PTOT人材バンク退会・解約方法
まずは結論から。退会方法は以下の通りです。
①サービス退会依頼に必要事項(氏名など)を入力
②PTOT人材バンクから確認のメールが来るので、それで退会完了
①サービス退会依頼に必要事項(氏名など)を入力
サービス退会依頼を開き、必要な情報を入力します。(必須と書いている部分だけでOK)
対象サービス:「PTOT人材バンク」を選択
登録時期:空白でOK
会社名:空白でOK
姓・名・メールアドレス・電話番号:間違えないように入力
退会希望理由:何でも良いが「転職取りやめ」が無難
入力し終えたら送信します。
②PTOT人材バンクから確認のメールが来るので、それで退会完了
2~3営業日程度でPTOT人材バンクから確認のメールが来ますので、それで退会完了です。
補足
退会方法は他にも「個人情報管理担当(0120-787-686)に問い合わせ」と「担当アドバイザーに直接連絡」がありますが、手間な上に心理的な抵抗が大きいと思いますので、説明は省略します。
しつこくない転職サイトに乗り換えがおすすめ
PTOTSTワーカーからの度重なる電話が退会のきっかけという方は、リハビリ職従事者からの評価が高く、しつこいという口コミもないレバウェルリハビリへの乗り換えがおすすめです。
レバウェルリハビリは、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の転職支援に特化した転職サイトです。
医療・介護業界で10年以上の転職支援歴があるレバレジーズメディカルケアが運営しており、その実績に基づいた求人提案の的確さに定評があります。希望条件に合致した求人はもちろん、好条件・高年収の職場など想定以上の職場を提案してもらえることもあります。
保有求人数自体は開示されていないものの、同社が提供する看護師転職サイトのレバウェル看護は、看護師転職サイトの中で求人数No1ということもあり、リハビリ職においても豊富な選択を期待できるでしょう。
参考:理学療法士・作業療法士からの評価が高い転職サイト
転職サイト | 総合評価 (5点満点) | コメント |
---|---|---|
1位.レバウェルリハビリ | ★★★★☆ 4.75 | 転職支援歴が豊富 好条件求人に強み |
2位.マイナビコメディカル | ★★★★☆ 4.68 | 3.6万件の求人量 選択肢を増やすなら併用もアリ |
3位.MC-介護のお仕事 | ★★★★☆ 4.43 | 介護業界専門・派遣の紹介も対応 |
4位.PTOTSTワーカー | ★★★★☆ 4.41 | 求人数1.8万件 サポートがかなり積極的 |
5位.PT/OT人材バンク | ★★★★☆ 4.36 | こちらもサポートに力の入った転職サイト |
6位.ジョブメドレー | ★★★★☆ 4.18 | 自分で探して応募する求人サイト(直接応募) 勤続支援金アリ |
7位.コメディカルドットコム | ★★★☆☆ 3.91 | こちらも直接応募の求人サイト |
PTOT人材バンク退会時の個人情報の扱い
個人情報は、退会手続き後、当社規定に従い処分するとのことです。
サービス提供の完了などで必要のなくなった個人情報につきましては、当社の規程に従い処分いたします。
株式会社エスエムエス個人情報保護方針より
PTOT人材バンクを運営する株式会社エスエムエスはプライバシーマーク取得企業(個人情報の扱いが適正であると第三者に認証された企業)なので、漏洩・悪用の心配はないと考えて良いでしょう。
どうしても即座に抹消してほしいという方は、少々面倒ですが、別途申請が必要です。(下記窓口まで、個人情報削除依頼の連絡を行う)
株式会社エス・エム・エス 個人情報管理事務局
PTOT人材バンク個人情報保護方針より
privacy@bm-sms.co.jp
ここまでやる人はほとんどいませんが、念のための説明でした。いずれ削除されますし、漏洩や悪用の心配は限りなく低いので、別にこの対応はしなくても問題はないと思います。
他のサイトで「個人情報は2年間保存されると法律で定められている」と記載されているものもありますが、これは誤りです。
厚生労働省「職業紹介事業の運営」によると、2年間の保存が定められているのは「手数料管理簿(転職が成功した時に施設がいくら手数料を払ったかを記載するもの)」のみで、利用者の個人情報は対象外です。
転職サイトは利用者からの申し出があった際は個人情報を抹消する義務があります。
PTOT人材バンク退会前に確認すること・注意点
