ナースではたらこは、保有案件の85%がクリニック求人なので、大前提、クリニック転職希望者向け。クリニック求人数は多く、さらに「非常勤」でも対応を後回しにされにくいというのは他のサイトにはない唯一無二のメリット。2022年度のオリコン満足度調査では1位になっているので、クリニック求人の選択肢を増やすなら登録しておいても損はない。
ただ、求人数でいうと断トツのレバウェル看護 (全国対応で求人数14万件以上)と併用した方が無難。レバウェル看護の口コミはこちら。
ちなみにナースではたらこは、当メディアが口コミをもとに選定したランキングでは2位。
ナースではたらこの口コミ評判まとめ
ナースではたらこの高評価口コミ
クリニック転職・求人に関して
いくつか利用しましたがナースではたらこは対策をたくさんしてくれたり対応がとても良かった印象でした!!今の美容クリニックはナースではたらこを利用して内定頂きましたよ!
https://twitter.com/naaatsu_o2/status/1629525292116250625
私はマイナビ看護師とナースではたらこに登録してマイナビから1個、はたらこから2個クリニック紹介してもらって、全部内定もらいました!
https://twitter.com/xoO_rin_Oox/status/1091299843836760064
担当者の対応に関して
ナースではたらこ、私の担当の方がとても良い人でサクサク話が進み転職先が決まりました
https://twitter.com/curry_disciple/status/1293670227251585024
ナースではたらこの低評価口コミ
担当者の対応の悪さに関して
ナースではたらこ登録してみたけど担当が半笑いで話してくるのでキレそう
https://twitter.com/epieggplant/status/1387172228131745792
ナースではたらこ担当変わって名前送ってから既読無視なんだけど
https://twitter.com/satumaimo_Ns/status/1482263404396310532
ナースではたらこ連絡不要って言ってるのに何回も電話かけてくるし、謝る時に絵文字使ってくるのも腹立つ
https://twitter.com/LdMQWMEovmDhbk2/status/1682325770360995840
ナースではたらこっていう転職サイト登録したけど、まだ転職迷ってるって伝えたら「では今のところご利用はないということでよろしいですね?」って言っていつの間にか秒で電話切られてた
https://twitter.com/mADCtfsjxzNND8q/status/1268883482513571842
まず前提として、ナースではたらこはサイトの規模・運営歴の割に口コミが少なく、不人気めの転職サイト。求人のほとんどがクリニックなので、高評価は主にクリニックへ転職した方から「満足できた」という口コミ。
ただ一方で、担当者の対応についてはネガティブな口コミが目立つ。「半笑いで話す」「既読スルー」などビジネスパーソンとして最低限の振る舞いができていない体験談も。対応への高評価口コミが多いレバウェル看護と比べたら、正直微妙な様子。
低評価口コミからデメリットはないか検証
口コミをもとに、ナースではたらこのデメリットとなり得る点はないか検証しました。
①クリニック転職以外には不向き
ナースではたらこの致命的なデメリットは、クリニック以外には向いていない点です。
サイト検索は求人ではなく施設が出てくる仕組みなのですが、そのうち現在募集中の求人は約1.1万件、その85%がクリニック求人です。
しかもサイト上は現在募集されているか定かではない病院も掲載されているので、実数はもう少し減ってしまうと思われます。
クリニック転職なら使えますが、それ以外の方は病院求人数が多いと評判のレバウェル看護の方がおすすめです。(病院求人数は2.5万件以上)
②ブログ・ネット記事で推されている「逆指名制度」は全く意味ない
ナースではたらこの特徴を解説するブログで頻出するのが「逆指名」という単語です。表向きの説明としては、「求人募集が出ていなくても、働きたい病院があれば看護師側から指名できる」というものですが、これは全く価値がありません。
