転職は「仕事が暇すぎるから」くらいの気持ちでした方が上手くいく理由

結論から言うと、仕事が暇すぎるし、転職するかという考えはめちゃくちゃアリです。

というのも、「仕事が暇すぎるし、転職でも考えてみようかな」と思っている方は、自分でも知らないうちにかなり恵まれた状況にいるからです。

この記事では、仕事が暇すぎるし、転職しようかなと考えている人に向けて、じゃあ具体的に何をすればいいのかといったところを解説していきます。

目次

「仕事が暇すぎるし、転職でもするか」はアリ。というか、そっちの方が上手くいく【理由】

仕事が暇だから転職するというのは非常に良い考え方です。

というのも、それぐらいカジュアルに転職活動したほうがうまくいく確率が高いからです。

転職の失敗というのは大きく2つの要因があります。

1つは「余裕のなさ」です。

そしてもう一つが「時間のなさ」です。

毎日の仕事が暇だなぁという状況の人は、この2つを完全に回避した状態で転職活動ができますので、まさにマリオのスター状態。

本当に良い職場に妥協せずに行くことができます。

時間をかけて妥協せずに仕事を探せるから

暇だから転職を考えることの1番良い部分はなんといっても、やっぱり妥協せずに仕事を探せるからですね。

基本的に転職活動する人というのは、やめたくて仕方がない状態で慌てて仕事を探していたり、あるいは既に辞めていてもうすぐ失業保険の期間が終わるからといったタイムリミットがあって仕事を探します。

そうなってくるとやはり悠長にいろんな求人を比較検討している余裕はありません。

ぱっと目についた良さそうな職場に転職するという人もいます。

しかしこれが失敗のもと。

やはり比較検討しなかったので入ってみて思ったのと違ったということになるケースは非常に多いです。

しかし、仕事が暇であるし、なんとなく転職活動しようかなと考えている人は、タイムリミットだったり追い立てられる焦りの気持ちだったりというのがありませんので、本当に納得のいく職場が見つかるまでのんびりと仕事探しができます。

これは実は非常に大きなメリットです。

選ばれる立場ではなく、選ぶ立場になるから

仕事が暇だから転職するというのは余裕感につながります。

この余裕感が大きなポイント。

選ばれる立場ではなく、選ぶ立場になれるのです。

どういうことかというと、基本的に転職活動は企業に「自分を採用してください」というようなある種下手(したて)に出る形で何とか選ばれようという姿勢で面接に臨みます。

やはり先ほど言ったように余裕がないからですね。

採用されなかったら「仕事がなくて生活できない」というような状況に陥ってしまえば、必然的に選ばれる側になってしまい立場が低くなります。

そうなるとやはりちょっと悪い条件だったとしてもNOと言うことができませんし、採用されるためには多少の条件の違いみたいなものも甘んじて受け入れなければいけません。

しかしながら、暇だから転職するという人は直ぐに転職できなくても良いわけですから、ものすごく余裕のある状態で選考に臨むことができます。

そうするとあなたはむしろ選ばれる側ではなく、企業を選ぶ側です。

そうすると、例えば、仕事内容が魅力的だけど給料が低いという会社があった場合、無理にそういう会社に行かなくて済みますし、「仕事内容もよくて給料も良い」のような良い理想的な環境を余裕を持って選ぶことができます。

焦りで変な決断を下さないから

余裕を持った状態で転職活動すると焦って変な決断をすることがありません。

これにより、転職による後悔を限りなく抑えることができます。

普通、転職活動というのは先ほども言ったように、よほどの追い立てられるような状況でないと皆さん動きませんから、けっこう「辞めたくて仕方がない」という切羽詰まった状況でするものです。

そうすると、とにかく辞めたいからといった気持ちが先走り、採用された会社の条件がたとえ悪かったとしても仕方なく受け入れてしまうというケースは非常に多いです。

これでは、結局転職先でも条件が悪い環境で働いたりということになるので、本末転倒です。

「毎日の仕事が暇すぎて転職する、もうちょっと刺激のあるところに行きたい」くらいの、別にいい会社がなくても自分に不利益がないという余裕のスタンスで制作活動をするというのは、実は非常に恵まれた状況であるのです。

暇な状況に甘んじてないのはナイス判断

普通の人なら日々の仕事が暇で例えばネットサーフィンをしてダラダラ過ごせるとなると、ついその状況に甘んじてしまいがちです。

しかしあなたはそういう状況でも転職しようかなと次の行動に踏み切るか考えてたり、検討し始めていたりするということは、あなたはおそらくものすごく向上心を内に秘めた人なんだと思います。

