「ジョブメドレー悪質」の口コミ評判！しつこい？トラブルで違約金？

ジョブメドレーと検索した時に出てくる「悪質」「しつこい」「違約金請求」という口コミの真偽を検証しました。

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①最も多い「ジョブメドレーしつこい」は、事業所（病院・施設）からの口コミ。求職者は関係ない

ジョブメドレーの酷評口コミで一番目立ったのは「しつこい」というものでした。

（ジョブメドレーは電話なしの転職サイトのはずなのになぜ…？）と思って内容をよく見ると、求職者からの投稿ではなく、事業所（病院・施設など）からのものでした。

まずは実際の口コミから紹介します。

職場にジョブメドレーから営業のFAXが度々届きます。
頼んでもいないのに、なぜうちの紙とインクを使って営業してくるのですか？相手の迷惑を考えないやり方に企業としての品位を疑います。（GoogleMapより）

頼んでもいないセミナーの案内を何度もFAX送信してくる。迷惑なのでやめていただきたい。（GoogleMapより）

セミナー勧誘の無駄なFAXをしつこく何度も送ってくる。（GoogleMapより）

ジョブメドレーって会社しつこい 毎週FAX送ってくるのうざいわ 求めてないのに（Twitterより）

いずれも共通して出てくるのが「FAX」。今時FAXを使っている家庭も珍しいでしょうから、求職者（一般ユーザー）の投稿ではないですね。

病院や事業所では未だにFAXを活用しているところも多く、これは「ジョブメドレー→事業所」へのアプローチ（セミナー・営業）のしつこさに言及していることが分かります。

GoogleMapの星が低評価なのも、ほとんどこれが原因でした。

口コミに出てくる「セミナー」とは？

ジョブメドレーを運営する株式会社メドレーは、求人サイト以外にも様々な医療ビジネスを展開しています。そのうちの一つがクラウド医療診療システム「CLINICS」で、この販促を目的としたセミナーを定期的に開催しています。

このセミナー開催を事業所（特にクリニック）に案内するFAXを、かなり高頻度で送付しているのだと推測できます。

メールだと迷惑フォルダに入れれば良いのですが、FAXだと毎回着信が鳴り、紙とインクも無駄にするので、事業所からするとかなり迷惑ですね。

とはいえ、これは転職サイト「ジョブメドレー」の話ですらありませんでした。

（補足）ジョブメドレーは電話がこないタイプの転職サイト

ジョブメドレーは紹介型の転職サイトではなく、自分で求人を探して自分で応募するタイプの求人広告型の転職サイトです。求人広告型の転職サイトは、サイト側から連絡が来ることはありません。

一般的な転職サイトは、担当窓口の人（キャリアアドバイザー）から転職先を「紹介してもらう」形で、転職活動を進めていきます。求人を自分で探さなくても紹介してくれますし、病院とのやり取りも代行してもらえるので、非常に便利な反面、キャリアアドバイザーからの連絡がかなり頻繁に来ます。

エージェント型の転職サイト（紹介会社）は、職場を紹介してもらうわけですので、向こうから連絡が来るのは当然ですね。

しかし、ジョブメドレーで電話が来ることはありません（※）。キャリアアドバイザーが存在しないからです。

※初回登録の情報不備や、ジョブメドレー側から確認事項がある場合に限り、電話がくることはあります。

応募するとそれが直接病院に届き、病院の担当者とあなたとでやり取りを進めていきます。

求人を自分で探す手間はありますが、マイペースに仕事探しができるメリットは非常に大きく、実際にジョブメドレーを利用した方はこの点を高く評価しているようでした。

②「禁止されたはずのお祝い金制度があるのは怪しい。悪質なサイトでは？」という口コミは勘違い

ジョブメドレーには、勤続支援金という制度があります。これはお祝い金のようなもので、転職が決まり60日以上が経過すると、臨時収入がもらえるという制度です。

金額相場は看護師の場合、30,000~40,000円で、他は職種によって変動します。

• 看護師：30,000~40,000円
• 介護職：15,000~22,000円
• 保育士：20,000円前後
• 歯科衛生士：20,000~25,000円
• （上記は正社員の場合。その他、職種・雇用形態によって異なる）

