【サポステの闇】おかしい・怖い・やばい等の評判から実態を検証

要約

まずは結論から言うと、サポステはニートを脱して就職したい人にとっては行く意味がない。なぜなら、就職に直結する支援はあまり期待できないから。求人紹介すらない。実際に行われたプログラム例を挙げると「ひらがなを綺麗に書く練習」「発声を良くするために合唱する」「皆でお雑煮を作って食べる」など、就職につながるとは到底思えないものも多い。職業体験をしても賃金はなくタダ働きなど(しかもやることはスーパーのバイトなど)、福祉支援の闇というか、一般的な感覚からするとおかしいと思える部分も多数。

もちろんサポート内容は地域によって全く違うので(運営団体が異なる)、一概には言えないが就職支援というよりコミュニケーション練習プログラムなど社会復帰支援の側面が強い

「対人コミュニケーションが全く取れない」「人目が怖くて外に出られない」「何かしら社会と関わりを持ちたい」といった人が精神的なリハビリを行う場としては役立つし、実際そういった使われ方がメイン。引きこもり状態の人の居場所探しのようなイメージ。

就職率は6~7割と公表されているが、データの母集団を「相談した人」に設定して算出しなおすと、就職に至ったのはおよそ2.5%程度。また相談に行った人の94%は登録に至っていない。相談に行った人の口コミでは「窓口担当者に見下される態度をとられた」といった内容も目立つ。

ニートを脱するために求人を探したいという方は、ニート・フリーターの就職支援を専門に行う就職エージェントの利用がおすすめ。業界人気の就職エージェントは「ハタラクティブ」。求人の8割以上が未経験歓迎で、かつスピード内定の実績が豊富。もちろん利用は無料。「自分でも応募できる求人が想像していたよりサクッと見つかった」と満足度も高く、非常におすすめ。

目次

そもそもサポステとは?意外と知らない前提知識

サポステ(地域若者サポートステーション)は、若年無業者(15~49歳までのいわゆるニート)の就職をサポートする相談窓口です。しかしこれは表向きの説明で、実際のところは就職支援というより「他者とのコミュニケーションがほとんど取れない人の社会復帰の場」です。

運営団体はそれぞれ異なる。「厚生労働省だから安心」ではない

サポステは厚生労働省が主体となっている支援事業です。これだけ聞くとなんとなく信用できそうですが、実際のところ厚生労働省が様々なNPO法人などに委託しているだけで、厚生労働省は直接関係ありません。例えば東京都A区のサポステと、福岡県B市のサポステは、支援内容からサポート体制まで何から何まで異なるということです。

そしてこのNPO法人というのが厄介で、信念に基づいてクリーンな運営をしているところもあれば、補助金目的の団体もあり、外側から判断することができません。要するに、あなたが済んでいるエリアのサポステを運営しているのはどんな団体か、判断しようがないということです。

サポステで求人の紹介や応募はできない。ハローワークにたらい回しに合うだけ

サポステは就職支援の窓口ですが、求人の紹介・斡旋権限は持っていないため、仕事探しはできません。つまり、サポステに行ったところで仕事が見つかるわけではないということです。サポステで仕事を探したいと相談すると、ハローワークにたらい回しにされるだけです。サポステは適性検査をしたり、セミナーで色んな業界の話を聞いたりして、仕事探しをするための知識をつけることを目的としています。就職活動のための基礎体力をつける、のようなイメージです。仕事探しのルートはハローワーク以外ありません。

数字で分かるサポステの闇

サポステがどのくらい実績があり、どういった使われ方をしているのか、厚生労働省が開示しているデータをもとに探っていきます。

就職率は6~7割…ところが、相談に行って就職できた実際の割合は2.5%

令和2年度の、サポステの就職率を確認したところ67.0%と表記されています。しかしデータと計算式をよく見ると、実態とややかけ離れていることが分かります。

進路決定者数11,110人
サポステ登録者数15,815人
相談者数287,413人
進路決定者数は雇用保険被保険者になり得る=つまり正社員のみの数字

前述の「就職率67.0%」は以下の式で算出されています。

進路決定者 / 登録者 = 就職率68.0%

サポステに登録した人(サポステの雰囲気やサポート内容を直接見て、納得して登録した人)を母集団にしているわけですね。

しかし「サポステ利用者のうちどれくらいが就職できたか」を算出するならば、「サポステに相談に行った人」を母数にするのが実態に即しているはずです。つまり、「サポステに相談に行った人のうち、どれくらい就職に至ったのか」ということです。

