個人プレーの仕事は、以下の3パターンに分類される。
- (1).社内の人より「顧客」と接する時間が長い
- 提案営業
- カスタマーサポート(電話対応)
- 店舗の窓口対応(郵便局など)
- 不動産仲介(賃貸の仲介など)
- 保険アドバイザー
- インストラクター(ジム、ヨガ、ダンス、ゴルフなど)
- ファイナンシャルプランナー
- 講師業(英会話、塾、家庭教師など)
- カウンセラー
- リハビリ職(言語聴覚士、理学療法士、作業療法士)
- ツアーコンダクター
- (2).日中ほとんど職場にいない
- ルート営業
- 配送ドライバー(トラック、宅配)
- 取材ディレクター
- セールスエンジニア(クライアントに向けて、IT製品の販売や技術サポートを行う)
- ライフコンサルタント(保険営業)
- 人材コーディネーター(求職者と企業のマッチング)
- リフォームプランナー(住宅のリフォームプランを提案)
- (3).パソコンに黙々と向かっている時間が長く、スキルがお金になる
- プログラマー
- WEB広告運用
- WEBマーケター
- WEBデザイナー
- グラフィックデザイナー
- データサイエンティスト
- 編集者
- 動画編集
- ゲームデザイナー
- CADオペレーター
- ソフトウェアテスター
- WEBライター
- データベース管理者
- ネットワークエンジニア
ただし、個人の性格によって異なり一概には言えないので、キャリア診断アプリASSIGN(アサイン)などを活用して、あなたの価値観に合致した仕事を客観的に診断してみるのがおすすめ。
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個人プレーの仕事「3類型」と具体的な職種を一挙紹介
協調性がない人に適しているような個人プレーの仕事とは、具体的にどういうものを指すのか、という観点で、個人プレーの仕事をパターン化して解説します。
特に3つめのパターンの仕事が一番おすすめでして、独自のマンモス狩り理論で説明していくので、ぜひ目を通してください。
(1).社内の人より「顧客」と接する時間が長い仕事
協調性不要で個人プレーの仕事をするなら、社内の人より「顧客」と接する時間が長い仕事を選びましょう。
結局のところ協調性は、上司・部下・同僚・他部署との関わりにおいて必要とされるものですので、逆に言えばその時間が短くなるにつれて、仕事のストレスも反比例してなくなっていきます。
- 提案営業
- カスタマーサポート(電話対応)
- 店舗の窓口対応(郵便局など)
- 不動産仲介(賃貸の仲介など)
- 保険アドバイザー
- インストラクター(ジム、ヨガ、ダンス、ゴルフなど)
- ファイナンシャルプランナー
- 講師業(英会話、塾、家庭教師など)
- カウンセラー
- リハビリ職(言語聴覚士、理学療法士、作業療法士)
- ツアーコンダクター
基本的に世の中の仕事の多くは、顧客と接するものですが、その時間が長いほど、必要以上に社内連携をする必要がなくなります。
特に成果主義の提案営業は狙い目です。成果主義の営業は、「個人がどれだけ営業成績を上げることができるか」に焦点が当たっており、「周囲と協力して一緒に会社のためになる利益を上げようという文化ではありません。
成果主義の職場はいい意味で人間関係がドライな職場が多いです。全員ライバル同士という感じですね。
「みんなで仲良く仕事したい」という人にはおすすめできませんが、「馴れ合いをせずに、自分の仕事に集中したい」という人にはかなりおすすめできます。
業種で言うと、不動産・商社・求人広告・MR(医薬情報担当)などは、個人プレーでOKな職場が多いです。
(2).日中ほとんど職場にいない仕事
日中のほとんどを外出しているような仕事は、協調性がない人にとっては非常に楽です。
のびのびとした気持ちで1日の大半を過ごせるわけですからね。
具体的には次のような仕事です。
- ルート営業
- 配送ドライバー(トラック、宅配)
- 取材ディレクター
- セールスエンジニア(クライアントに向けて、IT製品の販売や技術サポートを行う)
- ライフコンサルタント(保険営業)
- 人材コーディネーター(求職者と企業のマッチング)
- リフォームプランナー(住宅のリフォームプランを提案)
