仕事なんて適当でいいと断言できる根拠
どれだけ頑張っても給料は変わらない
仕事なんて適当でいいと考える理由の中で、最も大きな理由は、どれだけ頑張っても給料が変わらないということです。正直、同じ給料をもらうのであれば、できるだけ働きたくないですよね。もちろん真剣に仕事に取り組み、その成果が評価されて昇進すると、月収が上がることもあります。しかし、会社の評価は現実にはあまりされないものです。昇進しても、1年や2年程度しか給料が上がらない会社も少なくありません。また、評価が数字で定量化されない仕事では、真面目に取り組んだところで、その成果が第三者から認められることがまずありません。
「真面目にやるべき」といった精神論は置いておいて、合理的に突き詰めて考えれば、仕事は適当にやらないとむしろ損です。
適当にした方が、期待値が下がるので、仕事しやすい
周りの期待値が下がるため、適当に仕事をした方が仕事がしやすくなるというのも、仕事は適当で良いと断言できる根拠です。適当にやるタスクの量や質が基準になると、適当に力を抜いているとかなり頑張ったように見えます。しかし、常に全力で仕事に取り組んでいると、周りにとってそれが当たり前になってしまいます。周りの期待値が高まっているため、とにかく真剣に一生懸命やって、それが普通になってしまうわけです。そうなると、たまに調子が悪い時があったとき、サボっていると思われることも。普段から適当にしておいて、ここぞという時にしっかりやった方が評価が上がるという皮肉な話です。
日本の職場は適当でもクビにならない
そもそも日本社会は、とにかく労働者に手厚いです。日本の労働者は、労働規制に守られているため、よっぽどのことをしない限りクビになることはありません。そのため、仕事を失わないようにという危機管理や焦燥感に追い立てられながら仕事をする必要は、そもそもないのです。もちろん、最低限の給料に見合うような成果は出した方が良いですが、それ以上の成果を出さなければ、クビになるということはありません。つまり、そんなにいつも全力である必要はないのではないでしょうか。
適当な考え方の人ほど、クリエイティブな思考につながる
仕事は適当でいいやという気楽な考えを持っている人の方がクリエイティブな思考につながるというのもよくある話です。アイデアや創造性というのは追い詰められたときには出てきません。気軽にぼんやりしている時の方が良いアイデアが浮かんだりするものです。常に真面目に物事を捉えている人は幸せになりにくく、そういった人ほど意外と頭でっかちになってしまったりするものです。
適当でいい、というか、実は真面目にやるほど損だからバカバカしい
真面目に働きすぎると、むしろ周囲から迷惑がられる
残念なことに、人に合わせずに真面目に取り組みすぎると、周囲から迷惑がられることがあります。そもそもあなたの周りの人たちも、別にそんなに真剣に仕事をしたいわけではないと思います。仕事は生活費を稼ぐための手段と思っている人が大半なのではないでしょうか。そういった環境の中で、1人だけが真面目に働きすぎると、1人だけいい子ぶっているような感じになって、周りに煙たがられることがあります。1人だけが常に全力投球で仕事を早く終わらせてしまうと、他の人たちがサボっているように見られてしまいます。上司の当たり前の基準も上がりますので、1人抜け駆けしているように見えるのです。
真面目に働く方がむしろ余計な仕事が増える
仕事を適当にやれば良いと言える理由は、真面目に働くことで余計な仕事が増えるからです。当然ですが、与えられたタスクを早く終わらせたからといって、定時より先に帰ることはできません。なぜか出社時間はギリギリに来なければ1分でも過ぎれば注意されるのに、残業はなぜかなあなあになっているのです。空いた時間に余計なタスクを入れられて、結果的に残業になってしまうことがよくあります。つまり、真面目に頑張って効率的に取り組んだところで、自分にプラスは一切ありません。
真面目すぎる人ほど、体調やメンタルに不調をきたす
私が仕事なんて適当で良いと強く主張したい理由は、真面目すぎる人ほど体調やメンタル面に影響が出るからです。軽く考えることができず、肩肘張ったまま仕事のことが頭にいっぱいになる状況になってしまうと、人は追い詰められていきます。ちゃんとやらなければと追い立てられるように自分を追い詰めて、長時間残業したり、休みの日でも仕事のことばかり考えたりする真面目な人も多いです。そういう人ほどどこかで限界が来て、物理的に糸が切れてしまうことがあります。私の元同僚に、仕事は一切手を抜かず常に全力投球で取り組んでいた人がいたのですが、ある日突然会社に来なくなり、そのまま会社を辞めました。話を聞くところによると、どうやらうつ病で退職したようで、その人はその後1年間治療に専念するといった具合に、近い将来復帰できなかったそうです。
完璧主義で真面目な人ほど評価が下がることもある
完璧主義で真面目な人ほど、むしろ逆に評価が下がると言われています。どういうことかと言うと、仕事は大事なところにこそ力を入れ、それほど力を入れなくて良いところはてきぱきと終わらせるというのが仕事の本来の良いやり方です。しかし、完璧主義で真面目すぎる人は、どんなことにもとにかくこだわろうとします。それが要領が悪いといった評価につながることもあるのです。例えば、プレゼン資料の草案を作ると言う仕事では、細かいフォントやレイアウトよりも何を書くかというところに時間を割く必要があります。しかし、完璧主義で真面目な人ほど、細部のレイアウトみたいなところに時間を費やし、肝心のプレゼンの中身をおろそかにしてしまうという事は全然あり得るのです。このように、真面目すぎるというのは要領が悪いということになり、むしろ適当にこなす力さえあれば、それは要領が良いという評価になります。
でも適当でいいよねと油断しているとミスをするかも。仕事を適当にするなら、ここだけは外すな!