ではこれを踏まえて計算してみると、

進路決定者 / 相談件数 = 就職率2.5%

【実際の就職率はおよそ2.5%】という結果になりました。控えめに言ってもかなり低い水準ですね。

相談に行ったものの登録しなかった人(94.5%)が多すぎる

なぜこれほどまでに数字が乖離するのか、原因は一度相談に行ったものの結局登録しなかった人が多すぎるからです。

先ほどのデータをもとに、今度は「登録率=サポステに相談に行った人のうち、どれくらいが登録に進んだか」を算出してみます。

進路決定者数11,110人
サポステ登録者数15,815人
相談者数287,413人

登録者 / 相談件数 = 登録率 5.5%

サポステに相談に行ったうち「登録して支援を受けよう」と思うに至った人は約5.5%。裏を返すと、94.5%の人は勇気を出して相談に行ったものの何らかの理由で登録せず帰ってきたということが分かります。これはかなり高い水準ですね。

もちろん、中には相談に行った段階で問題が解決したケースも考えられます。しかしそれを考慮しても、相談に行く人の過半数は利用対象から外れている可能性が高いです。

ではなぜこれほど登録率が低いのか。理由として考えられるのは、後述する窓口対応の悪さです。

サポステ利用者の口コミ評判でも酷評の嵐

サポステを利用する際は、まず窓口へ相談に行くところから始めます。そして就労相談を経て会員登録し、サポステの様々なプログラムに参加していきます。

約9割がここで登録しないと判断するようですが、実際にサポステに行ってみた人の口コミを見ると、それも納得。窓口の対応がかなり酷評されています。

実際の口コミ

サポステに相談したら「そもそも無職なのに仕事にやりがい求めるのは止めませんか?」って言われた

https://twitter.com/capacity_none/status/1753299391149195592

サポステで適職診断したのに、結果にも納得できたのに、スタッフが「でもその年じゃ今からやりたい仕事とか無理でしょ。食っていかなきゃいけないんだから事務でもやれば?」って

https://x.com/wondla9/status/1757358851014447151?s=20

うちの弟がサポステ行ったみたいだけど、病気直してから来いって言われたらしい。

https://x.com/qllN3OhHUyqb7HY/status/1767522223852822627?s=20

サポステなんて利用しないほうがいいよ。俺なんて相談に行ったら「普通の職場で働くのは無理です」とハッキリと言われたからね。

https://www.e-mansion.co.jp/bbs/thread/582917/res/31-96/

結構酷いこと言われたりするので傷つきやすい人は向かないです。
基本的に利用者を馬鹿にしてますよ。
なかなか前に進むの怖くて踏み出せずにいるとそんなんだから出来ないんだよ。って威圧されます。

https://www.e-mansion.co.jp/bbs/thread/582917/res/1-200/

ざっと探してみただけでも同様の口コミはキリがないほど見つかり、その多くが「こちらを下に見ている」「馬鹿にされた態度」といったものでした。

登録してプログラムに参加している人からも同様の声が上がっています。

私は相談員・所長さんとの相性が合わず(中略)サポステの所長から電話がきて「君は就職してもすぐ辞める」や「なんでこれが出来ないのに就職できると思うのか」を30分近く言われ続けました。そして後日プログラムの参加でサポステに伺った際に、同様の内容と露骨なため息や睨まれ続け、最後にスタッフ皆さんの前で頭を下げて謝罪をさせられました。もう限界です。サポステが怖いです。

https://www.e-mansion.co.jp/bbs/thread/582917/

登録の時点で酷評の口コミが上がる背景

あくまで考察ですが、サポステ側がある程度利用者層を厳選している可能性があります。というのも、サポステを運営する団体にはある一定の目標が設定されており、その達成状況によって補助金などが決定される仕組みになっているからです。要するに「ノルマ」ですね。