それどころか、逆指名制度でエントリーすると採用確率が下がってしまうという致命的なデメリットがあります。
なぜなら、病院からすると余計なコストがかかるからです。直接応募してくれればタダで採用できるのに、わざわざ転職サイトを介して問い合わせされると、病院側は転職サイトに利用料を払う必要が出てきます。当然、採用のハードルも上がります。
気になる病院があれば、直接問い合わせましょう。直接問い合わせでエントリーすれば、病院側は転職サイトに利用料を払わなくて済みますから、その分採用のハードルも低くなります。
詳しい仕組みは「看護師転職サイトの逆指名求人制度とは?」で図解をまじえて解説していますが、逆指名求人があるからという理由でナースではたらこを選ぶのは避けましょう。わざわざ自分から不利になりにいくようなものです。
③サポートの積極性はないのに、求人案内のメールは多い
口コミにも「転職迷ってるって伝えたら”では今のところご利用はないということでよろしいですね?”と言われて速攻電話切られた」「既読無視」という内容のものがありましたが、ナースではたらこは他サイトと比べて、サポートの積極性がかなり低いです。
転職サイトは一般的に、転職意欲が高い看護師ほど積極的にサポートし、迷っている状態の人は後回しにされがちですが、その傾向が顕著ですね。
では放置されっぱなしかというとそうでもなく、求人案内のSMSメールはかなりしつこいとの口コミが目立ちます。電話はほとんどかかってこないのでその点は良いですが、「積極的にサポートしてくれるわけではないのに、ショートメールはたくさん届く」というちぐはぐな状況になりやすいようです。
ナースではたらこならではのメリット・強み
ナースではたらこは対応・求人数ともに、可もなく不可もなくといった転職サイトですが、以下のような”ナースではたらこならではの強み”もあります。
①クリニック・夜勤無しの職場探しなら断トツでおすすめ
前章で軽く触れましたが、ナースではたらこで扱っている求人の85%はクリニック・診療所です。もはやクリニック特化型の転職サイトと言っても良いかもしれません。
他サイトだとどれだけ多くても、クリニック求人は全体の15~20%程度。そういった背景もあって、クリニックは求人を見つけるのもなかなか至難の業です。
「病院の働き方は疲れた」「夜勤無しの職場に転職したい」といったニーズであれば、選択肢はかなり増えるでしょう。
また、非常勤の求人探しにもおすすめです。他サイトでは割と対応を後回しにされやすいのですが、ナースではたらこはそういった不満口コミも特になく、柔軟に対応してくれると思われます。
②オリコン満足度調査No1の実績あり(2022)
ナースではたらこは、2022年度オリコン満足度調査でNo1を獲得した実績があります。
実際の利用者851人を対象にした調査で、ナースではたらこの総合得点は70.0点。「利用のしやすさ」「紹介案件」部門でも1位を獲得しています。
ナースではたらこ
https://career.oricon.co.jp/rank_shoukai/nurse/2022/
登録時から就職まで一人の担当の人が専任でついてくれる。就職後のアフターフォローもあって安心できた。(30代/女性)
第三者機関の客観的な指標で評価されているという点も強みの一つです。
③非常勤求人も豊富
一般的な転職サイトの場合、非常勤希望者は対応をやや後回しにされやすい傾向にありますが、ナースではたらこはその心配なく、非常勤でも柔軟に対応してくれます。
④問い合わせ24時間対応
ナースではたらこの問い合わせ窓口は、24時間受け付けています。急いで何かを確認したいときや、すぐに折り返しの連絡がほしいときなど、常に問い合わせできる状態なのは安心です。
とはいえ、あくまで問い合わせ窓口であり、担当アドバイザーに24時間いつでもつながるわけではないので、あまり活用する機会はないかもしれません。
ナースではたらこがおすすめな人【結論】
口コミを見る限り、ナースではたらこは以下に該当する方におすすめです。
- クリニック転職希望
- 非常勤の求人探し
登録から転職サポートまで全て無料なので、上記に該当する方は利用してみてください。
以下に該当する方は別の転職サイトが向いています。(ナースではたらことの併用もおすすめ)
