると、意外と仕事は回っていることに驚かされました。 今あなたが一生に申し訳ないと思っていることについて、実際に退職を決めてみると、そんなに大きな問題ではなかったと感じるかもしれません。

気まずさについてですが、それまでの職場でどれぐらい良好な関係を築いていたかによります。 入社して日が浅かったり、あまり同僚とコミュニケーションを取らなかったりしていた人は、やはり多少の軋轢があるかもしれません。 しかし、平均的に仲良くしていたのであれば、相手も事情を理解してくれると思います。

プロジェクトの途中で退職は悪いことではない

私の経験からすると、プロジェクトの途中で退職は悪いことではないと断言できます。

あなたの人生を会社の都合に合わせる必要はない

そもそも、あなたの人生を会社の都合に合わせる必要はありません。 申し訳ないなと過剰に思ってしまう人は、自分の人生を犠牲にして会社を助けようとしていると言い換えることもできます。 会社というのは、労働者に対して労働を提供してお金をもらっているということになりますが、会社側からすると、利益よりも少ないお金を渡して金儲けを手伝ってもらっているということ。 言い換えると、仕事は会社のお金儲けの手伝いです。 労働なんてそんなもので、会社に人生を捧げてまでするようなものではありません。 退職するということは、転職先が決まった人が入るかもしれませんし、決まっていない人もいるかもしれません。 いずれにせよ、会社はあなたの人生に対して責任を取ってくれませんので、勝手に申し訳ないなと思って勝手に残るという決断はできるだけ避けたほうがいいと思います。

無責任と言う声は無視でOK

退職は途中でやめることを、無責任だと言う人もいるかもしれません。 しかし、そういう人は放っておいたほうがいいと思います。 おそらく、自分の人生を会社に乗っ取られていると感じている人でしょう。 自分を犠牲にしてでも会社の利益を優先しているというわけです。 自己犠牲が上得とされている日本では、それがまだ多いかもしれません。 しかし、雇用関係であってもビジネスのやり取りであるため、合理的に考えるべきです。

プロジェクトの途中退職をする上で、せめてこれはやっておくと気まずさが減る

プロジェクトの途中退職をするなら、これはマストということを解説しておきます。

会社の都合は最大限きく姿勢を持つ

プロジェクトの途中で退職する場合、会社側の意向にできるだけ従う姿勢を持ちましょう。 退職日の日程変更の依頼を断る必要がある場合でも、引き継ぎや有給休暇の消化のタイミングなどは、会社の意向になるべく合わせるようにしましょう。 炎上プロジェクトの途中で退職しても、会社としっかり話し合いお互い妥協点を探した上での退職なら問題ありません。 ただし、全てを会社の都合に合わせる必要はありません。 円満退職ができるかどうかは、実は会社との関係がうまくいっているかどうかに影響されます。 ですから、「この日に辞める、他のことに関しては断る」のようなきっぱりとした態度は好ましいものではありません。

なるべく早いタイミングで「辞めます」と伝えた方が、むしろ会社側も助かる

プロジェクト途中で退職するのは、申し訳ないという思いから退職を先延ばしにしてしまうことがあります。 しかし、これは実は逆効果です。 なるべく早いタイミングで退職を伝えた方が、会社のためにもなります。 余裕をもって退職を伝えられれば、会社はその分人材を集めたり、プロジェクトの日程を調整する柔軟な対応ができます。

しかし、退職をズルズル先延ばしにされ、ギリギリのタイミングで辞めると言われてしまえば、プロジェクトリーダーもどうすることもできません。 そうなると、「何とかこのプロジェクトが終わるまでは言ってくれないか」という強い引き留めに遭う可能性があり、さらに気まずさや申し訳なさが増すことになります。

引継ぎはとにかく丁寧に誠意を見せる

プロジェクトの途中で退職する場合は、かなりしっかりと引き継ぎを行う必要があります。 周りの業務を増やしているわけなので、誠実な態度で引き継ぎに臨むべきです。 例えば、引継ぎ相手から何も言われなくても、先回りしてマニュアルを作成するなど、自分でできる業務はなるべく終わらせておくと良いでしょう。 このような工夫が欠かせません。

