れだけ転職が当たり前になった時代でも、「転職は裏切り」という価値観を持っている人はいます。
もしあなたの上司がこの価値観の人なら、転職を言い出すのしんどいですよね。
そういうときのために、この記事では、転職は裏切りだと考えている人の思考回路を紐解いていきます。
言うまでもないですが、転職は裏切りじゃないですよ
大前提ですが、転職は裏切りではありません。
転職を経験する人は年々増えていて、2022年の調査では20代の37%が、30代の52%が転職を経験していると答えているそうです。
なんなら転職しない人の方が少数派ですね。
また、就活生を対象にした民間調査でも、将来的に転職を考えている人が7割以上だったとのこと。
要するに、若い人や今の価値観に近い人ほど、転職は当たり前で、そうでない人にとっては裏切りに見えるのでしょう。
というわけで転職は裏切りではなく、当たり前ですよ。
みんながみんな、最初に交際した相手と結婚して死ぬまで一緒にいるわけではないですよね(というか超少数派ですよね)。
あと、転職は裏切りなんて言う人は相当レアキャラなので、退職を伝える際も心配しなくていいですよ
もしかすると「今の職場の上司が、転職は裏切りみたいな価値観かも」と恐れている人もいるかもしれませんが、ご安心ください。
結論、転職は裏切りなんて言う人は相当めずらしいです。
こういう極端に時代遅れの価値観というのは、メディアに取り上げられやすいので、どうしても目に入ってきてしまうのですが、実際周りを見渡してみると、こんなことを真っ正面から言ってくる人はそうそういません。
転職は裏切りという人はなぜそんな価値観なのか【答えは依存心】
とはいえ、転職は裏切りと心から思っている人というのは多少は存在します。
その価値観を深掘りしていくと、次のような傾向が見られます。
依存心が強い
裏切られたという気持ちは、依存心の裏返しです。
部下が転職することを裏切りと感じる上司は、どこかでその部下に依存しているわけですね。
けっこう手塩にかけて育てたという自負もあるはずです。
そして自分のことを慕ってくれていると思っているのでしょう。
そういった部下に依存していて、最終的に自分のもとを離れていくとなると、裏切り者だと思うのではないでしょうか。
指導のことを勝手に「恩」だと思っている
転職のことを「育ててやった恩を仇で返す」という言葉で表現をする人もいますが、見当違いです。
上司が部下を育てるのは、恩ではなく、部下を育成するという「仕事」だからです。
上司・管理職が担当する仕事をただやっただけで、普通のことですね。
仕事なので当たり前です。
それを勝手に恩だと勘違いしているのでしょう。
自分より上手くいってほしくない嫉妬
転職に対して、心のどこかで羨ましさがある可能性もあります。
自分がスキルや能力がないまま、ただ年齢を重ねていて、どこにも転職できないことを潜在的に理解していて、自分より若い部下の将来に嫉妬しているのです。
迷惑な話ですね。
この場合、本当に裏切り者だと思っているというよりは、自分より上手くいってほしくなくて、自分側に引きずり込もうとしているといった表現が正しいかもしれません。
転職先が決まってから退職すると、一番裏切りと思われるらしい【けど気にしない】
どうやら、転職先が決まってから退職を告げると、裏切りものと思われるようです。
自分に黙ってこそっと転職活動をしていたという事実が気に入らないのでしょう。
とはいえ、こういう価値観の人は、もう考えを変えることなく、一生その会社に居続けるのだと思います。
もし退職を告げた際に裏切り者と言われても、もう二度と関わることはない相手なので、一応形式上だけ申し訳なさそうな顔をしておけばいいかなと思います。
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威圧的に引き止めをしてこようとする人もいるが、決して屈してはだめ
「裏切り者」といった強い言葉を使って引き止めをしようとする人もいますが、決してはだめですよ。
そうやって退職を引き止めようとする人は、あなたにとって邪魔者ですから。
詳しくは以下の記事で書いていますが、上司が部下を引き止める主な理由は、「自分の評価を下げたくない」ですからね。
「今までお世話になったし、裏切れない」なんて思う必要は全くなし。
教育とか指導とは上司の仕事だっただけで、別の当たり前のことなのですから。
退職を告げる時は威圧されることもあるかもしれませんし、大変だとは思いますが、そんな職場はいち早く去って、まともな価値観を持った人のもとで働きましょう。