- 担当者のサポートも重視したい
- 病院/施設への転職希望
病院/施設への転職希望の方は、求人数最多のレバウェル看護 (全国)かマイナビ看護師(関東・関西・東海+広島/福岡)を選ぶのが良いでしょう。レバウェル看護はオリコン満足度調査の「担当者の対応部門」で1位を取った実績があります。
上記の転職サイトについては、以下で詳細を解説します。
レバウェル看護|病院求人数が最多、キャリアアップ転職におすすめ

- 公開求人だけで14万件超え、業界トップレベル
- 地方でも豊富な選択肢が手に入る
レバウェル看護(旧・看護のお仕事)は、14万件以上の公開求人数を誇る看護師転職サイトです。
求人数はここで紹介するサイトの中でトップクラス、求人数が10万を超えるサイトはレバウェル看護以外になく、まさに桁が一つ違います。掲載求人のほとんどが病院求人なので、キャリアアップ転職に向いています。
サポートエリア全国なので、地方の看護師さんでも利用可能です。14万件以上の求人を扱っていますので、地方であってもよほど難しい条件を指定しない限り、「求人がない」ということはないと思います。
オリコン満足度調査(2022)「担当者の対応」部門・「紹介案件の質」部門で第1位の実績があるおすすめのサイトです。
【公式】https://kango-oshigoto.jp/
おすすめ年代 | 20~40代 |
エリア | 全国 |
LINEで連絡 | ◎ |
マイナビ看護師|求人のバランスの良さが好評

- 求人のバランスが良く、選択肢を広げるには最適
- 未経験歓迎など、若手向けの求人を多く扱う
マイナビ看護師は、求人のバランスの良さに強みのある転職サイトです。求人数は5.5万件と転職サイトの中でも多い部類で、病院・クリニック・施設などバランスよく扱っています。美容クリニックなど他のサイトでは見つかりにくい求人でも、比較検討に十分な量が掲載されているのもポイントです。
また20~30代からの高評価口コミが多く、求人の3割が未経験歓迎。若年層のキャリアチェンジに最適な転職サイトです。
おすすめ年代 | 20~30代中盤 |
エリア | 東京・神奈川・千葉・埼玉・北海道・愛知・三重・岐阜・大阪・兵庫・京都・広島・福岡 |
LINEで連絡 | ◎ |
よくある質問
転職サイトに関する質問
転職サイトとは?
人材を採用したい病院と求職者をマッチングさせる人材紹介サービスです。以下のことをしてくれます。
- 非公開求人の紹介
- 病院への推薦(プッシュ)
- 選考対策(書類添削や面接回答のアドバイス)
- 給与交渉
- 面接日時の取り決め代行(便利!!)
求職者側に費用は一切かかりません。「今すぐ転職するつもりはないけど、情報収集のために使う」という方も多いです。
転職サイトはなぜ無料?
転職サイトは病院からお金をもらうビジネスモデルだからです。
病院に人材を紹介し、病院からの手数料を収益としています。なので求職者は完全無料で利用できるのです。
またそもそも人材紹介事業では、一般の求職者からお金をもらうのが禁止されています。
転職サイトを使う流れは?
以下の流れで進んでいきます。
- 会員登録
- 登録確認の電話と初回面談の日程調整
- 初回電話面談(ここで希望条件を伝える)
- 求人紹介が届く
- 気になる求人にエントリー
- 選考を受ける
気になることや疑問点があれば適宜質問できます。また、書類作成のアドバイスなどももらえます。
登録不要で検索から応募できる転職サイトは?
登録不要で応募までできる転職サイトはありません。
が、ジョブメドレーやコメディカルドットコムであれば、求人検索までなら登録不要で可能です。
転職サイトは使わない方がいいと言われるのはなぜ?
転職サイト経由での採用を渋る病院もあり、結果的に選考で不利になるケースがあるからです。転職サイトを経由すると紹介料が発生し、病院側は金銭的な負担が生じます。人材採用にかけるお金がない、というお財布が危ない病院では、転職サイトというサービス自体に嫌悪感を持っている採用担当者もいます。
とはいえ、転職サイトを利用しないと選択肢がかなり絞られるのも事実。もはや転職サイトを使わずして求人を探すのは難しいと思います。
転職サイトは何社利用すべき?