そしてその指標の一つが前述の「就職率」です。

令和3・4年度地域若者サポートステーション事業仕様書より引用

サポステは就職率を「就職者数 / 登録者数」で算出しています。ということは、就職率を上げたければ、就職者数を増やす以外に「登録者数の分母を減らす」という選択肢も出てきます。つまり「就職できなさそうな人をふるいにかけ、就職しそうなポテンシャルのある人だけを登録させれば、簡単に就職率を上げられる」というわけです。実際にそういった印象を受けた人の口コミもありました。

サポステ登録して成功しそうな人を求めてる感じで、登録までの面談がうざいのなんの。サポステ行って就職できる人はサポステ行かなくても就職できるよ。

https://www.e-mansion.co.jp/bbs/thread/582917/res/151-191/

このような制度の結果「相談に行った時点で厳しい言葉をかけられる」といった口コミが上がる団体もあるのではと推察されます。

さて、ここまではサポステ「相談」のフェーズについて言及してきましたが、ここからは実際にどんな支援があるのか、その実態について探っていきたいと思います。

サポステの就職支援は根本的にズレてる(何かおかしい)

サポステの就職支援は役に立たないものがほとんど、というのが私の結論です。以下、実際にサポステで行われている支援プログラムを紹介していきます。(前述の通り、プログラムは運営団体によって異なるのでその点は注意してください)

ひらがなの練習?合唱?就職とは関係のない活動で時間を浪費するだけ

実際にサポステで2023~2024年に実施されたプログラムをいくつか掲載します。

▼美文字レッスン(ひらがな・漢字の練習)

▼発声レッスンで「翼をください」を合唱

▼お雑煮を作る料理教室

▼トランプの仕分けゲーム

あくまで就職活動として利用価値があるかという視点でお話しすると、当然ながらどれも採用につながる能力を身に付けられるものではありません。

例えば美文字レッスンですが、履歴書の文字の綺麗さが採用に影響することはありません。読めないほど汚ければ別ですが、面接官が見ているのは文字の美しさではなく内容です。

発声も重要ですが、面接でハキハキ話す能力と「翼をください」をみんなで合唱する能力は別物。正直、ある程度社会人経験を積んだ自分からしても、見知らぬ人と一緒に歌の練習と言うのは、なかなかハードルが高いプログラムだなと感じます(学校の音楽の授業みたいで個人的には苦手です)。

お雑煮料理教室とトランプ仕分けゲームについては意図もよく分からないので省略します。

そもそも「就労経験が浅いがゆえに就職が難しい」という負のスパイラルに陥っている状況を打開するには、①どんな些細なことでも良いので業務経験を積む②就労経験が浅くても応募できる求人を見つけて面接対策などを徹底するのどちらかしかありません。

本来であれば迅速に行動し、無就業期間をなるべく短くしたいところ。トランプゲームで時間を浪費している場合ではありません。

にもかかわらず、サポステの支援プログラムはこのような就職に直結しないものがかなり多く、実際に利用した人からも「1年通ったが、時間を無駄にしただけだった」という声がかなりあがっています。

サポステを利用してもうすぐ一年経つがなんか前に進んでる感じがしない。プログラムも何個か参加してこないだ5日間の講習を受けて仕事先とマッチングしたら仕事がもらえると行っていたが結局不採用だった。今まで費やした時間とお金が無駄になった。もう利用するのはやめようかと考えている。

https://www.e-mansion.co.jp/bbs/thread/582917/

サポステを一年間利用したが時間の無駄だった。サポステのプログラムも面談も役に立たなかった。
最後にサポステから言われた言葉は、「あなたは普通に働くのは無理です」。

https://www.e-mansion.co.jp/bbs/thread/582917/res/31-96/

プログラム内容のレベルの低さに言及する口コミもちらほら。

プログラムも幼稚園レベルですからね。
挨拶をしましょうとか他人と仲良くしましょうとか。
コミュニケーションスキルを磨きたかったのですがスタッフ職員からしたらニートなんて幼稚園児と同等なのかと。

https://www.e-mansion.co.jp/bbs/thread/582917/res/31-96/

サポステのプログラムを受ければ就職に関する能力が身につくという期待しているならば、「思ってたのと違う…」と落胆する可能性が高いです。

実際、登録したものの「何か違う」「合わない」と感じて行かなくなったという人や、「しんどい・辞めたい」と思い悩む人も多数。

サポートステーション利用してて、来訪の催促凄いし、話通じないのにめっちゃ電話掛けてくるし負担でしかない。辞めたい。

https://twitter.com/janner0120/status/1382610541210836992

もちろん、プログラムの中には「面接対策講座」などもあり、こちらは役立つとは思われます。ただ面接対策講座などはハローワークでも随時実施しているものなので、あえてサポステに登録して参加する必要はないでしょう。