PTOT人材バンクを退会する前に、念のため以下の項目を確認してください。
選考中の施設があれば、PTOT人材バンク宛に辞退の連絡
選考中の施設があるなら、退会前に選考辞退の連絡を入れておきましょう。※連絡先はPTOT人材バンク担当者宛て
PTOT人材バンク担当者から了承の連絡が来てから退会手続きに進んでください。
特に面接の日程調整をしていた場合は、辞退の連絡は必須です。
選考辞退はLINE・メールなどいつもの担当者との連絡ツールでOK(テンプレ文)
お世話になっております。○○です。
諸般の事情により○○施設の選考を辞退したく連絡しました。
日程等ご調整いただいたにもかかわらず、誠に申し訳ございません。
何卒よろしくお願い申し上げます。
本当に退会して大丈夫か最後に要確認
PTOT人材バンクを退会すると登録情報や選考履歴が全て消えてしまうので、本当に退会すべきかを今一度確認してから手続きを行ってください。
- 転職が決まった
- 転職活動を休止、中止することになった
- 担当者とのやり取りが疎遠になった(転職活動は継続)
- 担当者が合わなかった(転職活動は継続)
- 良い求人を紹介してもらえなかった
太字箇所に該当する方は、改善の余地があるかもしれません。
担当者とのやり取りが疎遠になった(だんだん求人紹介されなくなった)
担当者とのやり取りが疎遠になる原因は、転職意欲が低いと判断されることです。
担当者に「転職する気がなさそう」と思われると、求人紹介やサポートを後回しにされてしまいます。
なぜなら、PTOT人材バンクは理学療法士の採用が決定することで、施設から成果報酬をもらうビジネスモデルなので、転職する気がなさそうな人に時間を割くことができないからです。
以下の項目に当てはまると、転職意欲が低いと判断されます。
- 求人紹介に対して無反応
- 初回会員登録時に「まずは情報収集」を選択した
- エントリーするかしないか、といった必要事項連絡が遅い
上記3つが代表的なパターンですが、特に「求人紹介に対して無反応」が一番よくあります。
求人紹介はLINEやメールで届くので、確認だけして微妙ならスルーしてしまいがちですが(メルマガのような感覚)、本来はその都度「この求人のどこが希望に沿わないか」を一言添えて返信するのが理想です。
そうすればだんだんと紹介の精度は上がりますし、担当者も「転職意欲が高い」と思うようになります。無視してしまうと、求人紹介の頻度も落ちていきます。(リアクションの無い相手に連絡し続けるのもつらいものですからね…)
PTOT人材バンクの担当者に一度こちらから連絡してみることで、改善が見込めるかもしれません。
担当者が合わなかった
担当者の知識・対応から「なんとなく信頼できない・相性が悪い」と感じたら、担当者変更で改善する可能性があります。
「PTOT人材バンクの担当者」といっても業界知識や対応のレベルは千差万別です。
施設でたとえるなら、患者さんから見れば「○○施設の理学療法士」と一括りに見えていても、実際は仕事ができる超ベテランもいれば、いつまでも要領を得ない新人もいますよね。
それと同じで、担当者のスキル・技量によって、サポートの満足度が変わってしまうというのが正直なところです。コミュニケーションコストのかかる下手な新人キャリアアドバイザーが担当になってしまえば、「本当に信頼して大丈夫?」と思っても不思議ではありません。
たまたまそういった担当者に当たった可能性もあるので、一度サポート窓口から担当者変更を依頼してみるのもおすすめです。
良い求人を紹介してもらえなかった
希望条件を伝えたものの、紹介された求人が微妙なものばかり…であれば、他の転職サイトを使いましょう。
「担当者が的外れな提案をしてくる」というのはよくある不満ですが、これは担当者のレベルが低いからではありません。PTOT人材バンクで扱っている求人の中に、あなたの希望に合致するものがないことを意味します。
というのも、求人紹介は基本的に①担当者が希望条件をデータベースに入力し、②出力されたものを担当者がチェックして紹介、という流れで行うからです。データベース上でヒット0件、ということもよくあります。
その場合、担当者は”限りなく条件に近い求人”を紹介してくれますが、給与や仕事内容を大きく妥協したものになるはずです。
紹介できる求人があるかどうかは、その転職サイトが保有している求人数次第なので、別のサイトへの乗り換えを試してみることをおすすめします。
よくある質問
転職サイトに関する質問
転職サイトとは?
