
就職が決まった、けど就職先を親に言えない。どうすればいいんだろう、、、。有名企業じゃないし親の希望よりランクは低い。絶対に何か言われる。話して納得してもらいたいけど説明しても無駄だろうな。心配してくれるのは分かるけど、、、どうしよう。
こういった悩みに答えます。
☑️本記事の内容
- 親に就職先を納得してもらえる話し方
- 【残念】親の意見に逆らえない人は、そもそも仕事ができるようにならない
- もし本当に不安なら信頼できる友達に相談するべき【科学的】
結論からいうと、「就職先を親に言えない」という悩みは、親に納得してもらえれば解決します。そして他者に納得してもらう話し方というものが存在していますので、それを紹介します。
元も子もないことを言うと「社会に出れば親から自立するわけだから、別に言う必要はない」という話なんですが、現実問題そうもいかないかなと。ただ別に言う必要がない場合もありますので合わせて解説します。
親の顔色を伺う性格は、ビジネスの現場では足かせになりますし、今後の人生においても損をします。なので早い段階で親と対等に対話をする習慣を身につけておくと良いかもです。
※3分で読み終わります。
親に就職先を納得してもらえる話し方【PREP法】
まず「親に就職先を反対されるであろう」という状況をシンプルにしてみると、以下のような構図になります。
説得→反対する人
これはビジネスの現場における「プレゼン」や「商談」に近いです。営業でも企画でもマーケティングでも、「誰かに納得してもらうための説明」をする機会は必ずあります。
- プレゼン→取引先や上司、会社の上層部
- 商談→営業相手
なので親が就職先に反対するだろうという状況は、プレゼンや商談で使われるような話し方で納得してもらえる可能性があるということです。
これこそがPREP法です。
PREP法とは
PREP法は、文章やプレゼンなどで用いられる論理構成の一つです。PREP法を用いると、「説得力のある文章」を誰でも簡単に作ることができます。
具体的には以下の通り。
- Point(結論)
- Reason(理由)
- Example(事例、具体例)
- Point(結論)
それぞれの頭文字をとってPREPですね。
要するに
- 意見の結論、要点を一番最初に持ってくる
- その理由を述べる
- 裏付けとなるような根拠や事例を述べる
- 最後にもう一度結論で締める
ということです。
この構成で話すと、意見が一発で伝わります。逆に結論を最後まで言わなかったり、具体的な事例や根拠がなかったりすると、その話には説得力が無くなります。
だらだら喋ってしまうと「結局何が言いたいの?」と思われますし、根拠がなければ論破されます。
☑️ポイント:あらかじめ反論を予想して先回りする
だいたい親というのは子どもに意見したがる性質を持っているので、説明する際にはあらかじめ言われそうなことに対する反論を用意しておくとベターです。
ざっくり構成通りに言うと以下のような感じですね。
- Point(結論):「この会社に就職することに決めた」
- Reason(理由):「理由は自分の希望に一致する会社だったから」
- Example(事例、具体例):「IT業界はこれから先成長し続ける業界で、こういうデータもある」「収入が少ないと思うかもしれないけど、IT業界は全体的に高水準の収入」「むしろ親が進める業界の方が斜陽産業で将来性がない」
- Point(結論):「結論、誰がなんと言おうとこの会社に就職する」
上記の構成で話せば少なくとも論理的な人には伝わるということです。
※ただ感情論で反論される場合もあります。基本的に40代以上の人というのは価値観が前時代的で、ようは古くて凝り固まった考え方であることが多いですからね。自分の価値観にないことを言われると自尊心を阻害された気分になって、要は「生意気な!」という感じで話をシャットアウトしがちです。
そういう場合はどうすれば良いのでしょうか。結論としては話しても納得してくれない親の意見には逆らうべきです。内定辞退なんてしたら一生後悔します。
理由を説明します。
親の意見に逆らえない人は、そもそも仕事ができるようにはなりません
かなり深刻な理由ですが、自分で意思決定ができないと、そもそも仕事ができるようになりません。万年平社員、あるいは後から入社した後輩に追い抜かれることでしょう。
