獣医の年収が低いと言われる理由は、初任給が低く、かつ大学を卒業するのが遅いことで、周囲よりも相対的に年収が低いタイミングがあるからです。
しかし獣医師の年収は公的データを参照すると、決して低くはなく、むしろかなり高い部類に入ります。動物病院は自由診療ですし、ペット市場は拡大傾向なので、将来は暗くはないでしょう。
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獣医師の平均年収【最新版】
2023年に発表された賃金構造基本統計調査によると、獣医の平均年収は686万円です。
平均年収:6,866,200円
(決まって支給する現金給与額 494,700円 × 12 + 年間賞与929,800)
※調査対象の平均年齢37.8歳 / 勤続年数7.3年
全職種の平均年収は443万円なので、高い部類ではあります。ただ、獣医になるまでにかかる期間やお金、そして仕事内容を加味すると、確かに低いと言えるところも多いかと思います。
獣医の年収が低いと言われる理由
一般的な給与よりも高収入の獣医の年収が低いと言われる理由は、若いうちは周囲より相対的に年収が低いからです。
獣医師の年収は680万円ほどですが、これは40歳間近になってようやく到達できます。それまでは一般的な企業と同じくらいか、若いうちはそれより低くなるはずです。
実際に東京大学「獣医学履修者の進路」内では、次のように記されています。
収入(公務員並み、あるいはそれ以下)、初任給で年収250~400万円、30歳代前半でも年収500万円に届く獣医師は希
獣医学履修者の進路:現状分析と課題
獣医師は国家資格ではあるものの、年収水準はそれほど高くないと言われており、若いうちは公務員や一般企業と同じくらいです。
しかも、獣医師が働き始めるのはストレートに卒業して、25~26歳から。そもそも獣医学部の6割は浪人生と言われており、実際のところ20代後半から働き始めることになります。
20代後半というと、同世代は社会人3~4年目。昇給はもちろん、早い人なら役職についていたり、転職をして給与を上げたりする年齢です。
周囲の同世代は300万円代後半~400万円台の年収を稼いでいるタイミングで、初任給の年収200万円台後半くらいとなると、それは「年収が低い!」となっても当然です。
獣医関連以外の友人・知人と会った時ほど、その差を顕著に感じられるでしょう。
とはいえ、それも若いうちだけで、経験を積むごとに年収は上がっていきます。前述のデータを見る限り、30代後半くらいになったころには、周囲よりも高収入になります。
獣医師の年収が低いのは最初だけ
くり返しになりますが、獣医師の年収が低いのは最初のうちだけと考えておいて良いでしょう。
動物病院は自由診療なので、職場によって給料水準は違い、転職で年収を上げられる
獣医師の治療は独占禁止法により自由診療と定められているので、治療費は病院によって異なります。
当然、利益も病院によって違い、獣医師に還元される金額も差が生じます。
どこに就職するか、どこに転職するかで年収は大きく違ってきます。
獣医師のニーズは増える一方
ペット市場は拡大傾向にあり、当然ペットを治療する獣医師のニーズも高まっていきます。需要のある職種は年収水準が上がっていくものなので、将来的にみても上昇していくと考えて良いでしょう。
実際に令和元年度の獣医師の年収は631万であり、ここ数年で上がっていることが分かります。
ちなみにペット市場は、ここ6年で1.2倍ほどに拡大しています。
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対象
獣医師 / 獣医学生(2024年卒・6年生)
エリア
全国
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