人材を採用したい病院と求職者をマッチングさせる人材紹介サービスです。以下のことをしてくれます。
- 非公開求人の紹介
- 病院への推薦(プッシュ)
- 選考対策(書類添削や面接回答のアドバイス)
- 給与交渉
- 面接日時の取り決め代行(便利!!)
求職者側に費用は一切かかりません。「今すぐ転職するつもりはないけど、情報収集のために使う」という方も多いです。
転職サイトはなぜ無料?
転職サイトは病院からお金をもらうビジネスモデルだからです。
病院に人材を紹介し、病院からの手数料を収益としています。なので求職者は完全無料で利用できるのです。
またそもそも人材紹介事業では、一般の求職者からお金をもらうのが禁止されています。
転職サイトを使う流れは?
以下の流れで進んでいきます。
- 会員登録
- 登録確認の電話と初回面談の日程調整
- 初回電話面談(ここで希望条件を伝える)
- 求人紹介が届く
- 気になる求人にエントリー
- 選考を受ける
気になることや疑問点があれば適宜質問できます。また、書類作成のアドバイスなどももらえます。
登録不要で検索から応募できる転職サイトは?
登録不要で応募までできる転職サイトはありません。
転職サイトは使わない方がいいと言われるのはなぜ?
転職サイト経由での採用を渋る病院もあり、結果的に選考で不利になるケースがあるからです。転職サイトを経由すると紹介料が発生し、病院側は金銭的な負担が生じます。人材採用にかけるお金がない、というお財布が危ない病院では、転職サイトというサービス自体に嫌悪感を持っている採用担当者もいます。
とはいえ、転職サイトを利用しないと選択肢がかなり絞られるのも事実。もはや転職サイトを使わずして求人を探すのは難しいと思います。
転職サイトを使っていることは病院にバレる?
バレることはまずありません。病院側は応募していない求職者情報を見れませんし、信用が命の人材紹介業は何より個人情報の扱いを徹底しているためです。
転職サイトではなく、スカウト型求人サイト(ジョブメドレーなど)であっても、ブロック機能がついているので、しっかりと対策していればバレることはないでしょう。
LINEでやり取りできますか?
できます。というより、大手サイトはLINEでのやり取りが主流です。
LINEを知られるのが嫌な場合は、メール・SMSメールでも問題ありません。
看護師転職サイトの断り方は?
転職サイトからの連絡が面倒になり、利用を断りたい場合は、以下のような文面で一報入れましょう。
いつもお世話になっております。〇〇です。
諸般の事情につき、転職活動を一時休止することとなりました。今後の求人紹介は不要で、転職活動を再開する際には、改めてこちらから連絡させていただければと存じます。よろしくお願いいたします。
転職サイトを使うデメリットは?
転職サイトは求職者の内定が決まって収益が出る仕組みなので、一部の悪質なエージェントに当たってしまうと、とにかく応募しましょう、と急かされることがあります。
転職の希望や軸が明確ならきっぱりと意思表示できると思いますが、押しに弱い人やエージェントが正しいと思いこんでしまう人は、本当は希望していない病院に応募してしまうこともあります。
転職サイトを利用する際には、希望条件や譲れない条件、NG条件などを明確にしておき、希望に沿わない求人は応募しないことが重要です。
看護師転職サイトを使うメリットは?
以下のようなメリットがあります。
- 「何から初めて良いか分からない状態」からスタートして、転職成功までたどり着ける
- 腕の良い担当者なら、良い求人を見繕ってくれる
- 主体的に動かなくても、転職活動が半自動的に進む
- 選考落ちの理由が分かるので、看護師としての市場価値と改善点が分かる
- 採用担当者にプッシュしてくれる(転職成功すれば収益になるため)
- 選考の日程調整を代行してくれる
正しく選べば、デメリットよりもメリットの方が大きいです。
転職サイトを使う際の注意点は?
