3年という期間は向き不向きを判断する上で十分。というよりむしろ遅い。それだけやって適性がないと感じる仕事であれば、長く続けるほど他の仕事にキャリアチェンジできなくなって、身動きが取れなくなるのでリスクが高い。(仕事を変えるなら若い方が有利)
「何が向いてるか分からない」という方は、ASSIGN(アサイン)のような適性診断アプリを活用して、あなたの性格や価値観に向いている仕事や業界を客観的に診断してみるのもおすすめ。
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【前提】仕事の向き不向きってどうやれば判断できるのか
本題の前に、重要な話です。
どうすれば仕事の向き不向きを判断できるか。以下の質問に答えるだけOKです。
まずは以下の質問を見てみましょう。
※「仕事の向き不向き」をなんとなくで判断するのはNGですよ。
質問①:今の仕事を胸を張って「好きだ」と言えますか?
質問②:さらに3年後今の職場でバリバリ働いている自分をくっきりとイメージできますか?
質問③:肩の力を抜いて仕事ができますか?
質問④:プライベートの時間は充実していますか?
質問⑤:職場にぶっちゃけて相談できる人が一人でもいますか?
全て、Yes/Noでお答えください。答えましたか、、、?
この質問でわかること
Noはいくつあったでしょうか?
端的に言うと、「Noが3つ以上あったら危険度MAX」、Noが1つでも注意報です。
というのもこの質問では、あなたの仕事の向き不向きがある程度わかるものとなっていまして、
向いている人であれば、
- 胸を張って今の仕事が好きと言える
- さらに3年後の自分をイメージできる
- 肩の力を抜いて仕事ができる(肩の力を抜いて気楽な状態でも、向いてる人はある程度の結果は出せます)
- プライベートも充実、休日に遊んでリフレッシュ。元気よく月曜日から出社できる
- 人間関係も良好で、相談できる人がいる。仕事の相談を気軽にできるので、業務もスムーズ
こんな感じになるはずです。向いてない人は、上記の逆ですね。
では本題に入ります。
仕事の向き不向きは3年あればある程度判断できる【理由を解説】
理由は、「3年くらい仕事をしていれば、さっきの5つの質問に答えることができるから」です。
どういうことか。具体的に見てみますね。
例えばさっきの5つの質問に、入社1ヶ月目の新人が答えようとすると、以下のようになります。
質問①:今の仕事を胸を張って「好きだ」と言えますか?
→まだどんな仕事内容なのか、理解さえしてない
質問②:3年後今の職場でバリバリ働いている自分をくっきりとイメージできますか?
→全く想像できない
質問③:肩の力を抜いて仕事ができますか?
→基本緊張するし、全力で仕事をしても精一杯
質問④:プライベートの時間は充実していますか?
→まだ1ヶ月目なので、よくわからない
質問⑤:職場にぶっちゃけて相談できる人が一人でもいますか?
→社員の人の名前を覚えるので精一杯
こんな感じになるはずです。まともに質問と答えが成立してませんね。
なぜかというと入社1ヶ月目の新人は、向き不向きを判断するほど仕事をしていないからです。当たり前ですが、右も左もわからない人が、答えられるはずありませんよね。
次は入社3年のあなたの場合。
入社3年というと、かなり長い期間働いていると言えます。だいたいですが日数にすると700日以上。これはさっきの質問に答えるのに、充分な日数ですよね。
実際に、さっきの質問にあなたはYes/Noで答えることができたはずです。
700日以上働いていれば、実際なんとなくでも答えることができます。特に「3年後の自分をイメージできるか」「プライベートが充実しているか」「相談できる人がいるか」は、明確に答えることができるでしょう。
もちろん「長く働かなければ分からない」という意見も理解できます
よく「せめて3年以上働くべきだ」という人もいまして、その意見も分からないでもないです。
というのも「3〜5年働いて、やっと自分の仕事が好きになった。向いてると思えるようになってきた」という人もいます。
ただこういった人の場合、今の職場での仕事がめちゃくちゃいい環境であることが多いんですよね。
例えばミスを連発しても全然怒られなかったり、ノルマや作業量が少なかったり。要はかなりストレスフリーの状況で仕事ができているんです。
職場環境が良好な場合、「長く続けることによって成果が出てきた」もハッピーエンドですが、
かなり環境の悪い職場で「5年くらい働く」というのは苦行ですよね。