しかし、転職サイトのお祝い金制度は、2021年に法律で禁止されたはずです。

「お祝い金」その他これに類する名目で、求職者に社会通念上相当と認められる程度を超えて金銭などを提供することで求職の申し込みの勧奨を行ってはいけません。

「就職お祝い金」などの名目で求職者に金銭等を提供して求職の申し込みの勧奨を行うことを禁止しました

そしてこれに悪質だと言及する口コミがありました。

現在、人材紹介会社が「お祝い金」を謳うのは既に禁止されているのですよね。 そんな中、堂々と「お祝い金」をやっているのが「ジョブメドレー」さん。（Twitterより）

ではなぜジョブメドレーでは、禁止されたはずの勤続支援金制度を設けることができているのでしょうか。

ジョブメドレーは人材紹介事業ではない。シンプルな広告サイト

結論、ジョブメドレーはこの法律の適用外になります。なぜなら、ジョブメドレーは人材紹介事業ではないからです。

そもそも前提として、先ほどのお祝い金禁止の法律は「人材紹介事業者」を対象としたものです。

人材紹介事業者とは、求職者と事業所（病院・施設）の間に立ち、転職をあっせんする事業者のことです。図解すると以下の通り。

簡単に言うと、利用者と事業所（病院・施設）の間に人がいます。

ちなみに、ほとんどの医療福祉系転職サイトがこれに該当します。なので、ほとんどの転職サイトにはお祝い金はもちろん、勤続支援金制度もありません。

これに対して、ジョブメドレーはシンプルな求人広告サイトです。広告が載っている掲示板のようなものをイメージしてもらうと、分かりやすいかもしれません。

利用者と事業所（病院・施設）の間に人はいません。直接応募し、直接やり取りしながら選考を進めていきます。

このように、ジョブメドレーは普通の転職サイトとちょっと違った仕組みになっています。

そしてジョブメドレーは人材紹介事業ではない（間に人がいない）ため、お祝い金禁止の対象外、となっているのです。

ポイント
上記の法律は「職業紹介事業」を対象にしたもの。ジョブメドレーは職業紹介事業ではなく、「募集情報等提供事業」に分類される。

ちなみに「こちらから応募」だけでなく、スカウトで選考が進むこともあります。これも他の転職サイトにはない特徴です。

③ジョブメドレーに違約金請求された・裁判沙汰という口コミは1件のみで、こちらはかなり特殊な事例（規約違反）

ジョブメドレーで違約金を請求されることはまずありません。

ジョブメドレーに違約金請求されたという口コミは、ヤフー知恵袋に投稿されていましたが、倫理観の欠けた病院が利用料を支払わなかった、というエピソードでした。

ジョブメドレーから違約金請求がきてます
私が悪いのですが
金額が合計600万きてます。
高すぎて支払いできそうにありません
どうしたら良いでしょうか
因みに同じく請求された事のある方いますでしょうか アドバイスください。

採用したんですが、虚偽してしまい、素直に認めたら請求が来てしまいました。
ただ虚偽した分は支払いすると伝えてますが違約金も一緒にみたいなメールがきてます。弁護士さんに相談してみます。

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12277685742

「採用した」とあることから、この投稿者は病院や施設の採用担当者（人事）ですね。

続けて「虚偽してしまい」とありますが、ここがポイントです。

そもそも前提として、ジョブメドレーを使った医療人材の採用は、以下のような流れで進められます。

「ジョブメドレーにはタダで求人を載せて良いです。その代わり、そこから採用が決まった場合、利用料を払ってね」ということです。

この仕組みが分かれば、先ほどの投稿者がかなり悪質な採用担当者であることが分かると思います。

採用したんですが、虚偽してしまい、素直に認めたら請求が来てしまいました。（口コミより）

要するに、ジョブメドレーに求人を無料で載せて採用が決まったのに、嘘をついて利用料を支払わなかった、ということです。

サービスに対する正当な対価を払っていないわけですね。飲食店で注文した料理を食べて、「食べてません」と言い張って帰ろうとしているようなものです。

違約金を支払わなければならないのはかわいそうですが、普通にやってることはダメなので、自業自得ですね。

【ジョブメドレーの利用規約】違約金請求が発生する条件

ジョブメドレーの利用規約から、違約金に関する箇所を抜粋します。要点だけ太字にしていますが、どれも「嘘をついた場合」の話で、投稿者の口コミとも一致しています。

(1) 求職者を採用したにもかかわらず、当社に対して採用しなかった旨を回答した場合（求職者に辞退または採用事実を当社に報告しないことを指示した場合、第4条第4項に違反して採用を報告しなかった場合も含みます。）：その雇用についての利用料金と同額。但し、その額が300万円に満たない場合は300万円