スケジュール管理だけは徹底し、何か聞かれたらすぐ答えられるようにする
力を抜けるところは存分に抜きましょう。しかし、スケジュール管理だけはとにかく徹底してください。スケジュール管理はツールを使って徹底し、もし「これはいつまででどういう状況?」と聞かれたらすぐに答えられるようにしましょう。この「すぐに答える」というのが重要で、ここを即答できれば「なんとなく真面目に仕事をしている」という印象になります。仕事においてスケジュール管理をおろそかにすると、自分だけではなく周囲に多大な影響が及びます。どれだけ適当にやってもいいですが、周囲に迷惑がかかるほど適当にしてしまうと、その職場に行きづらくなります。しかも、周りの人々も厳しくなるため、今以上に今のように適当にすることができなくなります。変な話ですが、適当に仕事をし続けるためにも、スケジュール管理だけは徹底する必要があります。
適当に仕事することで周囲に迷惑をかけない
先程の内容とやや重複しますが、適当に仕事をすることで周囲に迷惑をかけてしまうのは絶対に避けましょう。周囲に迷惑がかかると、「あいつはミスをする適当な奴だ」というレッテルを貼られます。1つのレッテルが貼られてしまうと、常に監視の目が自分に向けられているような状況になってしまい、力を抜くところがなくなります。そうなってしまっては本末転倒です。
みんなが見ているところでサボらない
みんなが見ているところで触らないようにしましょう。例えば、共有スペースでダラダラと雑談をするのは良くありません。もし適当にやるのであれば、自分の席に座っているときにやる仕事だったり、誰もいないところでちょっと長めに休憩するといった具合に留めておくのが良いでしょう。
適当に仕事しても評価される人の特徴
適当にやっていい所の見極めが上手い
適当に仕事しても評価される人は、適当にやっても良いところの見極めがとにかくうまいです。言い換えると、自分の評価や仕事の成果に直結するかどうかを常に考えています。例えば、営業職であれば、契約に直結する顧客とのやりとりやその準備に力を入れます。そのかわり、社内の細かい雑務などは本当に適当にしています。そうすることで、自分の限りある力を本当に重要なところに全力投球することができます。
上司と積極的にコミュニケーションを取っている
適当にやっているのに、何故か評価される人程度は、上司のコミュニケーションがうまいです。上司に積極的にコミュニケーションを取りに行くことで、良好な関係を築いています。結局のところ、人事評価は主観的なものですので、上司にとって「こいつはいいやつだな」と言う人の方が当然評価されます。そのため、普段からそうした関係づくりをすれば、適当にやったところで、そんなに厳しく怒られることもなくなります。
忙しく見せるのが上手い
適当に仕事ができる人というのは、忙しく見せるのがうまいものです。要するに、暇そうに見えないようにするということです。暇そうに見えると、どうしてもサボっているように写ってしまいます。しかし、そんなにやることがなくても、慌ただしく何かをしていたり、本気でパソコン画面に向き合っているふりをしていれば、なんとなく真面目に仕事をしているというような印象になります。人は結果や成果よりも印象で物事を判断するので、バタバタと忙しく見える人は、ものすごく適当に仕事をしているのに、なぜか怒られないといった感じになります。
真面目に仕事しても適当に仕事してもどのみち怒られる人の特徴
リアクションが薄く愛想が悪い
真面目でも適当でも、怒られる人はリアクションが悪く、愛想が悪い傾向にあります。例えば、何かを襲った時に「はぁ」と言うような、なんともわかったような、わからないようなリアクションを取ったり、普通に話していても仏頂面をしていて、楽しくなさそうな空気を出していたりします。そういう人は真面目に仕事をしていても、何か印象が悪いなと思われてしまいます。仮に適当にしようものなら、とにかく怒られます。
同じミスを繰り返す
真面目であろうと適当であろうと、同じミスを繰り返す人は必ず怒られます。一度指摘されたことを、うっかり何度もやってしまうのです。そうすると、上司からの評価が下がってしまいます。同じミスを繰り返すことは、真剣に話を聞いていないと思われるため、避けるべきです。
聞かれるまで報告しない
仕事の進捗を聞かれるまで報告しない人も、生真面目でも適当でも、怒られやすい傾向にあります。上司からすると、「あれ、やったあれ、どうなってる?」と毎回聞く手間が発生します。あれ、どうだったかなぁと思っている間、もしかしてサボっているのかといった猜疑心につながるからです。なので、サボっているのかと疑われないためにも、自分からどんどん進捗報告した方が良いです。
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まとめ:サラリーマンは適当でいい。
結論として、サラリーマンは真面目にやってもそんなに見返りがないので、適当でいいと思います。頑張りが評価されるようなところだけ力を入れて、それ以外はうまい具合に力を抜く。そうすると、余計な仕事を抱えることもなくなりますし、気楽に職場に行けるので、そういう人の方が長続きするものです。