2~3つ併用するのがおすすめです。求人の選択肢が増えるうえに、アドバイスがより客観的になるからです。
とはいえ、掛け持ちするかどうかは性格によります。掛け持ちするほど転職サイトとのやり取りが増えるので、例えば、
- 日常的にLINEのやり取りを溜めがち
- 決められない性格(例えば居酒屋のメニューは誰かに任せがち)
に該当する方は、掛け持ちは逆効果になることも。まずは高評価サイト1つに絞ってスタートしてみるのがおすすめです。
転職サイトを使っていることは病院にバレる?
バレることはまずありません。病院側は応募していない求職者情報を見れませんし、信用が命の人材紹介業は何より個人情報の扱いを徹底しているためです。
転職サイトではなく、スカウト型求人サイト(ジョブメドレーなど)であっても、ブロック機能がついているので、しっかりと対策していればバレることはないでしょう。
LINEでやり取りできますか?
できます。というより、大手サイトはLINEでのやり取りが主流です。
LINEを知られるのが嫌な場合は、メール・SMSメールでも問題ありません。
看護師転職サイトの断り方は?
転職サイトからの連絡が面倒になり、利用を断りたい場合は、以下のような文面で一報入れましょう。
いつもお世話になっております。〇〇です。
諸般の事情につき、転職活動を一時休止することとなりました。今後の求人紹介は不要で、転職活動を再開する際には、改めてこちらから連絡させていただければと存じます。よろしくお願いいたします。
転職サイトを使うデメリットは?
転職サイトは求職者の内定が決まって収益が出る仕組みなので、一部の悪質なエージェントに当たってしまうと、とにかく応募しましょう、と急かされることがあります。
転職の希望や軸が明確ならきっぱりと意思表示できると思いますが、押しに弱い人やエージェントが正しいと思いこんでしまう人は、本当は希望していない病院に応募してしまうこともあります。
転職サイトを利用する際には、希望条件や譲れない条件、NG条件などを明確にしておき、希望に沿わない求人は応募しないことが重要です。
看護師転職サイトを使うメリットは?
以下のようなメリットがあります。
- 「何から初めて良いか分からない状態」からスタートして、転職成功までたどり着ける
- 腕の良い担当者なら、良い求人を見繕ってくれる
- 主体的に動かなくても、転職活動が半自動的に進む
- 選考落ちの理由が分かるので、看護師としての市場価値と改善点が分かる
- 採用担当者にプッシュしてくれる(転職成功すれば収益になるため)
- 選考の日程調整を代行してくれる
正しく選べば、デメリットよりもメリットの方が大きいです。
転職サイトを使う際の注意点は?
以下の点は必ず意識してください。
- 担当アドバイザーに頼りきりになりすぎない
- 複数のサイトから同じ病院に応募しない
- 求人情報は自分で目でしっかり確かめる
特に担当アドバイザーを全面的に信用してしまう人も多いのですが、あくまで「求人を紹介してくれる人」に過ぎません。アドバイスも客観的に見えて、自社経由での採用につながりそうなバイアスがかかっていることがあるので、あくまでアドバイスは参考程度に聞き、最後は自分で判断する姿勢が欠かせません。
看護師転職サイトはパートも使えますか?
多くは常勤向けですが、ナースではたらこは非常勤希望者の登録も歓迎しています。
求人数は2,000件ほどと常勤と比較して少なくはなるものの、十分な数字でしょう。
また、非常勤であればジョブメドレー看護のような求人広告型の方が、手数料がかかりにくいので採用されやすいです。
転職サイトに断られることはある?
