「仕事は楽しいわけがない」という感覚は間違ってない。意味不明で理解できないのが普通

仕事なんか楽しいわけないという感覚は間違っていません。むしろ正常です。

世の中には仕事を楽しもうというポジティブの押し売りのような仕事論を語る人はいますが、正直なところあまり参考にしなくていいと思います。

目次

仕事は楽しいわけがないと思っても別に良い。

仕事は楽しいわけがないと思ってしまう感覚は普通だと思います。

そう断言できる根拠を、まずはお話しします。

仕事は労働とお金の取引であって、「楽しみ」ではないですよね。

そもそも仕事というのは自分の労働力を提供して、その代わりにお金をもらう取引であって、楽しみでは無いですよね。

楽しみはどっちかというと「自分がお金を払って何かを提供してもらう」というものじゃないですか。

例えば映画を見るとかもそうですし、テーマパークとかそういうのも全部同じ。

自分でお金を払いますよね。

仕事というのはあくまで契約上の取引であるということを念頭におく必要があります。

仕事をして楽しもうというのはむしろ都合が良すぎるのでは?

となると仕事を楽しもうという考えはむしろ都合が良いのではといえます。

「なぜならお金をもらってさらに楽しみというプラスのものを得ようとしている」と言えるからです。

先程の例を上げると、例えばテーマパーク利用者はお金を払ってテーマパークで楽しみますよね。

テーマパークのアトラクションを提供する側は何とかお客さんに楽しんでもらって、金額に見合う対価を提供しようとします。

そのためには必死に頭をひねって、どんなことを楽しんでもらおうか、どんなアトラクションを提供しようか、っていうのひたすら考えに考えていきます。

この状況において仕事する側がやるべき事は「お客さんが楽しめるものを提供すること」であって、「自分が楽しむこと」ではありません。

仕事が楽しくてたまらない人の「意味不明で理解できない意見」はスルーして良い【恵まれた環境にいるだけ】

世の中にはまれに仕事が楽しくてたまらないという人がいますが、個人的には意味不明で理解できない意見だなと思います。

こういった人たちはただ恵まれた環境にいるだけであることが多いので、基本的にはスルーしていいんじゃないかなと思っています。

仕事で結果を出してメディアで発言していたりするような人が多いですね。

こういった人がなぜ楽しいかというと、これまで運良く恵まれた環境で働くことができ、仕事=楽しいという価値観が出来上がっているからに過ぎません。

仕事=楽しいの価値観はなぜできあがるのか

仕事が楽しいと思えるような価値観は、自分のやったことが目に見える形で評価されるという繰り返しによって出来上がります。

例えば自分がマーケティングの施策を考えて、それが商品の売り上げ向上に直結したというような成功体験を若いうちから繰り返してきた人の中には、仕事=楽しいという価値観が生まれます。

やればやるほど良い結果が出るものだと頭に刷り込まれるからですね。

こういった人は、「仕事は頑張ればうまくいく。

楽しみながらやろうよ」といったちょっと意識高いことを言ってくる傾向にあります。

しかし、結局のところ、仕事楽しい派の人がそういう価値観を得られたのは、言ってしまえば運の良さですね。

運良く自分のやったことが評価される仕事だったり、環境あるいは世の中のトレンドが運良くそうなっていたというだけに過ぎません。

例えばITの技術が発展し始めた時に運良くプログラミングとかを勉強していた人は、仕事をやればやるほどお金が稼げるみたいな状況、最高のスパイラルになっていたはずです。

そういう人は仕事が楽しいと脳にインプットされていると思いますが、結局のところ、たまたまITがトレンドになっていてそこにいたからという運の良さに過ぎません。

もしパソコンが世の中になければ、その人は「楽しくない」と言いながら別の仕事をしていた可能性だって充分あります。

別にその人がすごいわけでは無いです。

仕事が楽しいと言っている人はなんだかすごいように見えるかもしれませんが、ただ運がよかっただけであり、仕事が楽しくないと言っている人が別に悪いというわけでもありません。

