「仕事が楽しすぎる」と思っていたからこそ分かる、仕事を楽しむ人の共通点・特徴

「仕事が楽しすぎるって一体どんな感覚?」と思っていませんか。

実を言うと、僕は前職の仕事がものすごく自分に合っていて、「仕事が毎日楽しいな」と思っていました。

しかし、今はあなたと同じ気持ちです。

というか、「仕事が楽しいなんて言ってる人、意味不明」とさえ思っています。

まるで人格が変わったような変化ですが、これには転職活動失敗という大きな原因があります。

そして、両方の価値観がわかるからこそ、「仕事が楽しいって言っている人にはどんな特徴や共通点があるか」を客観的に理解できるようになりました。

この記事では、仕事が楽しい人って果たしてどういう人なのかという話を、僕の実体験をもとにしていきたいと思います。

目次

仕事が楽しすぎると思っていた頃を振り返って分かる、仕事を楽しむ人の共通点・特徴

僕は前職ではウェブサイトの記事の編集職の仕事をしていました。

その時「仕事は楽しすぎる」と感じていた自分を振り返って、どういう条件でそういう気持ちになったのかというところをお伝えしていきます。

特定の分野において、「周囲よりも自分が一番できること」がある

個人的に1番大きい要素だと思ったのが、ある分野において、周囲よりも自分が1番できるという状態にあることです。

そのチームで自分が実績があるということですね。

そうなってくると、常に心に余裕が生まれます。

また、周囲に頼られる機会も多くなるため、自己肯定感もずっと高い状態が続くのです。

こういう経験を経て思ったのは、仕事が楽しいから仕事ができるようになるのではなく、「周りよりも仕事ができる状況だから、いろいろ頼られたり、自分ができるという気持ちになれたりして、だんだん仕事が楽しくなる」ということでした。

自分の得意なことだけを担当している

前職では、自分の得意な編集の仕事だけを担当していればよかったのですが、それも仕事が楽しいと思えた1番の原因だったと思います。

自分にとって苦手な細かい作業だったり、事務作業みたいなものは、別の担当の人がいましたので、自分は本当に自分が得意なことだけに集中できました。

これができる環境であれば、仕事は楽しいと思えると思います。

しかしながら、割とそうではないことも多いですよね。

毎日の業務の中に、自分がストレスを強く感じたり、「これはできればやりたくない」と思ったりするようなことがあっても、やらなければならないという人がほとんどだと思います。

仕事が楽しくないというのは、実はそういうストレスを感じる業務があるせいだと思います。

結果が数字で見える

前職では、自分の頑張りが結果に見えるような仕事でした。

ウェブサイトの編集ですので、書いた記事の閲覧数がしっかりと数字に現れます。

この数字で現れるというのも大切なポイントです。

ある意味、ロールプレイングゲームのような感覚で仕事できるからです。

しかし、自分のやっている仕事が何のためにやっているか分からない、世の中にどう影響しているのかわからないといった状況の場合、目的や意義、やりがいをなくし、仕事が楽しくないと感じてしまうようになるのも無理はありません。

そこそこ忙しい状態が続く(暇でも残業でもない)

個人的には、仕事が楽しいと思える要因の1つとして、そこそこ忙しい状態が続くというのがあると思います。

暇でもなく、残業がハードというわけでもない、ちょうどいい塩梅です。

具体的には、残業時間でいうと、月10時間くらいでしょうか。

毎日定時上がりだったり、その定時内でもやることがないような状態も悪くないですが、それが続くと、だんだんやりがいもなくなり、日々を漫然と過ごし、時間を無駄にしているような気分になってきます。

一方、残業が20時間を超えてくると、プライベートにも影響が出てくるようになります。

30時間を超えたくらいから、平均をかなり上回ってくるので、楽しいと思うどころではなくなってくるでしょう(ちなみに残業の平均時間は20時間程度)。

給与が平均より高い(ランチ迷わない)

当然ながら、給与が平均よりも良いというのも、仕事が楽しいと思える要因の1つです。

現実的な話をすると、そこそこしんどい仕事であっても、それ相応の給料がもらえれば、脳の報酬型が刺激されて、楽しいと思うようになります。

具体的に自分の場合は、ランチに行った時に、あんまり値段を見ずに、ほんとに食べたいものを食べられるといった状況だった時が1番、仕事に対する幸福度が高かったように思います。