利用対象外の場合は、断られることがあります。例えば、地方に住んでいて紹介できる求人がほとんどないケースです。
また、あまりに短期離職を繰り返していたり、ブランク期間が長すぎたり(20年以上など)する場合は、「紹介できる求人はありません」とやんわり断られることもあります。
転職サイトの選び方は?
複数まとめて登録し、最初のキャリア面談で「信頼できそう」と感じたところをメインで使うのが賢いやり方です。
転職サイトのサービス内容は、どれも求人紹介・選考対策・日程調整代行・年収交渉代行の部分は同じです。(利用無料でサービス内容に差がないので、エージェントは差別化が難しい業態)
そこで転職サイトは、「どのサービスか」よりも「誰に担当してもらうか(担当エージェント)」が重要なので、まずは比較検討してみることをおすすめします。
お祝い金はある?
原則、ありません。お祝い金制度は2021年に法律で禁止されました。
しかし一部の求人広告型転職サイト(ジョブメドレーなど)は、禁止対象ではありません。なので、「勤続支援金」という形でお祝い金を贈呈しているサイトもあります。
看護師転職サイトのトラブル事例は?
以下のようなトラブルが想定されます。
- 情報のズレ(転職サイトの情報伝達ミス)
- 重複で応募が進んでしまう
- 担当者との相性が最悪
- 担当者の業界知識が不足している
また、悪質な転職サイトでは以下のようなケースも報告されています。
- 連絡があまりにしつこい
- 着信拒否しても別の番号からかかってくる
- いざ働いてみると聞いていた話と違う(嘘・騙された)
- 退会したのに連絡が来る(個人情報が削除されていない)
- 勝手にエントリーされた
看護師転職サイトで内定が決まった後に辞退しても良い?
もちろん構いません。以下のような連絡を担当者にしておけば大丈夫です。
先日内定をいただきました○○病院ですが、内定を辞退させていただきたく存じます。
せっかくサポートしていただいたのにも関わらず、このような結論となってしまい、大変申し訳ございませんが、何卒よろしくお願い申し上げます。
看護師転職サイトはしつこい電話がくる?
看護師転職サイトは登録すると確認の電話がくるのですが、そのことを知らずに無視すると、何度かしつこめに電話がきます。
なぜなら確認の電話に出ない限り「仮登録」の状態が続いてしまうからです。
その電話に出れば、あとは連絡手段をLINEやメールに設定できるので、しつこい電話がくることはありません。
全く電話のない転職サイトは?
ジョブメドレー看護は紹介ではなく、自分で求人を探して自分で応募するタイプの求人広告型転職サイトなので、担当者との電話はありません。
※初回登録情報の不備や緊急の連絡などで連絡が来るケースは稀にあります。
他には、メディカルスタジアムも最近誕生したばかりの求人広告型サイトです。
転職サイトは新人看護師でも使って良い?
全く問題ありません。新人となると紹介できる求人の幅は狭まりますが、それでも今後のキャリアを見据えた職場を提案してくれます。
新人だからといって利用を断られることはありません。
看護師転職サイトの非公開求人とは?
転職サイトの求人検索欄に掲載されていない求人のことです。
会員登録すると紹介してもらえるようになります。
看護師転職サイトの紹介料はどれくらい?
採用が決まった看護師の年収の20%ほどが相場です。
なので例えば年収500万円の看護師を採用すると、病院は転職サイトに100万円ほど支払います。
看護師転職サイトを使わないで転職する方法は?
以下のやり方があります。
- 病院に直接問い合わせて応募
- ハローワークの活用
- eナースセンターの活用
転職サイト以外だと、eナースセンターがおすすめです。都道府県看護協会が行う職業紹介で、転職サイトと同じように専門員に相談しながら仕事を探せます。
復職者向けの研修なども行っているので、ブランクがある方にもおすすめです。
会員登録不要の看護師転職サイトは?
求人をとりあえず見てみる、くらいならどのサイトでもできます。
しかし、会員登録不要で応募まで可能なサイトはありません。また、多くのサイトでは求人詳細を見る際も会員登録が必要になります。
転職サイトとハローワークはどちらを使うべき?