いい環境で働けている人の意見は、あまり参考にならないことが多いです。
他人の声は無視でOKです
向き不向きは、他人の声を参考にする必要はありません。
上司から「向いてない」と言われたとしても、無視でOK。
そもそも上司は部下にきちんと仕事を教えるのが仕事のはず。なのに部下に「向いてない」という言葉を浴びせてやる気を奪うというのは、もはや仕事放棄ですね。
厳しい言葉をかけてやる気を出させおようとしているのかもしれませんが、逆効果。というより時代遅れですね。
基本そういった声は無視しましょう。
結論としては、仕事の向き不向きは3年である程度判断できますし、むしろ人によっては遅いくらいです。
「もっと長く勤めるべき」は危険な思考
一番気をつけたいのは、「もっと長く勤めるべき」という考え方。
ポイントは「長く続ける/続けない」の話ではなく、「べき」という部分です。
「常識的に必ず3年以上は働くべきだ」という考え方は、自分の可能性を狭めます。
例えば新卒で入った人が、我慢して3年以上続けてしまったら、第二新卒枠の求人に応募できなくなるんです。
23~25才の間の社会人経験者を対象にした求人ですが、「向いてないかもな…」と思いながら26才になってしまったら、その求人には応募できません。
※多くの企業で第二新卒を歓迎していまして、これは「企業側からすれば面倒な新人研修とかをしなくて済む」からですね。
「向いてないけど長く続けたい!」というなら全然大丈夫なのですが、「続けなければいけない」という謎の強迫観念を抱いているなら、もったいないなという話です。
仕事ではなく「環境」が向いてないことが多い
上記までの内容を理解した方ならなんとなく分かってきているかもしれませんが、
向いていないのは「仕事」ではなく「職場環境」であることも多いんです。
例えば5つの質問でいうと
質問②:3年後今の職場でバリバリ働いている自分をくっきりとイメージできますか?
質問④:プライベートの時間は充実していますか?
質問⑤:職場にぶっちゃけて相談できる人が一人でもいますか?
これですね。
職場の待遇や仕事の進め方が自分と合わないと、さらに3年後なんてイメージできないでしょうし、残業やタスクが多すぎる会社だと、プライベートを充実させるなんて難しいです。
「職場に相談できる人がいない」というのも、ただその職場があなたに合っていないという可能性が高いです(例えば体育会系の職場で、精神論で物事を語る人ばかり、、、とかですね)
多くの場合「自分にはこの”仕事”が向いてないのかも」と悩みがちですが、案外そうでなく、実際は今いる職場が向いてないことが多いです。
3年で退職したら職歴に傷が付くのか
傷とみなす企業ももちろんいます。例えば「3年で辞めた人なんか採用しない」という感じですね。が、割合としては少ないです。
というのもそもそも少子化の影響もあって、企業は充分な人材を確保できていません。そんな強気な感じの企業は年々減ってきています。
あとこれは難しいところなんですが、そういった企業って「3年勤めた」というのすら「短い!」ということが多いです。言い方悪いですが、ちょっと古い体質の企業ですね。
※あとそういう古い企業はいずれ人材不足で潰れるかもしれません、、、
むしろ多様性を尊重するような最先端な働き方を推奨しているような企業は、前職の勤続期間はあまり重視しません。むしろ「あなたがどんなスキルを持っているか」「うちに入社したした時に、どんな成果をあげられるか」を見ています。
こういった部分は例えば副業経験や資格取得などで、自分を採用するメリットを伝えられますね。
このように職歴に傷が付くかどうかは、受ける企業次第と言えます。
まとめに入る前に
ここ3ヶ月以内に、一瞬でも「会社辞めようかな…」とリアルに頭をよぎったことはありませんか?
なければ読み飛ばしていただいて構いませんが、もし「正直、環境を変えることも視野に入れている」という方は、この機会に小さな一歩で良いので何か準備を進めてみるのもおすすめです。
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まとめ
仕事の向き不向きを判断する方法について説明しました。結論としては3年間働いた場合、向き不向きがより明確になりますが、そもそも3年はかなり長く、判断が遅いです。職場環境が自分に合わないこともあるため、退職することがあっても、多様性を尊重する企業では職歴に傷がつくことは少ないので、適切に判断しましょう。