お昼に食べたいものを食べれることで、午後も満足した状態で仕事に臨むことができ、ポジティブな循環が生まれますね。

職場に相性の悪い人が一人もいない

職場に相性の悪い人が1人もいなかったというのも、仕事が楽しいと思えていた要因の1つだったと思います。

結局のところ、仕事をしていく上で重要なのは人間関係です。

会社を辞める理由のナンバーワンが人間関係と言われているほど重要で、たった1人合わない人がいるだけで「もう限界だ」というところまで追い詰められてしまう人もいます。

よくメディアで仕事の楽しさを公言しているビジネスマンのような人がいますが、結局のところ彼らは、できる人たちの環境で働いているから楽しいんだろうと思います。

仕事ができる人というのは、他人の悪口言ったり、足を引っ張ったり、嫌がらせをするというような人間関係を悪化させるような無駄なことはしませんからね。

そういう人がいない職場で働いているのであれば、仕事が楽しいと感じて当然です。

ところが、転職して一転「仕事が楽しいとか言う人おかしい」派になった

転職をするまでの編集の仕事は個人的にものすごく楽しさを感じていました。

ところが、その後転職して、一転、今度は仕事が全く楽しくなくなり、「仕事が楽しい」と感じている人はちょっとおかしいんじゃないかとさえ思うようになりました。

そこには環境の変化というのがあったんですね。

向いていない仕事を任されるようになった

僕は前職と同じ編集職の仕事に応募して採用されたのですが、いざ入社してみると、その仕事は全く編集とはかけ離れたものでした。

どっちかというと事務職のようなものですしたね。

細かい仕事をただひたすら淡々とやっていく仕事です。

そして、ささいなミスを許されないというもので、かつ自分の頑張ったことが数字で現れたりするような仕事でもありませんでした。

僕自身が、細かい仕事だったり数字を一つ一つチェックしていったりというような作業が性格的に苦手なものですから、とにかく「もうしんどい」と思いましたね。

そして、それを仕事1日中やっていくわけなので、心にかかるストレスも半端じゃありませんでした。

前職とは一転、「自分が一番できない環境」になった

そして、向いてない仕事を1日中ずっとするわけなので、当然ミスも連発します。

それに「こういう仕事をするはずじゃなかったのになぁ」という後悔が1日中頭をめぐり、暗い気持ちで仕事をすることになりました。

となると前職とは違い、「その職場で自分が1番できない奴」になってしまったのです。

この状況は非常にしんどく、自己肯定感がどんどん削られる毎日でした。

自分より年下の社員もいましたが、その人たちよりできなかったわけですから。

そうなると、仕事が楽しいなんて1ミリも思いません。

転職前のあの頃の自分の気持ちが、まるで別人なんじゃないかと思えるほどわからなくなりました。

上司が威圧的で、心が休まらない状況だった

転職先は人間関係も非常に良くないところでしたね。

上司が威圧的で、とにかく凄みを聞かせてくる人だったので、心が休まらない状況というのが続いたんです。

前職では割とフランクに上下話せて和気あいあいと仕事の話ができて楽しかったのに、今度は言葉を発するのもおびえてしまうくらいの人だったのです。

その人と関わらないことには仕事を進められませんから、もう自分のところに仕事が回ってくるなとさえ思ってましたね。

残業が当然の環境だった

転職先はとにかく忙しく、残業が当然の環境でした。

そこそこ忙しい位がちょうど良いとお伝えしましたが、そういうレベルではありません。

1日2時間くらいの残業は当たり前で、繁忙期には月100時間に達している先輩もいました。

それがもはや当たり前になっていて、むしろ残業しない方がおかしいという価値観が蔓延していたのです。

その上、自分は向いてない仕事をやっているわけですから、当然先に帰ったりする事はできませんし、そもそも仕事が終わりません。

ということで、心身ともに疲弊して、結局「仕事が楽しいなんておかしい」という価値観になってしまい、最終的に会社を辞めてしまいました。

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なければ読み飛ばしていただいて構いませんが、もし「正直、環境を変えることも視野に入れている」という方は、この機会に小さな一歩で良いので何か準備を進めてみるのもおすすめです。

少なくとも「10年後も今の職場で働くつもりですか?」と聞かれて、ちょっと考え込んでしまうのであれば、いつでも転職できる体制作り(準備)くらいはしておいても損はないでしょう。

辞めようかなと考えている人の中には、限界が来てから行動を始める人が多いですが、意外とそれは失敗のもとです。「早く辞めたい」という気持ちが強すぎるほど、焦りで準備がおろそかになり選考に通らなかったり、判断を誤ってしまったりするからです。

準備はできるだけ心にゆとりがあるときにしておきましょう。

とはいえ、いきなり履歴書を書いたりなんてする必要はありません。おすすめの転職準備についてまとめておくので、チェックしてみてください。

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実体験から導き出した結論:仕事が楽しすぎると思えるかどうかは、マジで環境次第

この僕の実体験から導き出した結論は1つです。

仕事を楽しいと思えるかどうかは環境次第だということです。

本人の性格だったり、能力だったりは全く関係ありません。

自分が、その環境の中でどういうポジションにいるか、そして居心地良く過ごせるか、この2つ次第です。

したがって、「仕事が楽しいなんて理解できない」と思っているあなたも、もしかするとただ環境が自分と合ってないだけ、あるいは職種と性格がうまく合ってないだけという可能性は充分あるのです。

そもそも、僕自身新卒の時に働きたくないなと思っていたくらいですので、仕事に対するモチベーションはそんなに高い方ではありません。

しかし、自分の性格に合っている仕事をして、自分が割とできる人扱いされる環境にいれば、働くって楽しいんだなと心から思っていたんです。

まぁ、それも転職をしてしまったことで、また価値観が元に戻るんですが、結局のところ、人の考えや感覚、価値観というのは環境によって形成されるものです。

なのでもし、心のどこかで「楽しいとは言わないまでも、そこそこ熱中できて打ち込める仕事をしたいなぁ」や「もっと心に負担がかからない働き方がいいなぁ」と考えている方は、環境変えてみるというのも1つの手かもしれません。

その際は、僕のように失敗しないためにも、転職エージェントなどのサービスをフル活用して、慎重に転職を進めていってみてください。

僕は転職エージェントに頼らず1人で転職活動してしまったので、「最後の判断を誤ったなぁ」と少し後悔しています。

とは言え、仕事が楽しいかどうか、環境次第だということを身をもってすることができたので、良い環境に移ることさえできれば、楽しく働けると確信ができたというのはプラスなことだったなと思います。

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