転職サイトの利用をおすすめします。なぜなら、ハローワークは「情報が虚偽だった」といった報告が多く、また制度も古いため求人が探しづらいからです。ハローワークで仕事を探す人はだんだん減っています。
転職サイトに登録するのは退職してからの方がいい?
在職中からで構いません。というより、働きながらの転職活動を効率的に進めるためにこそ、転職サイトは使った方が良いです。
求人を探す手間が省けて、病院とのやり取りを全て代行してくれるからです。極端に言うと、決められた日に面接に行くだけで済みます。
リクルート社が手掛ける看護師転職サイトはある?
現状、ありません。リクルート社は看護師系のサービスを一切手掛けていないようです。
※リクルート社の転職サービス「リクルートエージェント」「リクルートダイレクトスカウト」は、ビジネスパーソン向けなので、看護師の求人はほぼありません。
美容クリニック専門の看護師転職サイトは?
美容外科求人ガイドは比較的規模が大きめで求人数も5,000件ほどと多めです。
美容整形ジョブ!は求人数が2,000件と小規模ですが、アートメイク看護師の求人など珍しい案件も掲載されています。
看護師転職サイトの利用率は?
公益社団法人全日本病院協会が行った調査では、医療機関の73.5%が転職サイト(紹介会社)を利用している、との回答が確認できます。(「病院の人材紹介手数料」に関するアンケート調査)
看護師転職サイトで「情報だけ教えてもらう」はアリ?
可能です。転職サイトは「少し気になる」くらいの温度感でも利用できます。
情報だけ聞いて応募は直接する、というのもできなくはありませんが、後々のトラブルを考えると避けたいところです。
看護師転職に関するよくある質問
最初の転職は看護師何年目くらいが良い?
理想を言うと、5年目以降がベストです。それくらいの年数であれば、転職時に技術・経験を懸念されることも少ないでしょう。
5年目未満だと、決して転職が難しいというわけではありませんが、年数が低いほど(特に1~2年目)難易度は高まります。
おそらく3年目辺りで転職を考える方が多いと思いますが、絶妙なラインで、これまでの経験と技術に次第でサクッと転職できたり、一方全然決まらなかったりということもあります。
この場合は転職するしないは置いておいて、一旦転職サイトに相談してみて客観的な判断をあおぐのが良いと思います。
転職がすぐ決まる人と決まらない人の違いは?
経験やスキルのある無しはもちろんですが、転職活動の進め方に違いがあります。
すぐ決まる人は、複数の病院を併願して短期集中型で選考を受けている人が多いですね。モチベーションも下がりませんし、情報収集や選考対策も集中的に行えます。
対して、なかなか決まらない人は一つの施設を受けては不採用になり、そこから次選考を受ける病院を探す…といった進め方をしていることが多いです。
転職回数はどれくらいまでなら選考に影響しない?
年齢によりますが、20代なら1回まで、30代以降は3回までならそれほど不利にならないでしょう。
特に30代以降だと、家庭の事情でいったん看護の現場を離れたり、数年経って復帰したりと、退職やブランクが発生するのは当たり前なので、それほど回数を懸念されることもないと思います。
10回以上転職する看護師もいるらしい?
かなり少数ですが、まれにいらっしゃいます。
ですが、「配偶者の転勤」のような家庭の事情が重なったり、パートや短期の派遣をメインにしていたりすれば、それくらいになっても不思議ではありません。
転職時もしっかりその背景を伝えられれば、大きなデメリットになることはないでしょう。
辞めたいと思った時、まず部署異動はアリ?
もちろんありです。異動できるのであれば、辞めないに越したことはありません。
看護師の意向によって異動が実現するケースは多いので、まずは直属の上司に相談してみてください。
転職したのにすぐ辞めるのはアリ?