プロジェクトの途中で退職する際に気になる3つのこと

プロジェクトの途中で退職する際に誰もが気になることを経験から解説します。

退職の挨拶はなんと言えば良いか

退職の挨拶は、普通に退職する時と同様の挨拶で問題ありません。 プロジェクトの途中でやめてしまうことになったと強調すると、あまり印象は良くないかもしれません。 またプロジェクトの件に触れてしまうと言い方にもかなり気をつける必要があります。 ヘラヘラした態度や「いやーなんかプロジェクトの途中ですいません」といった言い方は相手の神経を逆なですることになるので、やめておくべきです。 自分のせいで仕事が増えたと思われたくなければ、プロジェクトの途中で退職することについては徹底的に触れない方が良いでしょう。

退職のメールは全社に送るべきか

退職する場合、プロジェクトに関係する人には必ずメールで報告しましょう。 他の部署には送らなくてもよいですが、プロジェクトメンバーには業務量を増やしてしまうことを申し訳なく思っている旨を伝え、引き継ぎに感謝することが重要です。 これを怠ると、去る際の印象が悪くなってしまいます。

退職までの期間、どういう顔で過ごせばいいか

プロジェクトの途中で退職する場合、引き継ぎ量がとんでもなくなるため、とにかく真面目に仕事をする必要があります。 しかし、引継ぎ業務を誠心誠意行っていれば、本当に仲の良い同僚とはランチに行って、気兼ねなく話す機会を作ることもできます。 意外と同僚も辞めようかなと思っていたりするもので、そういった話で盛り上がる可能性もあります。

自分が抜けるとプロジェクトが回らないと言う場合も、余裕を持って人材を集めない会社側の落ち度でもある

自分が抜けるとプロジェクトが回らないと考える人もいるかもしれませんが、そこまで気を回す必要はないと思います。

採用する気がないなら、先見性がない証拠

プロジェクトの進行に1人の欠員が出ただけで支障が出るような編成をしている会社は、かなり問題があると言えます。 もしプロジェクトメンバーの誰かが急に病気になって倒れた場合、どのように対処するつもりだったのでしょうか?また、やむを得ない事情で、重要なポジションの1人が辞めることになった場合、どのような対応をしていたのでしょうか?こうしたリスクを考慮した会社でなければ、自分の人生を犠牲にして過剰に貢献する必要はありません。

採用をかけても集まらないなら、その会社に魅力がない証拠

採用募集を行っているにもかかわらず、人材が集まらずプロジェクトが進行しづらい企業もあるかもしれません。 もし採用ダッシュをしても人材が集まらないのであれば、単純にその企業に魅力がないためかもしれません。 自身がその企業にいる限り、そのことに気づかないかもしれませんが、転職市場に出てみると、今より待遇の良い企業が必ず存在します。 また、価値の低い魅力のない企業には人材が集まらないため、そういった企業には長く居続けることはできません。 したがって、なるべく早い段階で退職することが望ましいでしょう。

プロジェクトの途中で退職しても損害賠償を請求されることはない

プロジェクトの期間内に退職する場合、法的には問題ありません。 社員との雇用契約に期間の定めがない場合、2週間の予告期間をおけば、労働者はいつでも辞めることができます。 また、契約社員の場合も許可される事由に該当すれば退職は可能です。 なお、引き継ぎもせず突然退職するような場合、損害賠償請求をしたいと考える企業もあるかもしれませんが、法的には問題があります。

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まとめ

プロジェクトの途中で退職する是非について解説しました。

  • プロジェクトの途中で退職しても悪いことではない。 自分の人生を犠牲にして会社の都合に合わせる必要はない。
  • 会社の都合に合わせる姿勢を持つことが大切であるが、全てを会社に合わせる必要はない。
  • 引継ぎは丁寧に誠意を見せることが重要である。
  • プロジェクトの途中で退職しても損害賠償を請求されることはない。

くり返しになりますが、プロジェクトの途中で退職することについて、悪いことではなく、自分の人生を犠牲にして会社の都合に合わせる必要はありません。 ただ、プロジェクトの途中で退職する場合には、引き継ぎを丁寧に行うことや、なるべく早いタイミングで退職を伝えることが重要です。

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