コミュニケーションが苦手な人にとってはハードルが高すぎる

サポステのプログラムは、皮肉にもコミュニケーションが苦手な人こそ難しいものが多い印象があります。例えば、サポステの最初の方が行うプログラムで以下のようなものがあります。(※実施内容の詳細は運営団体によって異なります)

■自分の性格・改善点についてグループに分かれて話し合いをしよう
数人のグループになって、自分の性格についてみんなの前で発表するというもの。その発表に対する意見などを交わす。(声が小さくて聞こえないなど皆の前で指摘されたという人も)

■感謝・褒めよう
グループになって、自分が最近褒められたことを発表する。他人の発表に対して感想を言う。
グループメンバーの良い所を発表し合う

これ、相当ハードルが高いと感じませんか?私自身、ある程度会社員歴は長いですが、これをやれと言われたら相当抵抗感があります。普段からコミュニケーションが苦手な人にとっては、苦痛すらあるのではないでしょうか。実際に就職してみてこのような発表会をする機会はそうそうありませんし、何を目的としたプログラムなのか、このプログラムに臨床心理学的な根拠があるのかは不明です。

職業体験は無給のボランティアで、内容は期待薄

さて、就労歴が浅い場合、何かしらの経験を積めば選考時のアピールポイントになりそうです。サポステには「職業体験」というプログラムも用意されており、こちらは一見良さそうなのですが、利用者の口コミを見る限り期待は薄いと思われます。

そもそもサポステの職業体験はボランティアという扱いになるため無給です。タダ働きですね。それでも将来的に就職につながるなら耐えられそうですが、職業体験の内容は単調作業が多く、就職活動の選考に活かせるようなものではありません。

正直言って、サポステのプログラムはシール貼りやチラシ折りみたいな作業しかない。
ちょっとした暇つぶしにしかならん。
一週間に一度の面談は、ただ話すだけ。サポステは、本当に役に立たなかった。

https://www.e-mansion.co.jp/bbs/thread/582917/res/31-96/

シール貼りやチラシ折りができる状態であれば、そのバイトをした方が収入も得られますし、社会復帰の第一歩にもなります。わざわざタダ働きする意味はありません。

職業体験は、スーパーの品出し、介護施設、工場など。一般企業の体験談は見当たりませんでした。他には「いちご農家の作業体験」「染物体験」など。

▼いちご農家でお仕事体験

▼染物体験

もちろん「働くとはどういうことなのかを体験する」なら有意義です。が、「就職するためのアクション」としてはかなり遠回りでは?というのが正直なところ。「まる一日かけてボランティア農作業」をするよりも、就職に向けて情報収集を行うのが先決でしょう。

サポステは「職場体験」ではなく『ボランティア』。やることはほぼ勤務したのと同じ内容のようでそれをタダでやって貰おうという馬鹿げたお話。それを勧めた相談員はそれがおかしいとも思ってない様子でした。

https://www.e-mansion.co.jp/bbs/thread/582917/res/31-96/

中には「サポステの仕事を代わりにやらされた(もちろん無給)」という口コミも。

スタッフの仕事や掃除をタダで手伝わされる

https://www.e-mansion.co.jp/bbs/thread/582917/res/31-96/

悪質なNPO法人運営のサポステに当たると、このようなことも起こり得るようですね。

職業体験に何を期待するか次第ですが、「職歴が浅い分、少しでも働く経験を積んで面接を有利に進めたい」というモチベーションなら役に立たないと思います。

サポステは誰の何に役立つのか

ここまではサポステの負の側面にフォーカスしてきましたが、何事にも良し悪しがあるように、サポステにもメリットはあります。

対人関係のリハビリの場

結論から言うと、サポステは「他者と全くコミュニケーションを取れず、仕事を探そうにも何をどうすれば良いか分からない人」「第一歩を踏み出す場」としては機能します。以下の利用者口コミの「リハビリの場」というのがまさに言い得て妙です。