推奨はしませんが、入職前とのギャップが到底埋められないなら辞めても良いと思います。
次の転職活動のハードルはやや上がるものの、退職理由をしっかり論理的に伝えられれば大丈夫です。
例えば、「入職前と条件面の違いがあった」「業務内容でギャップがあった」などであれば、それほど致命的な退職にはなりません。
転職におすすめの時期はいつ?
1~3月は求人が増えるのでおすすめの時期となります。
年度末に退職する看護師の代わりを確保したい病院が増えるからです。
次に求人が多いのが10月になります。
面接ではどんなことを聞かれる?
面接で頻出の質問は以下の通りです。
- 自己紹介
- 志望動機
- 転職の理由
- これまでの経験(業務内容)
- 長所と短所
- 看護観について
- 希望する配属先とその理由
- 夜勤や残業はどれくらい対応可能か
内容というより、いかに分かりやすく的確に伝えられるかがポイントですので、事前に回答を用意しておきましょう。
面接時の服装は?
上下セットのスーツか、ジャケット&パンツスタイルがベストです。
白ブラウスなどを合わせたフォーマルとカジュアルの中間くらいが好ましいでしょう。
皆何を基準に転職先を決めている?
以下の基準で選ぶ方がほとんどのようです。(多い順)
- 希望する仕事内容か
- 勤務時間と勤務日数
- 通いやすい
- 収入
- 職場の雰囲気
職場の雰囲気も大事ですが、入職前はなんとなくしか分からないので、あまり重視しない方が良いでしょう。
病院・クリニック以外だとどんな職場がある?
以下のような職場が選択肢に入るでしょう。
- 訪問看護ステーション
- 介護老人保健施設(老健)
- 介護老人福祉施設(特養)
- デイサービス
- 養護教諭(保健室の先生)
- 看護学校の教員
- 学校看護師
- 保育園、幼稚園
- 児童福祉施設
- 保健センター
- 障がい者支援施設
- 治験コーディネーター
- 献血ルーム、献血バス
- 健診センター・検診センター
できるだけ楽な診療科で働きたい
業務負担の観点でいうと、眼科・耳鼻科・皮膚科・整形外科・泌尿器科、あたりが負担が少ないです。
反対に大変な診療科は、ICU・施術室・精神科などです。
できるだけ給料の高い病院で働きたい
給料が高い病院には、以下の特徴があります。
- 病床数が多い
- 国立・公立病院や公的医療機関
- 二次救急指定病院
- 都市部の私立大学病院
- 大手企業のグループ会社が運営している
- 私立学校法人や社会保険関係団体が運営している
- 郊外の療養型病院
※転職サイトマイナビ看護師に掲載された求人で、給料の高い順で掲載されている病院を抽出し検証
一般企業への転職するには?
看護師資格を活かすなら、以下のような職場があります。
- 医療機器メーカーの営業
- 医療系のコールセンター
- 治験コーディネーター
- 臨床開発モニター
これ以外にも、医療分野でサービスを提供している会社などであれば、経験を活かしながら総合職・一般職での入社も可能です。
夜勤がなくなり手取りが下がりやすいのがネックなので、ビズリーチのような年収高めの求人をメインに扱う転職サイトを使うのがおすすめ。一般企業転職を経験した看護師からの評判も上々です。
転職ではなく、資格取得で給料あげたい
給料をあげる一番簡単な方法が転職であり、例えば「認定看護師」「専門看護師」などの資格で給料アップは困難です。
病院の6割は「認定看護師」「専門看護師」などの資格を持っていても、手当などは特に存在しないからです。
ただ特定の専門領域の資格(例えば循環器内科で”心臓リハビリテーション指導士”の資格を取るなど)であれば、キャリアアップによる昇給も可能性があります。
ブランクが長くて不安
ナースセンターの復職者支援研修に参加し、知識・技術を学びなおしておくと安心です。
以下のような研修を無料で受けられる制度です。
- 最近の医療看護動向に関する講義
- 電子カルテの操作方法
- 採血・注射の演習
- 急変対応
- 与薬に関する講義
面接時でもその旨を伝えることで、病院側の懸念も払しょくされるでしょう。