イメージとしては、「日中車で移動して、色々な場所(企業)に訪問する仕事」です。
営業職は就きやすいものの、バリバリ成果主義が苦手という方は、ルート営業のようなゆるめの職種が良いでしょう。
ルート営業は既に取引のある企業に訪問し、製品のサポートをおこなったり、追加の提案をしたりする仕事です。
どんどん売り込む、という感じではないので、最初は営業に抵抗感がある方でも長続きしている方も多いです。
(3).パソコンに黙々と向かっている時間が長く、スキルがお金になる仕事
一日中社内にいる仕事でも、パソコンに黙々と向かっている時間が長ければ、社内の人との連携なども特に必要ありません。
- プログラマー – ソフトウェア開発やアプリケーション開発
- WEB広告運用 – WEB広告の配信や効果検証
- WEBマーケター – サイトやSNSの分析、施策立案
- WEBデザイナー – ウェブサイトのデザインや構築
- グラフィックデザイナー – 広告やイラストなどのビジュアルコンテンツを作成
- データサイエンティスト – データ分析や機械学習を用いて意思決定をサポート
- 編集者 – 書籍や雑誌、ウェブコンテンツの編集
- 動画編集- Youtubeなどの映像編集
- ゲームデザイナー – コンピュータゲームの企画やデザイン
- CADオペレーター – コンピュータを使用して設計図を作成
- ソフトウェアテスター – ソフトウェアの品質やバグ検出
- WEBライター – ウェブサイトやブログの記事を執筆
- データベース管理者 – データベースの構築、運用、保守
- ネットワークエンジニア – コンピュータネットワークの設計・構築・運用
耳馴染みのない職種も多いと思いますので、簡単に説明を入れました。
どの程度協調性が求められるかはプロジェクトや会社によるものの、基本的にはパソコンに向かって、割り当てられたタスクをこなしていく仕事です。
パソコンに黙々と向かってできる仕事は、Wi-Fi環境さえあればできるので、リモートワークを導入している企業も多いです。
在宅で仕事をすれば、最低限の連絡やコミュニケーションもチャットで済むので、精神的には非常に楽ですね。
他にもイメージしやすいものだと、翻訳家や校閲などがあります。こちらはフリーランス向けです。
個人プレーで仕事をするなら「スキルがお金に代わる」という部分を意識【マンモス狩り理論】
今お話しした個人プレーでパソコンに向かう仕事の重要なポイントは、スキルがお金に代わるという点です。
結論から言うと、個人プレーの仕事をしたいなら、突出したスキルを身に付けることが手っ取り早いです。
これは原始時代にマンモス狩りで食料を調達していた時代に置き換えると分かりやすいです。
原始時代の人間は、複数人のコミュニティを作り、マンモスを狩って食料を調達しながら生活していました。マンモスという巨大な生き物を狩猟しなければならないので、当然一人では太刀打ちできません。
そこで人間は、複数人で組織を作り、それぞれ役割を担って、みんなでマンモスを狩りに行くようになりました。
例えば、マンモスの生息場所を探す役割、マンモスの意識を引き付ける役割、そのすきに弓を放つ役割、などですね。
ここでは当然、一人でも個人プレーをしたら乱れるので、協調性が求められます。言い換えると、生きていくには協調性がなければならなかったわけですね。
しかし、マンモスを狩る方法は、なにもみんなで協力だけではありません。
例えば「遠方から、弓矢を一発で急所に当てるスキル」があれば、ぶっちゃけ一人でも遠くからマンモスを仕留めることができますよね。
他にも、マンモスの生息地をプロ級にとにかく知り尽くし、その情報を売って、対価を得ることだってできます。
子どものマンモスを捕まえて(一人でもできる)、育てて大きくなったら食料にするとかもありですね。
これを現代に置き換えると、突出したスキルさえあれば、みんなで協力する必要はなくなる、ということです。
言い換えれば、みんなで協力しないといけない人は、スキルがないからこそ、集団で輪を乱さずに生活しなければならないということですね。
記事前半で登場した「成果主義の営業」というのも、実はこれに該当します。自分で食っていく力があれば、人と協力しなくても別に良いのです。