(2) 求職者を採用した際に、雇用形態、保有資格、職種等を偽って回答した場合：その雇用についての利用料金と同額。但し、その額が150万円に満たない場合は150万円

(3) 第4条5項および6項の規定により、お客様が追加の利用料金の支払義務を負うにもかかわらず、虚偽の事実を回答した場合：その雇用についての追加の利用料金と同額。但し、その額が150万円に満たない場合は150万円

(4) 求職者を採用した際に、第5条3項に定める早期退職返金について虚偽の申請を行った場合：その雇用についての利用料金と同額。但し、その額が150万円に満たない場合は150万円

ジョブメドレー利用規約

ちなみに金額は1回虚偽申告があると、300万円の請求となっていますね。さきほどの投稿者は「600万」といっていますので、2回も嘘をついたのでしょうか。常習犯ですね…。

ではなぜ”悪質”と検索結果に表示されるのか

考えられるのは、「ジョブメドレーで募集している事業所（病院・施設）が悪質だった」というケースですね。

上記のような支払いを踏み倒そうとした事業者など、倫理観に欠けた病院・施設は稀にあります。”悪質”と表示されるのもそれが原因でしょう。

実際にそういった病院の選考を受けた方の口コミがこちら。

ジョブメドレーに登録してスカウトメールが来たところに応募して就職が決まりました。 就職先から「ジョブメドレーをブロックして」と言われ「報奨金（継続支援金）はこちらから次回給料に追加で支払うから」と言われました。

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10272215630

これは先ほどと同様、ジョブメドレーを利用したのに利用料を踏み倒そうとしている事業所ですね。

「ジョブメドレー経由で採用したことを言わないでね（言うとお金払わないといけないから）」、というわけです。求職者に嘘をつかせようとしているようで、相当悪質極まりないですね。

ちなみに内定後に、このような打診をされたら、必ず内定辞退をしましょう。

なぜなら、倫理的にアウトな職場であることはもちろん、利用者側にも損害賠償が発生する可能性があるからです。実際のジョブメドレーの見解がこちら。

(上記投稿に対するジョブメドレーの見解)

「採用が行われた事実を隠蔽するなどの求人事業者の不正行為に協力する行為」はご利用規約違反にあたり、ジョブメドレーを二度と利用できなくなります。
また、企業だけではなく求職者の方にも損害賠償義務が生じます。

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10272215630

まとめると、ルール違反をした人にはそれなりの処置が下されます、ということです。

しかし逆に言えば、ルールを守って使えば問題はありません。当たり前の話ですね。

ここまでの内容を踏まえると、「ジョブメドレーが悪質なサイトでは？」という懸念は晴れたかと思います。

とはいえ、次章で解説するように、ジョブメドレーには致命的なデメリットが2つあります。

ジョブメドレーを使う際のデメリット

デメリットは、サポートがないことの不安です。

先ほどお伝えした通り、ジョブメドレーはシンプルな求人サイトなので、担当者制度はありません。

なので、転職活動に関わる以下のことを全て一人で行う必要があります。

• 応募から面接日の調整
• 入職日の調整
• 条件面の交渉
• 疑問点（聞きづらいこと）の質問

ちなみに一般的な紹介型転職サイト（おすすめは後ほど紹介）では、これらを全て代行してくれます。

転職を何回かしたことがある方なら問題ないかもしれませんが、はじめての転職活動だと戸惑うことも多いかもしれません。

ジョブメドレーがおすすめな人の条件

以下に該当する方は、ジョブメドレーがおすすめできます。

少なくとも利用者から致命的な悪評は確認できませんでしたので、安心して利用いただいてよいと思います。

しかしながら、以下に該当する方は「他のサイトを使う」あるいは、「他のサイトと一緒に使う」のが無難でしょう。

看護師向けの補足：ジョブメドレーは実質「介護施設向け」

ちなみにジョブメドレーは、”看護師求人を扱っているサイト”ではあるものの、実態は施設系の看護師求人がかなり多く、介護施設と訪問看護で全体の半数以上を占めます。病院・クリック求人は10%ほどしかありません。

施設	求人数
介護施設	10785件
訪問看護ステーション	6502件
クリニック	3666件
病院・病棟	1947件
障碍者支援	818件
保育園	647件
訪問入浴	521件

介護施設への転職を考えているならおすすめです、そうでないなら、次の章で紹介する転職サイトの方を強くおすすめします。

看護師からの評価が高い転職サイト

看護師向けおすすめの転職サイトをランキング形式でまとめていきます。