ただ逆に言うと、些細な条件の違いで、全く同じ仕事でも楽しくなることもある

ただ先程の話を踏まえてあえて言うなら、些細な条件の違いで同じ仕事であっても楽しさが180度変わるということは普通によくあります。

周りとの比較で楽しさは変わる

例えばよくあるのは周りとの比較です。

これは僕の実体験なのですが、もともと働いていた会社では僕は能力がその部署で1番低かったんですよね。

コンテンツ制作の仕事をしていたのですが、部署の中で1番できなかったので自己肯定感はとにかく低く、仕事は何一つ楽しめませんでした。

しかしその後、転職した先がなぜか自分が1番できるような環境だったんです。

自分以外には未経験の社員と大学生のインターンしかいませんでしたから、今度は自分が教えたり指導したりする側になったんです。

その環境で1番自分ができる人というと、なぜか謎の自己肯定感が生まれ、また周りから頼られますので、徐々にですが、仕事は全く楽しくないという価値観は薄れていきました。

仕事は評価されるほど楽しい【たとえどんな単純な仕事でも】

結局のところ、仕事は評価されればされるほど楽しいと感じるようになります。

たとえどんな単純な仕事であっても同じです。

ものすごく単調なデータ入力のような仕事であっても、それが周りからしっかりと言葉で評価されたり、給料アップのような形で評価されれば、もっと頑張ろうとモチベーションも上がりますし、作業自体も楽しさが見出せます。

ただ数字を入力しているだけの作業から、頑張れば評価される作業に変わるという感じですね。

仕事が楽しいかどうかは「リターン」次第【雑談と同じ】

そもそも仕事が楽しいかどうかというのは、結局のところポジティブなリターンがあるかないかで変わります。

これは例えば雑談を例にすると分かりやすいと思います。

あなたがもし誰かと雑談してるとしましょう。

話を振ったり自分の話をしたりしますが、相手が全くリアクションがなくて相槌1つ打ってこない人だったら、その会話って全く楽しくないですよね。

そのまますぐ去りたくなると思います。

しかしながら、相手がすごく前のめりに聞いてくれたり、良いリアクションをとってくれたりすると、なんとなく楽しいじゃないですか。

これって「あなたが会話が楽しいと思うかどうか」って関係ないわけですよね。

相手からどういう跳ね返りがあるかによって楽しさが変わってくるということです。

これは仕事に置き換えてみるとすごく納得しやすいと思います。

自分のやったことに対してポジティブなリターンがあればあるほど、仕事は楽しく感じるようになります。

逆に言うと、あなたが今仕事なんか全然楽しくないと思ってるのは、あなたの意識が低いわけでもなく、仕事内容が悪いわけでもなく、単純にあなたのやったことがきっちり評価として返ってこないから楽しくないわけです。

仕事が楽しくなくても、居心地が良い環境はある【みんな同じ気持ちの職場】

ちなみに、仕事が楽しくなくても居心地が良い職場というのはあります。

それはみんな仕事が楽しくないと思っている職場です。

そういう環境というのは意外と過ごしやすいです。

あんまりモチベーションを高く持ってなくても、馴染みやすいからです。

なので、あなたがもし「仕事が楽しくないという価値観が間違っているんじゃないか」と思っているんだとしたら、周りの価値観と合っていないという可能性も考えられますね。

仕事が楽しくてたまらない価値観が多数派という環境の中で働くなら、それは辛いでしょう。

しかし、周りも「仕事に楽しさはいらないよね」という人たちに囲まれているのであれば、ものすごく心地よく仕事ができると思います。

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準備はできるだけ心にゆとりがあるときにしておきましょう。

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まとめ

結論として、仕事が楽しくない理由は、ポジティブなリターンがないからだといえます。

なので、あなたが無理矢理考えを変えたり、仕事内容を変えたりするような必要はありません。

もちろん、仕事が楽しくないという価値観を持ったままでずっといるのは間違っていません。

ただ、もし「やりがいがないなぁ」という感情があり、できたらもっとやりがいのある仕事がしたいなと思っているのであれば、環境変えてみるという選択肢も検討してみる価値はあるかもしれません。

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