現代において、パソコン作業で何かしらのスキルを持っていれば、どこでも仕事をすることができます。これはフリーランスで独立しやすいというのもそうですし、単純に良い環境に転職しやすいのですよね。
スキルを伸ばすほど収入に直結するので、やればやるほど稼げるという感じです。
個人プレーで仕事をするならスキルが必須ですが、逆に言うとパソコンでできる作業の何かしらのスキルを一度取得してしまえば、以下のようなメリットが得られます。
- 普段の仕事は基本パソコンに向かうので一人で黙々と進められる
- 会社が協調性を求めてくるノリ(飲み会が頻繁にあるなど)なら、サクッと転職できる
- もっと稼ぎたかったら独立しやすい
パソコンを使った技能職というのは、完全未経験だと始めにくいですが、一定期間スクールに通って転職したり、ハローワークの職業訓練を受けたり、副業から始めたりなど、就業するための手段は無数に存在します。
チームプレーが苦手は短所ではない
協調性がないを言い換えると、「自分をしっかり持っている」ということです。
主体性があり、周りに流されない。実は、これができる人は意外と少ないです。周囲の顔色を伺っている人は、結構多いですからね。
「自分をしっかり持っていてブレない」というのはかなりの強みです。
そして、別に仕事は全部が全部協調性が求められるものばかりではありません。
スポーツもそうですよね。
- 集団でチームプレーをするサッカー、野球、バスケ はあまり向いてない
- 個人で高みを目指す陸上、水泳、テニス などは向いている
「自分をしっかり持っていて周りに流されない」からこそ、個人プレーの競技で結果が出るのです。
「協調性がない」は短所と思われがちですが、みんなで協力する仕事ではなく、それぞれが切磋琢磨するような個人プレーの仕事であれば、逆に長所となります。
協調性が求められるかどうかは、同じ仕事でも会社の価値観によって全然違う
個人プレーの仕事をするためにスキルを身に付けることを推奨している理由として、転職しやすいというのもあります。
というのも、協調性が求められるかどうかは、同じ仕事でも会社の価値観によって全然違うからですね。
周りの雑談に入らず、「協調性がない」「愛想がない」と言われていた人が、別の会社に転職した途端、「集中力があってテキパキと仕事ができる」と評価されるなんてことはよくあります。
あなたの仕事についての評価は、環境や評価する人によって全く変わるということです。
みんなで協力することをよしとする会社もあれば、馴れ合わず、個人プレーで高い成果を出すことをよしとする会社もあります。
結局のところ、無理に周囲に合わせる必要はなく、ただ周囲の環境・人を変えればいいだけです。
これは「スキルを身に付けるのは面倒」という人にも当てはまりますよ。
何も全員がスキルを身に付けて転職する必要もなく、今と同じ職種でも、環境さえ違えば、周りと必要以上に足並みをそろえることなく、黙々と仕事ができるようになる可能性もあるということです。
「仕事はできるが協調性がない」なら、環境を変えるタイミング
「仕事はできるが協調性がない」という状況は、周囲とのレベルの差によって生じます。
あなたの能力の方が周囲より高ければ、仕事は「自分のやり方でどんどん進めた方が早い」となるからです。
実際にその方が仕事は円滑に進みますが、組織で働く以上「もっと協調性を持ってほしい」のような苦言を呈されることもありますし、ワンマンプレーだと疎まれることもあるでしょう。
こういうケースは正直、あなたの能力と職場のレベルが合っていないだけということがほとんどで、もっとハイレベルな職場に移れば、能力の高い人と切磋琢磨しながら、今より更なる向上が見込めるでしょう。
情報収集におすすめの転職サイト
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まとめ:個人プレーの仕事は意外とある
企業で働く上では、協調性がなくてはダメと思われがちですが、探せば意外とあります。
特に「成果報酬」「実力主義」のような職場は、周りはみなライバルですので、完全にワンマンプレーでOKです。
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