以下の点は必ず意識してください。
- 担当アドバイザーに頼りきりになりすぎない
- 複数のサイトから同じ病院に応募しない
- 求人情報は自分で目でしっかり確かめる
特に担当アドバイザーを全面的に信用してしまう人も多いのですが、あくまで「求人を紹介してくれる人」に過ぎません。アドバイスも客観的に見えて、自社経由での採用につながりそうなバイアスがかかっていることがあるので、あくまでアドバイスは参考程度に聞き、最後は自分で判断する姿勢が欠かせません。
転職サイトに断られることはある?
利用対象外の場合は、断られることがあります。例えば、地方に住んでいて紹介できる求人がほとんどないケースです。
また、あまりに短期離職を繰り返していたり、ブランク期間が長すぎたり(20年以上など)する場合は、「紹介できる求人はありません」とやんわり断られることもあります。
転職サイトの選び方は?
複数まとめて登録し、最初のキャリア面談で「信頼できそう」と感じたところをメインで使うのが賢いやり方です。
転職サイトのサービス内容は、どれも求人紹介・選考対策・日程調整代行・年収交渉代行の部分は同じです。(利用無料でサービス内容に差がないので、エージェントは差別化が難しい業態)
そこで転職サイトは、「どのサービスか」よりも「誰に担当してもらうか(担当エージェント)」が重要なので、まずは比較検討してみることをおすすめします。
お祝い金はある?
原則、ありません。お祝い金制度は2021年に法律で禁止されました。
しかし一部の求人広告型転職サイト(ジョブメドレーなど)は、禁止対象ではありません。なので、「勤続支援金」という形でお祝い金を贈呈しているサイトもあります。
看護師転職サイトのトラブル事例は?
以下のようなトラブルが想定されます。
- 情報のズレ(転職サイトの情報伝達ミス)
- 重複で応募が進んでしまう
- 担当者との相性が最悪
- 担当者の業界知識が不足している
また、悪質な転職サイトでは以下のようなケースも報告されています。
- 連絡があまりにしつこい
- 着信拒否しても別の番号からかかってくる
- いざ働いてみると聞いていた話と違う(嘘・騙された)
- 退会したのに連絡が来る(個人情報が削除されていない)
- 勝手にエントリーされた
看護師転職サイトで内定が決まった後に辞退しても良い?
もちろん構いません。以下のような連絡を担当者にしておけば大丈夫です。
先日内定をいただきました○○病院ですが、内定を辞退させていただきたく存じます。
せっかくサポートしていただいたのにも関わらず、このような結論となってしまい、大変申し訳ございませんが、何卒よろしくお願い申し上げます。
看護師転職サイトはしつこい電話がくる?
看護師転職サイトは登録すると確認の電話がくるのですが、そのことを知らずに無視すると、何度かしつこめに電話がきます。
なぜなら確認の電話に出ない限り「仮登録」の状態が続いてしまうからです。
その電話に出れば、あとは連絡手段をLINEやメールに設定できるので、しつこい電話がくることはありません。
転職サイトは新人看護師でも使って良い?
全く問題ありません。新人となると紹介できる求人の幅は狭まりますが、それでも今後のキャリアを見据えた職場を提案してくれます。
新人だからといって利用を断られることはありません。
看護師転職サイトの非公開求人とは?
転職サイトの求人検索欄に掲載されていない求人のことです。
会員登録すると紹介してもらえるようになります。
看護師転職サイトの紹介料はどれくらい?
採用が決まった看護師の年収の20%ほどが相場です。
なので例えば年収500万円の看護師を採用すると、病院は転職サイトに100万円ほど支払います。
看護師転職サイトを使わないで転職する方法は?
以下のやり方があります。
- 病院に直接問い合わせて応募
- ハローワークの活用
- eナースセンターの活用
転職サイト以外だと、eナースセンターがおすすめです。都道府県看護協会が行う職業紹介で、転職サイトと同じように専門員に相談しながら仕事を探せます。
復職者向けの研修なども行っているので、ブランクがある方にもおすすめです。
会員登録不要の看護師転職サイトは?