どういうことかというと、仕事は意思決定の連続です。意思決定とは、目標を達成するために何をすればもっとも良いのかを判断することで、要は「自分でもっとも良い道を選ぶこと」ですね。
- 売り上げを伸ばすにはどんな施策を打つと良いのか
- 不明な部分がある、上司に聞こうか同僚に聞こうか
- 営業資料はAの資料とBの資料どちらが有効か
あくまで一例ですが、仕事とは次から次へと意思決定をしていく作業なわけです。
※ちなみに人間は一日に細かい意思決定を70回しているとも言われています。(朝ごはん何食べようとか、何着て行こうとかですね)
じゃあ、自分の人生の岐路における意思決定を親という「他人」に任せるという人は、どういう人か。
自分じゃ何も決められない、あるいは誰かに言われたらすぐやめてしまう、要は意思が弱く決断できない人なわけです。
こういう人がビジネスの現場で何かできるでしょうか。何かを決断して行動し、結果を出すというのは難しいでしょう。
つまり親の意見にすら逆らえないマインドの人は、かなり苦労する可能性が高いということです。
言い換えれば、親の意見を気にせず、(ここが大事です)自分の意思と考えで決断ができる人は、どんどん道を切り開いていけるでしょう。
上の世代の人の価値観はあまり当てにならない
40代以上の人が育った環境というのは以下の通り。
- 終身雇用
- 年功序列
- ボーナス当たり前
- 右肩上がりの成長曲線
要は、時代に恵まれてただけの話なんですね。それより上の世代の人はもっと酷くてよく若者は車を買わない!とか言ってる人ですね。
たまたま恵まれた時代に就活した親世代の人が、かなり就職難の時代に生きる子どもに意見すること自体間違ってるわけです。
パンがないならケーキを食べれば?というやつですね。
親の意見に従うとどうなるか【次は結婚で同じことが起きます】
就職の段階で親に逆らえなかった人はどうなるかというと、結婚のタイミングで同じように反対されます。
女性だったら
家柄が悪い
相手の年収が低い
知らない企業に勤めてる人
長男だから云々カンヌン
とか言われそうですね。
男性で親に逆らえない人はもっと酷くて目も当てられない感じになります。というか一生結婚できないかなと。
要は親にコントロールされ続けると、自分の人生を歩めないわけです。
結婚を反対されて、しぶしぶ従って、親が持ってきた縁談で結婚したとしましょう。これでもまだ解放されません。次は子どもですね。早く子どもを産めとか、そういう感じです。
子どもの就職に反対する親が、ある日突然「自分の好きなようにしなさい」なんて言い出すはずがありません。命ある限り、一生子どもをコントロールし続けるでしょう。
親の知らない会社って、親は会社四季報ですかね?
いつも思いますが、子どもの就職に「大手企業じゃないから」と反対する親はどれだけの会社名を知っているんですかね。
会社四季報に載っている会社を全部知っているなら別にいいと思うんですが、多分100社くらいしか知らないんじゃないかなと。
ちなみに日本の企業の数はおよそ400万社。大企業は0.3%です。
つまり「大手企業じゃないから」と反対する親はその0.3%しか見えてないわけで。一応納得してもらう話し方を紹介しましたが、こういう場合は多分話しても無駄かなーと思います。
結局どの企業に入ったところで、トヨタとかソニーとかに入らない限り認めてもらえないということですので。別に納得してもらう必要はないかなという感じですね。
こういった全く論理的に話が通用しない親に限って言えば、無理に言う必要もないですし、納得してもらう必要もないということです。
本当に不安なら信頼できる友達に相談するべき【科学的に】
就職先を親に言えないと悩んでいる人は、もしかしたらそもそも「自分は本当にこの会社に入っていいのだろうか」という思いがあるのかもしれません。
その場合はまず親ではなく友達に相談してみましょう。
無視した方がいい親の意見
ブリガムヤング大学の研究では、人生や健康や幸福度を高めるには、親と仲良いよりも、友人と仲良いの方が良いという結果が明らかになっています。
被験者30万人の健康状態を7年半調査すると、友達と仲がいい人の早期死亡率は比較的低かったりしたようです。
親の顔色を伺うよりかは心を許せる友人を作る方が大切ということです。
もし友達にも言えない、、、という方は無理に言う必要はないですからね。