サポステを利用しただけでは就職できません。就職斡旋機関ではないので。20年近くひきこもっていた私には、対人関係のリハビリの場になりました。

https://www.e-mansion.co.jp/bbs/thread/582917/7/

サポステには「コミュニケーションセミナー」といった名目で、不特定多数の集団で会話を行うプログラムも用意されています。

みんなでカードゲームやトランプをしながら「人と会話することの練習」を行うというものが多いです(運営NPOによって異なる)。

就職に直結する行動ではないものの、「見ず知らずの人と全く会話ができない」といった状態の人が、働くよりも前にまず円滑なコミュニケーションを取れるようにする、といった目的であれば多少の効果はあると思います。とはいえ、職場で必要なコミュニケーション能力とカードゲームをする能力は別物ですが。

交流が深まって参加者と仲良くなれば、自然と足がサポステに向かうようになる、といった具合に、引きこもり状態を脱する糸口になるかもしれません。

仕事を探したいけど、何をすればよいか見当もつかない人

こちらもNPO法人次第ですが、多くのサポステでは「ハローワークの見学・使い方講座」のようなプログラムも用意されています。

「ハローワークという存在は知っている。けどそれ以外何も分からない」という状態の人にとっては、手取り足取り教えてくれる良いプログラムかなと思います。ただ、ハローワークで求人を探すというのもややデメリットがあるので注意が必要です。

サポステ→ハローワークの仕事探しはブラック企業に当たりやすい

サポステを積極的におすすめしない理由の一つが「仕事情報を得る手段がハローワークしかないから」です。

ハローワークは国が運営する仕事探しの場ですが、ここはかなり条件の悪い求人が多い傾向にあります。私は人材企業で勤務経験があり、そこそこ求人の見極めはできる方ですが、ハローワークで条件がまともな求人を探すのは至難の業です。

背景を簡単に説明すると、通常企業が求人広告を出す際にはお金がかかるものですが、ハローワークに掲載する場合に限り、無料で可能だからです。つまり「人材募集に広告費すらかけられないような会社の求人」が集まりやすくなっているというわけです。

もちろん、自らの職歴を踏まえて「就労経験が浅いから贅沢言ってられない」という方もいるのですが、そのスタンスのまま求人を精査せず、ブラック企業に入社してすぐ辞めてしまっては、再就職がさらに難しくなります。それに、仕事に対してネガティブな印象がつき、またニート生活に戻ってしまう懸念もあります。「ブラック企業でも良い。贅沢言ってられない」というのは逆効果です。

就労経験が浅いからこそ、次に働く場所はしっかり見極めなければなりません。そのためにじっくり時間をかけて求人を探し(決して合唱練習などをしている場合ではなく)、あなたを受けて入れてくれる職場を見つけることが大切です。

また、ハローワークは様々な求人が一緒くたになっているため、当然「就労経験がない人は問答無用で不採用」という企業もたくさんあります。

ニート・就労経験が浅い人が仕事を探すなら、ニート・フリーター歓迎求人だけを専門に扱う就職エージェントの利用をおすすめします。(後述)

サポステがおすすめな人・そうでない人

ここまでの内容を踏まえると、サポステは以下の人におすすめの相談窓口と言えます。

対象者
  • 半年以上かけてゆっくり社会復帰していきたい
  • 「グループワークでトランプゲーム」のような集団活動をやってみたい
  • ニート歴5年以上で、仕事を探そうにも何から手を付ければ良いか分からない

サポステの利用期間は原則6ヶ月、別途延長手続きを行うと1年間利用できます。対象年齢は15~49歳です。(ただ40歳を超えるとたらい回しにされるという報告多数)

サポステのサービス内容・満足度は居住地によって異なるので、試しに相談に行ってみるのも良いでしょう。

一方、以下に該当する人にサポステはおすすめしません。

対象外
  • 就職したい
  • 早くニートを脱したい
  • 一度は就労経験がある
  • 「コミュニケーション講座」とかではなく、普通に仕事探しからスタートしたい

サポステはあくまで社会復帰の第一歩の手段であり、就活に直結するような支援はそれほど受けられません(求人紹介すらされないので)。上記に該当する方は、ニート求人を専門に扱う就職エージェントの利用をおすすめします。