求人をとりあえず見てみる、くらいならどのサイトでもできます。
しかし、会員登録不要で応募まで可能なサイトはありません。また、多くのサイトでは求人詳細を見る際も会員登録が必要になります。
転職サイトとハローワークはどちらを使うべき?
転職サイトの利用をおすすめします。なぜなら、ハローワークは「情報が虚偽だった」といった報告が多く、また制度も古いため求人が探しづらいからです。ハローワークで仕事を探す人はだんだん減っています。
転職サイトに登録するのは退職してからの方がいい?
在職中からで構いません。というより、働きながらの転職活動を効率的に進めるためにこそ、転職サイトは使った方が良いです。
求人を探す手間が省けて、病院とのやり取りを全て代行してくれるからです。極端に言うと、決められた日に面接に行くだけで済みます。
リクルート社が手掛ける看護師転職サイトはある?
現状、ありません。リクルート社は看護師系のサービスを一切手掛けていないようです。
※リクルート社の転職サービス「リクルートエージェント」「リクルートダイレクトスカウト」は、ビジネスパーソン向けなので、看護師の求人はほぼありません。
看護師転職サイトの利用率は?
公益社団法人全日本病院協会が行った調査では、医療機関の73.5%が転職サイト(紹介会社)を利用している、との回答が確認できます。(「病院の人材紹介手数料」に関するアンケート調査)
看護師転職サイトで「情報だけ教えてもらう」はアリ?
可能です。転職サイトは「少し気になる」くらいの温度感でも利用できます。
情報だけ聞いて応募は直接する、というのもできなくはありませんが、後々のトラブルを考えると避けたいところです。
看護師転職に関するよくある質問
最初の転職は看護師何年目くらいが良い?
理想を言うと、5年目以降がベストです。それくらいの年数であれば、転職時に技術・経験を懸念されることも少ないでしょう。
5年目未満だと、決して転職が難しいというわけではありませんが、年数が低いほど(特に1~2年目)難易度は高まります。
おそらく3年目辺りで転職を考える方が多いと思いますが、絶妙なラインで、これまでの経験と技術に次第でサクッと転職できたり、一方全然決まらなかったりということもあります。
この場合は転職するしないは置いておいて、一旦転職サイトに相談してみて客観的な判断をあおぐのが良いと思います。
転職がすぐ決まる人と決まらない人の違いは?
経験やスキルのある無しはもちろんですが、転職活動の進め方に違いがあります。
すぐ決まる人は、複数の病院を併願して短期集中型で選考を受けている人が多いですね。モチベーションも下がりませんし、情報収集や選考対策も集中的に行えます。
対して、なかなか決まらない人は一つの施設を受けては不採用になり、そこから次選考を受ける病院を探す…といった進め方をしていることが多いです。
転職回数はどれくらいまでなら選考に影響しない?
年齢によりますが、20代なら1回まで、30代以降は3回までならそれほど不利にならないでしょう。
特に30代以降だと、家庭の事情でいったん看護の現場を離れたり、数年経って復帰したりと、退職やブランクが発生するのは当たり前なので、それほど回数を懸念されることもないと思います。
10回以上転職する看護師もいるらしい?
かなり少数ですが、まれにいらっしゃいます。
ですが、「配偶者の転勤」のような家庭の事情が重なったり、パートや短期の派遣をメインにしていたりすれば、それくらいになっても不思議ではありません。
転職時もしっかりその背景を伝えられれば、大きなデメリットになることはないでしょう。
辞めたいと思った時、まず部署異動はアリ?
もちろんありです。異動できるのであれば、辞めないに越したことはありません。
看護師の意向によって異動が実現するケースは多いので、まずは直属の上司に相談してみてください。
転職したのにすぐ辞めるのはアリ?
推奨はしませんが、入職前とのギャップが到底埋められないなら辞めても良いと思います。
次の転職活動のハードルはやや上がるものの、退職理由をしっかり論理的に伝えられれば大丈夫です。
例えば、「入職前と条件面の違いがあった」「業務内容でギャップがあった」などであれば、それほど致命的な退職にはなりません。
転職におすすめの時期はいつ?