暇な状況に甘んじず環境変えてみようかなと考えてみるのはものすごく良い判断です。

仕事をし続けても、全くレベルアップしない

というのも暇な会社でゆるく働いていても全く将来につながらないからですね。

やはり自分の身になるような経験だったりスキルアップというのは結構ストレスと隣り合わせのような状況であることが多いです。

自分のコンフォートゾーンを超えて、やや負荷がかかる状態で、何とかそれを乗り越えたという経験の繰り返しで人間は成長していきます。

筋トレと同じようなものですね。

軽いダンベルをひたすら上げ下げしてもそれは全く筋肉にはなりません。

それと同じで今の会社で暇な状態で過ごしているというのは、言い換えればただ時間を浪費しているということになってしまいます。

いざ転職しようと思い立ったら「時すでに遅し」となる

ではただ時間をひたすら浪費してしまうとどうなるかというと、いざほんとに転職しなければとなったときに「時既に遅し」という状態になってしまうのです。

要するに時間だけは経っていて、スキルが何も身に付いてないという状況ですね。

基本的に転職市場においては若い人材の方が有利です。

これは全体の傾向としてどの業界でも同じです。

とは言え、それ相応の経験を積んでいれば、年齢を重ねていても問題ないです。

むしろそっちの方が有利になります。

ところが、ある程度年齢を重ねた状態でずっと暇で会社で過ごしていた人材が、例えば会社が潰れて転職市場に放り出されても、「ただ年齢だけを重ねた人」でしかないわけですよね。

採用側の立場に立ってみると一目瞭然かと思います。

「20代前半でスキルがない人」と「40代でスキルがない人」だったらどちらを採用しますか、という話ですね。

このように暇な職場でぼんやりと時間を過ごしてしまうというのは、実は意外とリスクがあるのです。

暇すぎると、無駄に1日が長い

おそらくあなたも結構実感してると思いますが、暇すぎると無駄に1日が長いですよね。

やはり人間は熱中できるものがないとそれだけ時間が経つのが遅いです。

しかもその間特に楽しいことだったりやりがいのある打ち込めるものを捨てるわけではないので、結構しんどいと思います。

ある程度やりがいを持って仕事に打ち込めて集中して働ける成長できる環境で働けば、より充実した1日を送ることができるでしょう。

ちなみに暇すぎる状態が一番メンタルに悪いらしい

ちなみに人間を何もない空間の中に閉じ込めておくと脳が勝手に幻覚を乱すという実験もあるそうです。

恐ろしいですね。

ですが暇というのはそれぐらい人間のメンタルに良くないものなのだそうです。

とはいえいきなり辞める必要はない。まずは暇な時間の有効活用から

とは言え、いきなり会社をやめたり全力で転職活動し始めたりする必要は全くありません。

まずは暇な時間をちょっと「将来のために有効活用してみる」という行動の変化だけでオッケーです。

今の職場で積める経験は全部しておく

まず今すぐオススメなのは、現在の職場で次の経験は全部しておくことです。

例えば誰かがやるだろうというような業務を自分から率先して取りに行くというわけです。

何故かというと、これが転職活動のPRポイントにつなげることができるからです。

やはり暇な仕事でずっと仕事をしていたという事は、なかなか転職活動でアピールできる実績だったり経験だったりというのが不足していることが多いです。

そうなると、やはりいくら余裕がある状態であるとはいえ、選考にはやや不利になります。

なので今の職場でできる事はどんどん率先して自ら積極的にやっていきましょう。

そうすると、少しは毎日の仕事も充実するかもしれませんし止めずに済むようになるかもしれません。

さっさと帰って情報収集

仕事が暇であれば、定時内に業務が終わるように進めていき、定時になったらさっさと帰って将来のキャリアに向けた情報収集を進めていきましょう。

例えば業界について調べたり通える範囲の職場の求人情報を調べたりといった行動をコツコツしていくのです。

転職活動を本格的に始めるとなると、やることが意外と多くその煩雑さに挫折してしまう人も少なくありません。

なので転職活動の準備のようなイメージで、情報集めたり後はこれまでの経験を棚卸しして職務経歴書を書いておいたりと言ったことを始めておくといざ本格的に転職活動するときにスムーズに始められます。

補足:暇な時間にパソコンで求人探しをしているとバレるので注意

余談ですが、会社で暇な時間を使ってパソコンで求人探しをしていると意外とバレるので注意しましょう。

パソコンの画面というのは自分1人が没頭しているように見えて意外と周りから見られがちですので気をつけてください。

転職は気が向いたら面接を受けてみるくらいのカジュアルさでも良い

転職活動というのは働きながらカジュアルな感じで進めていくのがお勧めです。

「極端な話ですが気が向いたら面接を受けてみたり、なんとなくいい会社があったら履歴書を出してみたり、そうじゃなかったら特に何もしない」くらい柔軟に肩の力を抜いたやり方の方がうまくいくものです。

就職活動のようにいつまでに決めなければいけないというものでもないですからね。

なのであんまりかっちりと堅苦しいものだと考えず、空いた時間を有効活用するくらいの気持ちで始めてみるのが良いでしょう。

なお、転職エージェントを活用すれば、何もしなくても求人を提案してくれるので、探す手間もなくなって便利です。

環境を変えることもぶっちゃけ既に視野に入れているということであれば、マイナビエージェントのような転職サービスで、情報収集から始めてみましょう。

特に転職を急かされることもなく評判が良い転職エージェントで、実際僕もマイナビエージェント経由で見つかった会社に転職しました。窓口担当の人が人当たりよくて良かったです。

※マイナビエージェントは求人数が少なめだったので、地方ならリクルートエージェント(求人数がどのサービスより多い)がおすすめです。

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