ニートからの就職なら「ニート専門の就職エージェント」がおすすめ

就職エージェントとは、仕事を探している人に「条件に合った求人を紹介してくれる」サービスです。民間企業が運営していますが、利用は無料です。

登録すると、希望条件や経歴などのヒアリングがあり、あなたに合った企業求人を紹介してくれる他、面接対策なども行ってくれます。

サポステと就職エージェントの違い

サポステ就職エージェント
求人紹介×
専門性×
(窓口担当者は就職のプロではない)

(就職のプロによる指導)
料金無料無料
手軽さ×
現地に通う必要あり

全てWEB・オンラインでOK
就職以外のサポート
コミュニケーション講座など
×
就職活動に特化

就職エージェントはサポステと違い「就職につながる支援」に特化したサービスです。求人紹介や面接対策など、職歴がない状態から就職するための様々なサポートを受けられます。

イチオシの就職エージェント「ハタラクティブ」

ハタラクティブは、ニート・既卒・フリーター向け求人専門の就職エージェントです。若年層の未経験の方でも足切りに合うことのない求人をメインに扱っており、求人紹介はもちろん、将来についての相談、書類・面接対策、入職手続きのサポートまで、総合的に支援してもらうことができます。

紹介求人の企業は「ニートでも採用します」という所ばかり(重要!!)

サポステではなくハタラクティブをお勧めする最大の理由は、紹介求人のほとんどが「経歴不問」のものばかりだからです。実際に求人の8割以上は「未経験OK」となっています。

企業目線に立つと当然の話です。ニート専門就職エージェントであるハタラクティブに求人を出しているということは、その企業は「応募者のこれまでのことは気にしていない」ということですね。

一方、サポステを利用した場合はハローワークに回されて仕事をすることになるのですが、ハローワークは前述の通り、様々な求人が掲載されており、ニート歓迎のものばかりではありません。というより、過半数が何かしらの就労経験を求めるものです。

となれば、サポステよりもハタラクティブで仕事を探した方が、あなたに合う求人は必然的に見つかりやすくなります。

スピード内定が可能

1日でも早く仕事がしたいという方は、ぜひハタラクティブをおすすめします。ニートからの就職に特化した支援を受けられるため、短期間での内定につながりやすいからです。事実、ハタラクティブで仕事が決まった人の80.4%が「最短2週間~1ヶ月で内定が出た」という実績もあります。

サポステについて調べている段階ということは、おそらく就職へのモチベーションが多少はある時期かと思います。ぜひこのタイミングで、ニート歓迎求人を専門に扱うハタラクティブに登録してみてはいかがでしょうか。

余談:サポステが過去に起こした問題一覧

サポステは不特定多数のNPO団体が運営していることもあり、トラブルが後を絶ちません。過去の出来事の一例を紹介します。

職業体験に高額な料金を要求

過去、職業体験の参加費として50~60万円を利用者に請求していたことがあります。当然、給料はないので「50万円払ってタダ働き」といった事態が横行していたようです。

「50万~60万円かかると言われました。それも、前半はビジネスマナーやコミュニケーションマナー、後半は団体が運営している飲食店でホールスタッフとして働く。給料のことを聞くと、無給だと言われ『働かせて頂いてるんだから、受け取ろうとするほうが間違っている』と説教されました。なぜ当事者が、働く場をお金で買わなければいけないのでしょうか」

https://diamond.jp/articles/-/57935

さすがに現時点でこのような悪質なケースはないと思いますが、「運営団体によってサポート内容がまるで違う」という点には注意が必要です。

過大な人件費の請求

2015年京都府亀岡市の『京都丹波若者サポートステーション』で運営団体が「過大な人件費の請求」「職員の勤務改ざん」などを行い、厚生労働省からサポステ事業解除されました。京都府は翌年綾部市でも、人件費の過大請求が明るみになり、契約解除されています。

さいごに

要点を最後にまとめます。

  • サポステは就職支援を期待していくと落胆する可能性が高い
  • 窓口で不快な思いをする人も多いのでその点は理解しておく必要がある
  • 無料なので試しに相談に行ってみるのも悪くない
  • サポステは求人紹介などもなく、あくまで社会復帰のための場
  • 就職を目的としているなら就職エージェントがおすすめ

本稿は以上となります。

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