1~3月は求人が増えるのでおすすめの時期となります。
年度末に退職する看護師の代わりを確保したい病院が増えるからです。
次に求人が多いのが10月になります。
面接ではどんなことを聞かれる?
面接で頻出の質問は以下の通りです。
- 自己紹介
- 志望動機
- 転職の理由
- これまでの経験(業務内容)
- 長所と短所
- 看護観について
- 希望する配属先とその理由
- 夜勤や残業はどれくらい対応可能か
内容というより、いかに分かりやすく的確に伝えられるかがポイントですので、事前に回答を用意しておきましょう。
面接時の服装は?
上下セットのスーツか、ジャケット&パンツスタイルがベストです。
白ブラウスなどを合わせたフォーマルとカジュアルの中間くらいが好ましいでしょう。
皆何を基準に転職先を決めている?
以下の基準で選ぶ方がほとんどのようです。(多い順)
- 希望する仕事内容か
- 勤務時間と勤務日数
- 通いやすい
- 収入
- 職場の雰囲気
職場の雰囲気も大事ですが、入職前はなんとなくしか分からないので、あまり重視しない方が良いでしょう。
病院・クリニック以外だとどんな職場がある?
以下のような職場が選択肢に入るでしょう。
- 訪問看護ステーション
- 介護老人保健施設(老健)
- 介護老人福祉施設(特養)
- デイサービス
- 養護教諭(保健室の先生)
- 看護学校の教員
- 学校看護師
- 保育園、幼稚園
- 児童福祉施設
- 保健センター
- 障がい者支援施設
- 治験コーディネーター
- 献血ルーム、献血バス
- 健診センター・検診センター
できるだけ楽な診療科で働きたい
業務負担の観点でいうと、眼科・耳鼻科・皮膚科・整形外科・泌尿器科、あたりが負担が少ないです。
反対に大変な診療科は、ICU・施術室・精神科などです。
できるだけ給料の高い病院で働きたい
給料が高い病院には、以下の特徴があります。
- 病床数が多い
- 国立・公立病院や公的医療機関
- 二次救急指定病院
- 都市部の私立大学病院
- 大手企業のグループ会社が運営している
- 私立学校法人や社会保険関係団体が運営している
- 郊外の療養型病院
※転職サイトマイナビ看護師に掲載された求人で、給料の高い順で掲載されている病院を抽出し検証
一般企業への転職するには?
看護師資格を活かすなら、以下のような職場があります。
- 医療機器メーカーの営業
- 医療系のコールセンター
- 治験コーディネーター
- 臨床開発モニター
これ以外にも、医療分野でサービスを提供している会社などであれば、経験を活かしながら総合職・一般職での入社も可能です。
夜勤がなくなり手取りが下がりやすいのがネックなので、ビズリーチのような年収高めの求人をメインに扱う転職サイトを使うのがおすすめ。一般企業転職を経験した看護師からの評判も上々です。
転職ではなく、資格取得で給料あげたい
給料をあげる一番簡単な方法が転職であり、例えば「認定看護師」「専門看護師」などの資格で給料アップは困難です。
病院の6割は「認定看護師」「専門看護師」などの資格を持っていても、手当などは特に存在しないからです。
ただ特定の専門領域の資格(例えば循環器内科で”心臓リハビリテーション指導士”の資格を取るなど)であれば、キャリアアップによる昇給も可能性があります。
ブランクが長くて不安
ナースセンターの復職者支援研修に参加し、知識・技術を学びなおしておくと安心です。
以下のような研修を無料で受けられる制度です。
- 最近の医療看護動向に関する講義
- 電子カルテの操作方法
- 採血・注射の演習
- 急変対応
- 与薬に関する講義
面接時でもその旨を伝えることで、病院側の懸念も払しょくされるでしょう。
アンケート取得に関して
理学療法士向け転職サイトは、アンケートを取得し、その結果をもとにおすすめを選定しています。
調査期間
2023年3月~継続中
当メディアでは、転職サービス(転職エージェント、人材紹介会社)を利用した方向けのアンケートを実施しています。あなたが過去に転職サービスを利用した経験があれば、ぜひご協力ください。